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「タコ足経済」のような選挙政策 [少し政治的な話を。。。。]


「タコは空腹になってエサがないと自分の足を食べてしまうといわれる」らしい。


今回の衆議院選挙の政策を見ていると「夢がない」というか「わくわくしない」というか「タコが自らの足をかじる」というかそんな気がしてきました。

タコの足はまた生えてくるらしいのですが、今の選挙での話では新しい足が生えてくるのが待てなくて8本全部食べてしまって「10本足のイカのほうがいい」とでも言いたそうな勢いです。


コロナが主因のように見えてしまいますが、
派遣労働の定着
パート・バイト頼みの飲食店などのサービス業の隆盛
等々が担ってきた弊害がコロナで顕在化したと考えたほうがいいでしょう。

軌を一にして
モノづくりの軽視
海外への工場移転
海外への技術移転
国際競争力の低下
等々も日本の産業の特徴です。


安倍政権ではインバウンド政策に力点が置かれていましたが「モノづくりが稼いでいた外貨を外国人観光客に持ってこさせる」ことが目的だったのでしょう。
誰も語りませんが外需不足をコッソリ観光収入で補おうとしていたと言っても過言ではないかもしれません。


「教育費がたいへんだ」と言いつつ、実業高校や高専のことは忘れ去られ大学も文科系シフトになっているような気がします。
文科系は理科系と違いテストでうまくやれば単位が取れるので(古典的な)勉強をしない大学生が増えてきてしまったということも言えるでしょう。


今、各党が力点を置いて選挙で訴えようとしている政策も足元のカンフル剤にすぎず長期的な経済政策や産業政策が見えてきません


自民党のベテラン議員や中堅議員の中にも「自民党批判」をなさる方もあるようです。
そういう日本、自民党にしたのはあなた達だろ
と言いたくなってしまいます。


こんな風に考えていると今度の選挙も「行くけど白票」ということになりそうです。
白票数が多かったら「再選挙」ということにもなります。
つまり国民は「あなた達ではダメなんだよ」と訴えたいのです。


何を言っているのかよくわからない選挙カーが家のそばを通り過ぎていきました。
軽トラから流れる「不用品回収」のアナウンスのほうが明瞭に聞こえるんだよなと笑ってしまいました。


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