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「ふるさと納税」と「地方創生」を見直さないと税金はいつまでも足らない [どう受け止めたらいいのか]

世の中には「税金をたくさん払うのが嫌な人」そして「自分のお金を使うのが嫌な人」は多いのではないかと思います。


いつものようにざっくりとしたアバウトな議論をしてみましょう。

誰が名付けたのか「ふるさと納税」。

本来は「所得税」「住民税」の一部を「生まれ故郷」や「縁故地」支援のためにを寄付的に納税することから始まったのではなかったですか?

総務省のサイトでは、
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/policy/

多くの人が地方のふるさとで生まれ、その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。 その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った故郷の自治体には税収が入りません。

そこで、「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか」(出典:「ふるさと納税研究会」報告書)、そんな問題提起から始まり、数多くの議論や検討を経て生まれたのがふるさと納税制度です。

などと説明されています。

ところが、「ふるさと納税」で検索をすると「返礼品」紹介のサイトばかり目につきます。

①各地方公共団体(お役所)がプロデュースし、
②お役所(公務員)がマーケティングし、
③そしてお役所がいわゆる「ふるさと産品」を買い上げ、
④節税目的のお金持ちが「返礼品」を2,000円でゲットする
というビジネスモデルに過ぎないのではないでしょうか?

もはや「ビジネスモデル」というよりも「税金を回しているだけでビジネスが発生しない」ということにお気づきになられませんか?

「返礼品」製造者の所得税というものがあるにしても、あまりにも持って回った芸のない、極論すれば「やればやるほど税金が必要になる」もののような気がしてきます。



片や「地方創生」。

「一言で言えば何なのか?」はよくわかりません。


もし、「地方創生」が東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げるような政策一言で言えば「地方の暮らしを豊かにする」政策だとしたら、もう少し皆さんにはご関心高く伝わってこないといけないと思いませんか!


「まち・ひと・しごと創生総合戦略」って具体的にどんな事例があるのかご存知ですが?

私が見聞きした事例は、「自分のお金なら絶対にしない」あるいは「本来は自己資金ですべきであるようなことに税金がばらまかれているだけのような気がします


かつては「箱モノ行政」を批判された時代がありました。
この時できた「箱モノ」の中には利用状況が批判されながらも「避難所」等に活用されてるなどそれなりに活かされているものもあるようです。


今の「地方創生策」については「砂の上に水を撒くような税金の使い方」であるような気がしてくるのは私だけでしょうか?


こんなことをやっていたら、税金はいくら引き上げても足らない!




(参考)

内閣府のサイト(「地方創生推進交付金制度要綱」)によれば、

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/pdf/160420_chiiki-kouhuyoukou.pdf

〇「目的」は

地方創生推進交付金は、地方公共団体が、法第5条第4項第1号の規定により地域再生計画に記載された、まち・ひと・しごと創生法(平成26年法律第136号)第9条第1項の規定に基づき策定した都道府県まち・ひと・しごと創生総合戦略又は第10条第1項の規定に基づき策定した市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略 (以下「地方版総合戦略」という )に位置付けられた自主的・主体的で先導的な 。 事業の実施に要する費用に充てるため、国が地方公共団体に対して交付金を交付す ることにより、地方公共団体による、それぞれの地域の実情に応じたまち・ひと・ しごと創生(以下「地方創生」という )に資する事業の効率的かつ効果的な実施を図ることを目的とする。


地方創生推進交付金」とは、

法第5条第4項第1号及び第13条に基づき、地方版総合戦略に定められた自主的・主体的で先導的な事業を記載して作成した地域再生計画に基づく事業の実施に要する経費に充てるため、国が交付する交付金をいい、予算科目における地方創生推進交付金及び地方創生整備推進交付金をいう。


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「自らに厳しい」ですか? [成功した企業トップの15か条]


企業が破綻する時と言うとどんなことを思い浮かべますか?


例えば、

●販売不振
●レベルの低い商品競争力
●不良品やトラブルの頻発による収益源や顧客減
●設備投資過多による資金不足
●取引先の倒産
●借金過多

と言った直接的な原因のほか

●経営戦略の失敗
●経営における才覚不足
●人材不足

と言った企業運営上の原因もあります。


そして、手に負えないのが

企業経営者の緩さ

というのもあります。

具体的には、

〇「異性との関係」に違和感がある
〇ゴルフなどの「遊び」好き
〇「賭け事」好き
〇「夜の街」好き
〇「政治家」好き
〇「大口」が多い
〇経費の私的流用多

等々。

こんなこともありました。
ある地方都市に着任早々のことでした。

部下から「あそこは優良企業なのでぜひとも社長に挨拶しておいてください。ただし社長は超多忙なので必ず午前中にアポを取って訪問してください。午後は営業で不在ですから。」と言われる企業がありました。

確かに高収益企業の様子なので、言われたとおりにアポを取り午前中に社長を訪問したのですがどういう企業なのかわからないままこの企業を後にしました。

ある日、別の部下の社宅になっているマンションのそばを通りかかった時、傍らにこの会社の社長のベンツが停まっていることに気がついたのです。
この部下に聞くと「あのベンツは毎日午後からあるようですよ。確かある女性が住んでいる部屋に出入りされているようです。」と。。。。

ほどなく私のところには地元の企業経営者間での風評が集まるようになりました。
高収益だったのは、おそらく何かのブームで一時的に儲かった様子でした。


逆に安定的に業績が推移している企業の経営者というのは、やはり「堅実」あるいは「ストイック」という取組みぶりです。
傍から見れば「息苦しい」あるいは「泥臭く付き合えない」というタイプが多かったかもしれません。
しかし、彼らはいつも楽しそうでした
まるで「わが子の成長ぶりを見ているような」「畑の作物が育つの楽しんでいるような」ご様子でした。


私は、仕事柄たくさんの経営者からいろいろなこと教えていただきました。

多くの「成功者」に共通することはたくさんありますが、中でも極めつけは「自分に厳しい」「ストイックである」ということのような気がします。


世の中には「成功した姿」を語る人はよくありますが、「成功している人の姿」にご関心を持たれる人は少ないような気がします。

さてさて、皆様のご参考になりますでしょうか?



