「多選」の弊害 [みんなうすうす気づいている]
選挙の季節です。
選挙のたびに思うのは「熱い思いで投票したくなるような候補者もいない」(誰でも同じ)ということ。
特に「知事」や「市町村長」あるいは「国会議員」の選挙の時は特にそう思います。
原因は「多選」。
熱い思いで国造り、街づくり、村づくりをしようという空気が淀んでしまっています。
選挙の時だけはお題目も多いようですが、多選が続くたびに、
●お題目だけ
●結局、ゴールは何なの?
●それで、今までの公約や政策はどうなったの?
の連続です。
選挙に燃えない原因はいろいろあるのでしょうが、やはり「マンネリ」政治・・・・そして「口だけ政治」にその原因があるようです。
サラリーマンの世界なら人事異動もあり新鮮味や活性化も期待でき、不芳なら交代させられてしまいます。
しかし、いわゆる「政治家」の世界には「選挙」というどうにもできない関門もあります。
なぜ「どうにもできないのか?」と言うと、「他に適当な候補者がいない」というのもその原因でしょう。
なぜ「他に適当な候補者がいない」のかと言うと、「いつ辞めるかわからない」人がいるため新人もどのタイミングでどう動いたらいいのかわからないこともあります。
だから「多選禁止」「多選の限度」を定めるべきでしょう。
首長の任期は4年ですが、4選もされてしまうと16年間もの間「同じトップに仕えなければいけない」状況が続きます。
かくして「ヒラメ族」「YESマン」ができてしまうようです。
日本の政治や行政の停滞は「多選」にあり。