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「ホワイトボード」はありますか? [どう受け止めたらいいのか]


「百聞は一見にしかず」と言われます。

デジタル社会になり映像を簡単に見ることができるようになりました。
だれもが現場に行くことができるわけではありませんのでこういう映像化は理解を深めるのに役立ちます。
そして、そう言う映像を見ていろいろな感想や意見を持つ方も多いことでしょう。

今回のロシアのウクライナ侵攻も映像がなかったらここまで対ロシア制裁や批判などが有効化しなかったかもしれません。

デジタル化の影響力おそるべしです。


しかし、「物事を決める」時には映像だけではなかなか決まりません。
また、「口であれこれ言っても」「印刷された紙」を見せられても深い議論にならないことも多々あります

「阿吽」の呼吸で意思決定できる人たちの間で起きがちなのは「課題の見落とし」ということ。


時々地方政治家や政治に関心が高い人の事務所を訪ねることがありますが、気になるのはそこの事務所に「ホワイトボードがあるかどうか」ということ。


政治的なテーマというのは
・とかく我田引水的になりやすい
好き嫌いに大きく左右される
ことが多いようです。

そこで起きるのは「言いたい放題」「言いっぱなし」ということ。
話の文脈を整理するのが苦手な人が多いようです。


そんな時欲しいのがホワイトボード。
「政治」的な話というのは「経済政策」と密接な関係があります。
そう言う「経済的なアプローチ」は論理的にすることが必要です。
言葉でわかるようなら苦労しません。


ある時地方議員の方から声がかかり事務所を訪問した時のことでした。
①もう少し「人」「もの」「金」で切り口を整理されたらいかがか
②「ヒト・モノ・カネ」という切り口とは別に「5W3H」という整理もなさったらいかがか
と私が申し上げると「それはなんだ?」状態です。

こういう人には口で何度言っても理解していただく可能性は低いと考えたほうがいいようです。
ペーパーはお読みにならないし。


とかく地方の政治的テーマには
思いつきのようなことが多
②そこにマスコミが提灯をつける
という流れの中で、
結果が伴わない
そのうち忘れられる
新しい話を持ち出す

こういうことの繰り返しが多く、税金だけが無駄に使われてしまうようです。

話をシンプルに理解するという点では、やはり「要点をホワイトボードにかき出す」ということから始めること、そして「絵を描きながら話を進める」ことも有意義なようです。



(参考)

1.ヒト、モノ、カネ

「ひと、もの、かね」・・・・・経営資源・経営資産のチェック
https://beniha.blog.ss-blog.jp/2008-09-29


2.5W3H

①When(いつ):時期
②Where(どこで):場所・エリア
③Who(だれが):登場人物
④What(なにを):製品・商品・サービス
⑤Why(なぜ):事情・理由

①How much(いくら):予算、採算、資金調達の方法
②How long(いつまで) :期間、寿命
③How to(どのように) :やり方、ノウハウ

「5W3Hの理論 (お絵かきの理論)」
https://beniha.blog.ss-blog.jp/2009-02-18



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