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「人出不足で値上げ」こそアベノミクスの真骨頂だったはず [どう受け止めたらいいのか]

昨日(17.08.28)のNHKのニュースでは、

「鳥貴族」という居酒屋さんが

「すべてのメニューを一律280円という低価格で販売してきた居酒屋チェーンの「鳥貴族」は、人手不足による人件費の上昇などでコストが膨らんでいるとして、およそ28年ぶりに価格を見直し、ことし10月に一律18円値上げすることを発表しました。」

「人手不足の影響でアルバイトの賃金などの人件費が上昇していることに加え、天候不順で野菜の仕入れ価格も上昇しているとして、ことし10月1日に、およそ28年ぶりとなる値上げに踏み切ることを決めました。」

ということを伝えていました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170828/k10011115391000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004



〇人手不足→雇用増

〇値上げ→賃金増

これはアベノミクスが目指してきたことそのものです。

「めでたしめでたし」です。



ただ、「人手不足」についていえば、

どういう業種、どういう企業で人手不足なのか明確でない。

→「3K」業種の置いてけぼりが起きる可能性がある。

※「3K」業種・・・「きつい」「汚い」「危険」の要素が入った職場。最近では「厳しい」「帰れない」「給料が安い」などのバリエーションがあるとか。

日本経済が「サービス産業」へ傾斜している懸念がある。

→サービス産業の隆盛のため「ものづくり企業」にしわ寄せが行っている可能性がある

「銀行」や「保険」などの大手企業は、ネットビジネスの普及などもあり今ほど企業数が必要なのか検証する必要がある。

・・・・・少子高齢化や人口減と言われる中、過剰企業群は「統合」を視野に入れ人材のはきだしを行う必要があります。

とかくサービス業に傾斜しがちな「地方創生」策の見直し

・・・・・結果として、公務員・準公務員が増え、人材市場でのいわばクラウチングアウトが起きているかもしれない。


そして、
「本当に人手不足なのか?」「なぜ人手不足なのか?」を自問自答するとともに、アベノミクスで想定されていたことが現に起きていることを政策面でフォローする必要があるのではないでしょうか!




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日本で一番小さな「大川村」(高知県)に移住するということ [旅紀行・県民性の謎]

全国で一番人口が少ないとか言われる高知県:大川村。
http://www.vill.okawa.kochi.jp/

※昭和35年の4,114人をピークに今では400人余りの人口だとか。。。。


そんな大川村の案内パンフレットをいただきました。

大川村は、
人口たった400人の村です。

大きなスーパーも、学習塾も、
カフェもありません。

だけども
新鮮でおいしい野菜をつくる
名人がいます。

山野草の名前や川遊びを
教えてくれる先生がいます。

縁側で、手作りの緑茶とかりんとうを
出してくれる料理上手がいます。

「何もなければ作ればいい」

と。。。。


移住」のページでは、

STEP1 「移住の目的」をはっきりとさせる

STEP2 家族やパートナーの同意を得る

STEP3 情報収集はしっかりと!

STEP4 現地に足を運び、お試し滞在してみる

STEP5 仕事や住まいを探す

 移住   移住して終わり、ではありません。




暮らす」というページでは、

コンビニやスーパーが無く、医療施設も曜日限定の診療で、決して便利な村とは言えません。
よって生活には車が必要不可欠。
車で30分ほどでスーパーや総合病院のある土佐町、1時間で西条市、1時間半で高知市にアクセスできます。


そうそう気候のことには触れてありませんでした。
冬の雪は?あるいは台風や大雨はどうなんでしょう。


きっと魅力がいっぱいの村なのでしょうが、皆さんはいかがお思いでしょうか?

こんな村で暮らしてみたいような気がしないわけではありません。



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「まんじゅう」を早くたくさん食べる方法は? [ご商売の無駄話(beni色のessay)]


そろそろ長い夏休みも終わり。
中には、宿題や課題が溜まっているお子様や学生さんもいらっしゃるのでは。。。。。?

なぜ、夏休みが始まった時にやっておかなかったのか?」と後悔しても時すでに遅し状態です。

後悔先に立たず」とはよく行ったものです。



ところで、唐突ですが、「まんじゅうを早くいっぱい食べる」にはどうしたらいいでしょうか?

私は若いころ、親睦会の幹事だったこともあり、親睦会のときにこんなゲームをやったのです。
題して「チーム対抗まんじゅう早食い競争」。

大阪に「赤飯まんじゅう」というのがあるのですが、このまんじゅうを10分間で何個食べられるかというチーム対抗戦です。

ルールは、
①各チームは5人参加します(一人でもいいです)。
②持ち時間は10分(会の進行上、何分でもいいのですが)。
③缶入りコーラも用意しておきます(まんじゅうだけならのどにつかえてしまいますから)。
④まんじゅうを1個食べたら1点、コーラ一缶を飲み干したら0.5点です。
⑤食べるのは誰でもかまいません。一人の持ち時間も自由です。とにかく10分間を5人で競って下さい。

※一人の記録を競う「個人戦」でも、5人の記録を争う「団体戦」でも特にこだわりはありません。


こういう時の優勝者は誰でしょう?

大柄のAさん? やせの大食いのBさん? グルメのCさん。。。。?

ゲームの様子を見ると、

大口で掻き込んだAさんは、早くもコーラを飲んでいます。

喉の奥に閊えて(つかえて)おなかの中に入っていかないようです。

●一番、たくさん食べたのは、小さくちぎりながら食べていたDさんでした。


みなさんも一度試してみてください(と言いたいのですが危険なのでやめた方がいいかもしれません)。

大きく飲み込もうとしたら意外にも食べられないものです
小さくちぎったほうが食べた量は確実に多くなるようです

夏休みの宿題もそうでした。
毎日少しづつこつこつとやっていないと、夏休みの終盤になってから、子供の癖に徹夜です

日々の仕事でもそうかもしれません。
一定の日を定めて(いわゆる〆日)何かをすると、その日に仕事は集中し、担当者は休みも取れません。
少しづつ毎日のルーティンワークにしておいたら、意外にも負担は軽減します。
何かの事情で翌日に持ち越すことがあっても負担は少ないです。
そればかりか、日々の仕事量が減る(平準化される)ので、新人などの仕事修得の場にもなります。

お客さんとの取引でも、大商いばかりを狙うのではなく、コツコツと安定的に売上を上げられる商品・製品を持つことが堅実経営の秘訣です。
安定商品に見守られながら、新商品を生み出していくことがビジネスを将来へつないでいくのではないかと思います。


私は題して「まんじゅう理論」と呼んでいます。

「ローマは一日にしてならず」「雨だれ石をも穿つ」などと故人は言い伝えています。
意味は微妙に違うかもしれませんが。。。。。


そういえば、私の「座右の句」を紹介させてください。

明日こそ 明日こそはと また今日も

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「こだわり」と「がんこ」 [成功した企業トップの15か条]

「私にはこだわりがある」

こだわり」。おそらく多くの経営者の方が必ずのようにおっしゃる言葉の一つです。

ただ、私には「あなたのはがんこっていうのですよ」と笑いたくなるようなこともしばしばありました。


ご商売でも、スポーツでもやり方(方法論)にこだわってばかりでゴール(結果)に無頓着な方はうまく行きません

「こだわりがある」という「がんこな人」を見ると、どうしてもっと柔軟な取り組みをなさらないのだろうか?と思うことがしばしばあります。


ゴルフをなさる方、見るのが好きな方ならご存知だと思いますが、ティーショット(最初の一打)にはどのクラブをお使いになられますか? (除くショートホール)

かなりの人が一番距離のでる「ドライバー」(1番ウッド)とおっしゃるのではないでしょうか?

ところがプロの試合とかゴルフの上手い人を見ていると、コースの形状によって使い分けていらっしゃるのです。

「スプーン」(3番ウッド)とか「3番アイアン」等々、距離を飛ばすのではなくコントロール重視のクラブ選択をなさるケースも多いようです。


ゴルフのコースというのはとてもうまく設計してあって、ちょうどボールの届くあたりに「」があったり、「バンカー(砂場)」があったり、「小川」が流れていたり、「」が迫っていたりと障害物がここぞとばかりに配置してあるのが常なのです。

※プロはアマよりも後ろから打ちますので、同じようなところに第一打が落ちるように設計してあります。

ですから、ショットごとに「距離を稼ぐ」場合と「コントロールに気を配る」場合があります。
※ゴルフクラブは番号が小さいと飛ぶ距離は長いがコントロールがしにくいという特徴があります。逆に番号が大きいクラブは距離よりもコントロール優先です。



ゴルフ[ゴルフ]は「上がってなんぼ」のスポーツです。
しかも10センチのパットを打つのも、250ヤードのロングドライブも1打は1打なのです。
コースの設計具合や「穴」の位置に照らしながらより少ない打数になるように攻めていくのがゴルフというスポーツです。
ですから、いいスコアで上がろうかと思ったら各ホール各ショットでのクラブ選びは慎重かつ柔軟になるざるを得ません。


「こだわり」のある人というのは「ゴール」(ホールアウト)をいかに少ない打数で行う(「何打で上がるか」)かということを重視なさるのです。


経営も同じです。
ゴルフ同様、ルールやマナーに従いながら、いかに優れた業績を達成するかに意義があります。
そのためには方法論は柔軟にと言うのが大原則のはずです。

なかなか業績の上がらないビジネスを見ると、「方法論」に柔軟さがなく、その結果達成すべきゴールが曖昧になっていることがよくあるようです


エセこだわりニスト」の「がんこ」な方は、どんな時でもドライバーでティーショットをするゴルフプレーヤーに似たところがあります


皆さんの周りにもこういう方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そういう方は「経営理念」すら見失っていらっしゃることが間々あるようです。

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成功者には「ゴールはない」 [成功した企業トップの15か条]

「既存店売上がもう一つなんですよ」


ある大手小売の全国チェーンの財務担当役員が私にお話しされた一言です。
これは「売上も順調で業績推移に不安がないですね」「何か課題はありますか?」と私が話しかけたことに対する説明でした。


大手スーパーなどでは、新規出店があると原則的には売り上げは増えます。
経営の素人なら「売り上げが増えた」と素直に喜べることなのですが、経営の当事者ならその「業績が生まれたプロセス」をとても重視されます。

つまり、「既存店(今までからある店舗)の業績」+「新規店(今期から新しく増えた店舗)の業績」の合計が会社(企業)全体の業績です。


冒頭の「既存店売上がもう一つ」というのは、「今までからある店舗の業績の鈍化・不芳」を「新規店舗がカバーした」ということを心配されたうえでの発言でした。


前年同期比」などと同じように、比べる対象を同じ条件にして分析をなさることを常になさっています。

※前年同期比は季節要因などの前提条件を同じにすることが出来ます。



優れた経営者の皆さんは、こういう難しい話をわかりやすくご説明してくださいました。

あるいは「うまく行ったあるいはうまく行かなかったプロセス」を何度も説明してくださいました。


私の経験では、「成功者は大きな声でよくしゃべる」という印象があります。

例えば、

得意分野に詳しいので思わず話が弾む

②「成功者にはゴールはない」かのごとく、「成功までのプロセスの説明」「課題の克服策」「次のステップ」等々話は尽きない

③周りの人に「経営の方向性」を周知するかのように大声で同じことを何度もおっしゃる

という特長もおありのようです。



ただ、こういう話というのは聞く側にもそれなりに準備が必要です。

なぜかというと、「成功者」は、

忙しい

自慢話ばかりをするのは気が引ける

同じことを聞かれるのはうんざり

なぜ、あなたにお話ししなければいけないのか?

という状況にあるからです。



ただ、聞く側は絶えず次のような質問を具体的に用意しておく必要があります。

なぜうまく行ったのか?

日本一の「富士山」に登った後はどこの山に登るのか?

※次のステップはどうするのか?

どんな失敗があり、どう克服したのか?

現状、どんな課題が残っているのか?

「あれはどうなった」のか?

※あれ=かつて注力されうまく行っていないこと

「商品寿命」と対策はどうなのか?

等々、成功して美酒に酔っていらっしゃるところに難題をぶつけるのです。

おそらく、こんな質問をしても詐欺師の方を除けば誰もご立腹されたりはしないはずです


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「かったるい」が成功の分かれ道 [成功した企業トップの15か条]

「かったりーなぁ!」

大学一年の頃、徹夜でマージャンをしていた時のことでした。負けが込んでいて何をやってもうまく行かない一人がため息まじりに声を上げたのです。
彼は横浜出身。「それどういう意味だ?」とだれかが聞くと、解説をしてくれました。
上手く置き換える言葉が見つかりませんが、「めんどくさい」「もどかしい」「だるい」「やりたくない」というような意味合いのようです。
おそらく限定的な「東京方言」だったのでしょう。


私がお付き合いをした経営者の多くに共通にみられることの一つに、

まめ (こまめ)

いとわない

率先垂範

工夫

という言葉が身体に備わっているようでした。


この悪友たちを見て思ったのは、

〇こいつら大学に入る前から麻雀をやっていた

〇スキーは高校時代に長野や新潟で磨いていた

〇遊び方がはるかに上を行っている

ということでした。

最近「今でしょ!」という言葉がはやりましたが、「できる時にやっておく」しかも「こつこつ」と思う今日この頃です。



この「かったりーな」の彼は関西のとある大学の教授をやっています。

「かったるい」気持ちを克服・改善する気概が彼にはいつも備わっていました


そういえば、彼は、学生時代の一時期「二種免許」を取ってタクシードライバーまでやっていました。


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「すけべぇ」心が成功を導く [成功した企業トップの15か条]

「すけべ」とか「すけべぇ」と言うと品がなく、男と女の好色的な接し方を言う場合が多いようですね。

最近では「ストーカー」とか「セクハラ」という位置づけもありますから、この言葉は日常会話には登場しなくなっているのかもしれません。

また、「賭け事」や「商売」で「欲を出してしまいすべてを失ってしまった」ような時にも「スケベ心を出した」と使われるようなことがありますね。


ただ、私は「成功した企業経営者」を評して「この方はスケベだから」ということがよくあります

「英雄、色を好む」という意味でもなく「欲をかいた」という意味ではなく「好奇心が旺盛」「関心が高い」という意味で使っています。


もし、手元に「軍手」があったら取り出してよく見てください。
※思い浮かべてみてください。

①指先は丸く編み込んでありますね。

※指の先っぽがかがってあったらきっとはめ心地が悪く痛い感じがすることでしょう。

②手首のところはゴムが編み込んでありませんか?

今ではこの二つはなんでもないようなことですが、「これを考えた方(特許を持っている方)」にお話を聞いたのです。


特に、「手首にゴムを織り込んだ」のは、かつては機械に手を巻き込まれる作業員が多く「ここをゴムにすれば手が機械に挟まれても簡単に手を抜きとることが出来る」ということからお考えになったそうです。

「アイデア」という言葉では軽すぎる表現です。
日頃から「何事にも関心が高く」「改善しなければ」というお気持ちが強かったのではないかと思います。

お話を聞いていると、母子家庭に育った彼は「内職するお母さんの負担をなんとか軽くしたい」との熱い思いがおありだったようですが、なんといっても「何事にも関心が高い」結果ではないかと思った次第です。

※東証一部上場企業の創業会長として著名な方です。



発明」も「発見」も「工夫」も「知恵」も「関心」がないところには生まれません。
あとで聞けば「なーんだ」というようなことでも、気づいたりあるいは実用化するのは難しいことです。

好奇心=関心」だとしたら、成功は好奇心のなせるわざかも知れません。
ただ、「好奇心=手を広げる」ということであれば、そうそうはうまくは行かないでしょう。

関心」には、これはすごいという「感動(興奮)」と、こうなんだと「理屈を紐解く習慣」が必要です。

関心」を持ってものを見れば、「へぇー」とか「なるほど」という発見があって「感動(興奮)」します。
そしてその「感動(興奮)」が持続できたら「快適」に変わります。
その「快適」さを実用化できるのが「発明」です。

「感動(興奮)」が「快適」を生む「発明」は必ず成功をもたらしているようです。


『失敗は成功のもと』とよく言われますが、私がみた成功者の歴史には『失敗は感動のもと』という言葉があるようです。

失敗⇒悔しい⇒「なんだ!そうだったのか!」(感動)⇒発見(理屈)⇒発明 という流れがあるようです。



皆さんには旅行をなさることをお奨めします。
他所の土地、特に海外に行くと「へー」ということがたくさんあります
日本の各地でも、自然環境や歴史風土に基づいて「なるほど」ということがたくさんあります。
夜の宴会だけを楽しみにされているのはもったいない。。。。

移動のときはできるだけ窓の外の景色をごらんください。
眠っているなんてもったいないです。
車窓から「さすが」とか「なるほど」がいっぱい見えてきます。


はやっているお店があったら是非覗いて見ましょう。
はやっていないお店があったら是非覗いてみてください。

それぞれ理由や原因が見えてきますから。。。。
その発見をあなたのビジネスに生かしてください。
ビジネスの成功とか失敗は「運」だけではないと思います。。

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成功者は小心者だった!? [成功した企業トップの15か条]

私は、仕事を通じていろいろな方々と出会いお話しする機会に恵まれました。

「この仕事に就いてよかった」と思う瞬間でもありました。


まず、ご商売がうまくいかないタイプの方の特徴は、

いいことばかりお話しされる

ウィークポイントの潰しこみができていない

ということでした。


逆に、「成功された」みなさんの特長は、

とても小心者の方であったということです。

そのため、

①せっかち

②くどい

③細かい

と三拍子がそろっていました。



「えつ?」と思いの方もいらっしゃるかと思いますが、言葉を変えてみると、

①「せっかち」=「Quick Response(クイックレスポンス)」

ということです。
とにかく「対応が早い」という意味です。

とかく「それらしい」人もいらっしゃいますが、そこには「おっちょこちょい」という言葉が似合うタイプの方も見受けられます。

日頃から「深謀遠慮」「深慮遠謀」とか「熟慮」されているからこそ「決断が速い」ということなのだと思います。


②「くどい」=「徹底」

ということです。

たとえば、外出する時など、「鍵は閉めたかな?」とか「ガスの元栓は切ったかな?」等々、ふと気になって後戻りしたりすることはありませんか?

※実際にはちゃんと閉まっているのですが。。。。

「ものづくり」の現場では徹底した「品質管理」「品質チェック」という言葉で置き替えることができます。

「まぁいいよ」では、やはり「たられば」のものとなってしまいます。


③「細かい」=「緻密」

ということです。

「よくできている」という評価を検証すると「そこまでやるのか」的な緻密さに気がつくことがおありだと思います。

「資源が少ない」「狭い国土」という日本において成功するには、付加価値の極大化が求められます。
「競争に勝つ」ためには「よくできている」という緻密さも重要なファクターなのだと思います。

※対義語は「粗い」とか「安かろう悪かろう」と言えばイメージが伝わると思います。




いかがでしょうか?
きっとみなさんにも思い当たる節があるのではないでしょうか?


企業経営に成功なさった皆さんの姿を垣間見て思ったことを代表する表現を使いましたが、「町づくり」「地域おこし」「行政」などの現場でも同じようなことが言えるのではないでしょうか?


伝統的な「芸能」「文化財」や「行事」などが続いているのもこういうことがあるのだと思っています。
そして、その厳しさを引き継ぐ「後継者がいること」も重要なのは言うまでもありません


「地方創生」とか「町づくり」「村おこし」などの中には「作った時がピークで続かない」ということの原因の所在もこういうところにあるのではないでしょうか。。。。。

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Windows10のバージョンアップに失敗 [どう受け止めたらいいのか]


この1週間ほど「ネットのない生活」を送りました。


実は「Windows10のバージョンアップ」に失敗してしまったのです。

しばらく東京を離れていて、どうやら電波が弱く、うまくDLできなかったようです。



とにかく悲惨でした。

・ものすごく重くなり
・サイトによっては表示されない
・画像が出ない

等々の症状が起きてしまいました。


・Microsoftのサイトも「英語を直訳したような日本語」なのでさっぱり意味が分かりません。

・PCメーカーのサイトは、結局Microsoftのサイトに誘導するものでした。


救いは、「前のバージョンに戻す」という仕組みがあったので、さっそく「直前のバージョンに」戻してみました。

が、さっきの症状は何も改善しません。


ということで、しばらくネットの使用は投げ出していました。



帰京して久しぶりにPCを開いてみました。

受信状態も回復、何とかDLに成功です。

夜中に行ったので、「サクサク」感は半端ではありません。


ただ、ウイルスバスターもバージョンアップが行われたのでどちらの効果かはよくわかりません。

別のPCにもDL中ですが、今度は「ディバイスがない」などというメッセージが流れてきました。



今度のバージョンアップはそれなりにいいもののようですが、いつになったら完成・完了することやら。。。。


「電話で聞けない(教えてくれるところがない)」「サイトはわかりにくい」という点は永遠のテーマなのかも。


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「地方創生」はやはりうまくいっていないのではないか? [みんなうすうす気づいている]


一連の「加計学園問題」で注目された大臣の一人に「地方創生担当相」があります。


こんなところで有名になられましたが、いわゆる「地方創生」はうまくいっているのでしょうか?

よくわからないのは、「こんなことをやっている」ニュースは時々あるものの、「自立に向かってうまくいっている」という視点での話はまず見聞きしません

私が知っている限りでは、

本来なら「自己資金」でやるべきようなことにイージーに補助金が出ている

まるで「砂の上に水を撒くような」一時的な盛り上がりが多い

事業計画や事業見通しあるいはその実績と言った「経営的な視点」での報道はない


個々の「地方創生」の補助金は些少なものなのでしょうが、つもり重なればそれなりの金額になるはずです。


ふるさとに帰郷されたみなさん、そして地方に避暑にお出かけになったみなさんには「地方創生の状況はどうなっているのか?」と思い起こしていただきたいと思います。


なぜか?

たとえば、皆さんがお納めになった税金が使われているからです。

「文句や不満はない」とおっしゃる皆さんも中にはいらっしゃると思いますが、「税金が高い」とおっしゃる方は、こういう小さなことから「税金の使い道に思いを馳せる」習慣をつけていただくことも必要ではないでしょうか!




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印象の薄い「山の日」 [どう受け止めたらいいのか]

昨日(8月11日)は「山の日」。
今年で2回目だったとか。
去年から「山の日」があっただなんて記憶にございません。


私はと言えば、とある渓流で「水遊び」をしてしまいました。
特に準備もしていくこともなく、長ズボン、長袖シャツ、ゴム長のまま腰まで川につかりながら遊んでしまいました。

「気持ちいい!」

の一言です。
」というのにぴったりでした。

いろいろと策を巡らせなくても、川で遊ぶのもまた楽しからずやです。


すっかりお盆休みのスタートの日になってしまった感のある「山の日」。


「高知のよさこい祭りは、花火大会が9日で、10日、11日、後夜祭が12日と、曜日関係なくやってきましたが、国の祭日が勝手にやってきて休みになった感じでラッキーです。」

と高知の友人からメールが届きました。


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「国の借金」についてのある考え方 [どう受け止めたらいいのか]

安倍政権の支持率が大幅改善する」秘策は、

1.加計学園問題を白紙にすること

2.消費税を5%に引き下げること

の二つをやったらいいとおっしゃる方もいらっしゃるようです。


そこに、「加計学園問題を白紙」にするようなことをしたら安倍首相が自ら関与や責任を認めることになるのか?とおっしゃる方もあります。

その点は、「私は一切関与していないが、決定プロセスに不透明な部分があった。だから、そもそもの獣医師問題はどうあるべきか(過不足の状況、産業向け獣医師の過不足等)を踏まえながら、石破4条件の見直し、既往大学の農学部のあり方や大学設置プランの再検討を行う」と説明すればいいでしょう。


「国の借金が多いのに消費税を引き下げたら社会保障などのお金が不足するのではないか?」とご心配なさる方がいる一方で、「日本の借金は、対外債務ではなく、日銀、日本国内の企業、国民が引き受けているので問題ない」とわかったようなわかりにくいような話をなさる方もあります。


ところで、昨日(17.8.10)、財務省は日本の「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」(平成29年6月末現在)を公表しました。

http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/2906.html

新聞(時事通信)の見出し表現を借りれば、

国の借金1078兆円=1人当たり851万円

ということになるようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00000096-jij-pol

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081000925&g=eco


私は学者ではないので正確な議論はできませんが、「国の借金は問題ない」という皆様へ次の三つをお尋ねしたいと思います。

1.国の借金が問題ないのなら、もっともっと国債を発行し「消費税をはじめとする各種税金は引下げまたは廃止」すればいいはずです

2.家庭の借金に置き換えれば、「父親が子どもに借金をしただけだから問題がない」ということになってしまいます

この家庭内の借金を考えると、たとえば、「同居する自宅を建て替えた借金だから、ゆくゆくは子どもの資産になる」と説明する場合は説得力がありますが、「パチンコや競輪・競馬につぎ込んだ借金なのだからふざけんな!」と説明するケースもあります。

国の借金問題に置き換えると、「将来、子どもたちへの資産になる借金はOK、砂に水を撒くような無駄遣いならNO」ということになるかもしれません。

3.「財政出動のための借金」をおっしゃる方もいらっしゃいますが、「無駄の効用」を認める部分はあるものの無駄遣いまで礼賛する」ような説明の仕方はやめていただきたいと思うのは私だけでしょうか?


借金の水準論」や「借金の目的」を明確にしていかないと「引き受け手がいなくなる」か「高金利を要求される」ことになってしまうでしょう。


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気がついたら「わ」ナンバーが増えている [どう受け止めたらいいのか]


車のナンバーの「ひらがな表示」の部分をご覧になることはありますか?

最近は「わ」ナンバーがずいぶん増えてきましたね。


私のように年に何回か車で東京~名古屋、東京~大阪を往復していると、「各高速道路での微妙な出来事」が気になることがあります。


最近顕著なことは、この「わ」ナンバーがすごく増えていることです

かつて「わ」ナンバーと言えばレンタカーの代名詞でしたが、最近では

カーシェアリングが増えた

工事車両も「わ」ナンバーが増えた

というような背景もあるのでしょう。


経済合理性に基づきいろいろな選択肢が増えるのはいいことですが、

車間距離を詰めて走る」とか「急な路線変更」とか「粗い」運転振りの車にこの「わ」ナンバーが増えてきました。


いろいろな価値観や考え方があるのは認めますが、どうか「他の人を巻き込まないで」ください。

「危ない!」で済むのならいいのですが、人様の命」に影響するのですから。。。。


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「大学生」に告ぐ [仕事についてのエトセトラ]


テレビのニュース番組に大学一年生向けの「就活セミナー」の様子が取り上げられていました。


「就活」の心配もいいのですが、


「子ども」を卒業し「若者」であってほしい

そして「大人入門」をしてほしい

何よりも、よく「遊び」よく「学ぶ」であっていただきたい


人生は80年。みなさんには長い「未来」があるのだから。



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「にっぱち」 [どう受け止めたらいいのか]

一昨日(8月6日)の日曜日の午後。新宿のデパートの駐車場の車列待ちをしていたら、案内係のおじさんが近寄ってきて、

「お客さん。すぐ入れますから。お客さんは少ないですよ。やはり「にっぱち」だよ。今日はやっているのはウナギ屋さんだけ。」

と話していきました。


実際はどうなのかよくわかりませんが、デパートのお客さん模様はずいぶん変わっているのはたしかのようです。

外国人のお客さんが少ない日はやはり全体的にもお客様は少ないみたいです。
この日も、店員さんのほうが多い売り場がかなり目立ちました。
かつての消費の主役であった「若者」や「お子様」が少ない印象です。


そして駐車場の案内係さんもずいぶん高齢化している様子でした。
暑かったせいもありますが、車の前後をお歩きになる皆さんが「危ない」状況。
ただ、幾つになっても働ける状況はうらやましいのかも。

社会構造が変わっただけなのか?景気の状況なのかよくわかりませんでした



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「年金の運用状況」の実態はどうなんだろう? [どう受け止めたらいいのか]

先ごろ平成29年度第一四半期の年金の運用状況の公表がありましたね。

〇収益率   +3.54% (期間収益率)

〇収益額   +5兆1,153億円(期間収益額)
  うち、利子・配当収入は
           9,016億円

〇運用資産額  149兆1,987億円(平成29年度第1四半期末現在)

つまり、

約150兆円の年金資金を平成29年4月~6月の間運用した結果、収益は約5兆円で収益率としては3.54%でした

ということなのでしょう。



ところで「黒字」で「めでたしめでたし」なのでしょうか?
赤字になるとマスコミも野党も大騒ぎになるのに「黒字」の時の静かなのが不気味です。

ところで、年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) の説明ペーパーによると
http://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h29_q1.pdf

「各期末時点での時価に基づく評価であるため、評価損益を含んでおり、市場の動向によって変動するものである ことに留意が必要」

と書いてあります。
この意味をどれくらいの方が理解できるのでしょうか?


この5兆円の内、利息・配当収入は約1億円だったということのようです。

そもそも運用収益は、

①債券の償還損益

②債券・株式の売買損益

③債券・株式の評価損益

④貸付債券などの貸付料

⑤オプションなどの手数料

などで構成されます。


残りの4兆円の収益はどういうことから生じたものでしょうか?

「評価損益」(時価ー取得価格)によるところが大きいとすれば、

今は

〇債券相場(債券価格)は高止まり

〇株式も堅調

という運用環境の中ですから、評価損益は高めに出ることになります。


ただ、債券価格は金利と逆の動き方をしますので、「物価目標2%」を標榜し金利が上がることが今の金融政策ですから、本当に金利が上がったら、債券相場は下がり傍から「評価損」「売却損」が生じてしまいます

また、アメリカ金利も上がるような政策ぶりですから、米国債券も思わぬ「評価損」「売却損」を生じてしまうかもしれません

さらに、株式も「年金の運用資金」で買い上げていることにより今は相場全体が堅調推移していますが、「年金資金」を現金化するため株式を売却するようなことになれば足元から「評価損」「売却損」が生じやすくなっているかもしれません


運用報告にもっと細かな「損益ぶり」あるいは「運用手法」が書いてある方がいいのではないか!と私は思います。


詳しくは、年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) のHPなどでご確認ください。

http://www.gpif.go.jp/










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「人づくり革命」って何? [どう受け止めたらいいのか]

安倍政治の特徴の一つは「言葉の遊び」というか「情緒的表現」の多い政策が並ぶことです。

●女性活躍
●教育再生
●働き方改革
●産業競争力
●男女共同参画
●一億総活躍
人づくり革命
●まち・ひと・しごと創生

等々、

①何がどう違うのでしょうか?
②自民党政権が長く続いた結果だと思いますが、そのどこに問題があったのか?
③具体的にはどんなことなのか?
④内閣改造のたびに「新しい言葉」が増える

そんな気がします。

昨日(17.8.5)、民放の番組(読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」)に出演された安倍総理の言葉では、

人づくり革命」とは、
①「人づくり革命」=「人材革命」=「人材を育成していく」
②「どんな貧しい家庭に育っても」高等教育(大学教育等)が受けられるようにしていく
③「人生100年」というステージで考えていろんな段階で
「学び直しができる」
「新しい仕事ができる」
「新しい人生にチャレンジできる」
という社会にして行くことによって日本は新しい活力が維持できる。
④そのためにも今までの様々な仕組みを思い切って変えていく、革命的に取り組んでいく必要があると考える。
ということのようです。


わかったようなわかりにくいような、なんとなくいいことのような、総理が「革命」と言わなければいけないことでもないような気がしてきます。

「意識改革の問題」と「人間関係の問題」を行政がどこまで具体化できるのか、ある意味楽しみな話かもしれません。


それ以前に「地方にある国立大学の充実」と「過剰な私立大学の整理」を合わせやっていくことも行政の大きな仕事ではないかと思います。


継続は力なり」と昔から言われています。
こんなに項目が多く、次から次へと新しい言葉が生まれてきたら「焦点や力点がぼやけてしまう」ことになってしまうでしょう

一つ一つ結果を出していく」ことが目標なら、もう少しテーマを絞り込み一つのことに専心なさったほうがよろしいのではないでしょうか?


<参考>

日本経済新聞(17.8.4)
「人づくり革命を断行」 改造内閣の基本方針
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H87_T00C17A8PP8000/

第3次安倍第3次改造内閣は3日夜の初閣議で、等しい教育機会の提供や社会人の学び直しを進める「人づくり革命」を盛った内閣の基本方針を決めた
政策課題として
(1)復興の加速化
(2)人づくり革命の断行
(3)一億総活躍社会の実現
(4)世界の中心で輝く日本
――の4項目を掲げ「内閣の総力を挙げて推し進める」と強調した。


産経新聞(17.8.4)
「人づくり革命」のテーマは5つ 茂木敏充経済再生相
http://www.sankei.com/politics/news/170804/plt1708040075-n1.html

茂木敏充経済再生担当相は4日の記者会見で、安倍晋三政権の新たな看板政策「人づくり革命」の具体化に向け、「無償化を含む教育機会の確保」「社会人のリカレント(学び直し)教育」など5つのテーマを中心に検討する考えを示した。
平成33年ごろまでに取り組む政策のグランドデザイン(全体構想)を策定する方向で、新設する有識者会議で議論に着手して、来年6月半ばごろに最終報告をまとめる。

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世の中は「何が変わると」気持ちよく暮らせるようになるのだろう [みんなうすうす気づいている]

こんなに「豊かな国」のはずなのにどうも「豊かさを実感できない」気がしませんか?


今回の内閣改造でつくづく思ったのは、安倍さんはいろいろ大変そうにおっしゃるけど、国民の暮らしとはずいぶん遠いところで頑張ってこられたのではないかということ。

テレビや新聞でお馴染みのコメンテーターのお話からも、「生活ぶりの向上」と言ったものが伝わってきません。

それぞれの家庭や個人の気持ちや生活には課題もたくさんあるのでしょうが、「豊かさ」とか「安心感」が伝わってこない現実がありますね。


比べるものがないのでよくわからないけど「生活ぶり」「暮らしぶり」「生きていく上での安心感」の底上げには何が必要なのでしょうね。


人々の不満がどうも「伝わってこない」「伝わっていかない」気がするのは私だけでしょうか?

日本が豊かになる過程では、こういう「不満」が潰し込まれてきたのではないかと思います。


皆さんもっと声を出しませんか!


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大臣の兼務の多さに驚く [少し政治的な話を。。。。]

昨日(17.8.3)は、安倍内閣の内閣改造がありました。
今までの内閣に比べ、なかなか実力派ぞろいのいい改造だったのではないかと思います。

(参照)首相官邸HP 「閣僚等名簿」 http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/meibo/


とにかく今までは、(失礼ながら)「こういう人いたの?」「この人で大丈夫なの?」「答弁はできるの?」という人がかなりいましたから、今回はさすがに安心感のありそうな人が選ばれたようです。

今回の内閣改造についていえば、

1.「答弁」に強い人材が多い
2.「外国留学組」が多い
3.気がつくと各大臣の兼務が多い

という特徴があります。



兼務」について拾い上げてみると、

1.財務大臣 麻生 太郎 (あそう たろう)
②内閣府特命担当大臣(金融)
デフレ脱却担当

2.総務大臣 野田 聖子(のだ せいこ)
②女性活躍担当
③内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度)

3.法務大臣 上川 陽子(かみかわ ようこ)

4. 外務大臣 河野 太郎(こうの たろう)

5.文部科学大臣 林 芳正(はやし よしまさ)
②教育再生担当

6.厚生労働大臣 加藤 勝信(かとう かつのぶ)
②働き方改革担当
③拉致問題担当
④内閣府特命担当大臣(拉致問題)

7.農林水産大臣 齋藤 健(さいとう けん)

8.経済産業大臣 世耕 弘成(せこう ひろしげ)
②産業競争力担当
③ロシア経済分野協力担当
原子力経済被害担当
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

9.国土交通大臣 石井 啓一(いしい けいいち)
②水循環政策担当

10.環境大臣 中川 雅治(なかがわ まさはる)
内閣府特命担当大臣(原子力防災)

11. 防衛大臣 小野寺 五典(おのでら いつのり)

12.内閣官房長官 菅 義偉(すが よしひで)
沖縄基地負担軽減担当

13.復興大臣 吉野 正芳(よしの まさよし)
福島原発事故再生総括担当

14.国家公安委員会委員長 小此木 八郎(おこのぎ はちろう)
国土強靱化担当
内閣府特命担当大臣(防災)

15.内閣府特命担当大臣 (沖縄及び北方対策) 江﨑 鐵磨 (えさき てつま)
内閣府特命担当大臣消費者及び食品安全
内閣府特命担当大臣海洋政策
④領土問題担当

16.一億総活躍担当 松山 政司(まつやま まさじ)
情報通信技術(IT)政策担当
内閣府特命担当大臣(少子化対策)
内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
④内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略)
⑤内閣府特命担当大臣(知的財産戦略)
内閣府特命担当大臣(科学技術政策)
⑦内閣府特命担当大臣(宇宙政策)

17.経済再生担当 茂木 敏充(もてぎ としみつ)
人づくり革命担当
社会保障・税一体改革担当
内閣府特命担当大臣(経済財政政策)

18. 内閣府特命担当大臣(地方創生規制改革)梶山 弘志(かじやま ひろし)
②まち・ひと・しごと創生担当
③行政改革担当
④国家公務員制度担当

19.東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当 鈴木 俊一(すずき しゅんいち)



さて、皆さんはどのように受け止められましたでしょうか?

現場(霞が関のお役人さん)はどのようにお仕事を分担され、どのように取り組まれるのでしょうか?



安倍総理のお仕事が「言葉の割には成果が見えにくい」という原因はこういうところにもありそうです。


今回の改造内閣のメンバーはそれなりに実力者ぞろいだと思います。

しかしながら、安倍内閣の支持率低下に代表される信頼の低下は、実は安倍首相自らの言動に起因することが多く(お友達内閣、森友、加計など)、今回の内閣改造の人選は「尻拭い内閣」と言いたくなってしまいました。



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夏の気温はいくらぐらいが適温なのだろう? [どう受け止めたらいいのか]

ここのところ夏になると「熱中症」とか「猛暑日」とか「熱い!」などという言葉が一般化してきました。 最近では「局地的大雨」というのも一般化してきました。 ところで、昨日(17.8.2)の東京地方は久々に涼しい一日でした。 室温で言えば、30℃越えが続いていた中、26℃くらいでした。 このくらいの気温になら、窓を開けて、扇風機をつけていればクーラーはいらない状況でした。 「熱い!」と言い続けていた夏ですが、四季のある日本の夏はどんな気候が標準的で望ましいものなのか?ふと思ってしまいました。 特に、身体が対応できる気温や湿度。そして「実りの秋」を控える農作物の生育などにはどんなものなのでしょう? 「平年並み」という言葉もありますが、毎年高暑い夏が続くと平均も上昇してしまいます。 「あるべき姿」に比べてどのくらいどうなのか?という伝え方があってもいいような気がしてきました。
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「死ぬほど」〇〇をするということ [仕事についてのエトセトラ]


昨今はこんなことを言おうものなら非難されてしまうかもしれません。

「死ぬ気でやれ!」

といったたぐいの叱咤激励です。


最近はこんな話は厳禁です。
「どこで、なぜ、こんなことになってしまったのか?」という思いです。

「夢中」に働くことが、「霧中」で働くことになってしまったのでしょうね。



先日、大学生のグループとお話をしたら、妙に熱心に話を聞いてくれました。
ある意味食い入るように感じました。

ストレートに人生や働き方を語る人がいないとも言いたそうでした。


かつて、一部上場企業の創業者の方とお話をした時、彼がおっしゃるには、

「私は三日寝ずに仕事をした」

と。。。。

彼の人となりを存じ上げていることもあり「彼ならきっとそうなさったんだろうな」と思うようなさりげないお話ぶりでした。

※おそらく「二晩布団で寝なかった」という意味だろうと思います。


かく言う私も一晩くらいなら徹夜したことは何度かあります。

九州北部豪雨の時、消防の若い人が「夜を徹して救助・救出作業をした」とおっしゃっていました。


「働き方改革」の中には「要領よく、段取りよく仕事をする」「達成感を味わう」「働くことの面白さを知る」ということも必要だと思うこの頃です。


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「森友」話はどこまで本当で、どこからが嘘なんだろう [どう受け止めたらいいのか]

世の中には不思議なことというのはいくつかあるようです。


その典型が、「森友」問題です。

今は「加計」問題に光が当たっているため、少し脇に置かれた感があった「森友」話ですが、今年(2017年)の2月9日の朝日新聞の報道がスタートらしいようです。


早いのか遅いのか「事件発覚から6か月」が経とうとしています。


明らかなのは、

〇安倍首相夫人の昭恵さんが深くかかわっていた

〇土地(国有地)売却や学校建設の手続きが異例であった

〇国会でも議論された

〇昨日(17.7.31)経営者の籠池夫妻が「詐欺」の容疑で逮捕された

ということでしょうか?

今回の事案は、主役の「籠池夫妻の異色のキャラクター」の影響もあるせいかどこまでが本当でどこまでが嘘なのかなかなかわかりにくいところもあります。


政治や行政の世界にはこういうことはよくあることなのでしょうが、「安倍総理」の時代になってからは「まさか」とか「うそでしょ」ということがよく表に出てきます


「北朝鮮のミサイル」のことが喫緊の課題で「そんな小さなことは」などとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、「一事が万事」です。


国民の間には「将来不安」や「安倍内閣不支持」が広がっている背景には、「岩盤規制の撤廃」などと言った「言葉の遊び」が表に出る割には、「オーソドックスな行政ぶりが感じられないことにあるのではないでしょうか?


いい機会です。
徹底的に正して(質して、糺して)いただきたい気がします。


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