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企業寿命、商品寿命 [裏づけのない経営学]


私の経験では企業寿命あるいは商品寿命は20年くらいのものです

「えっ」と驚き「創業50~100年くらいの企業も多い」「あそこの食べ物はいつもうまい」等々と反論なさる方も多いでしょう

しかし

例えば

プロ野球選手
18歳高卒新人と讃えられても38歳まで選手を続けている方はどのくらいいらっしゃるのでしょう?
高額の契約金、年棒をもらっても人生の終わりまでの貯蓄は残っていますか?

美味しかった食堂
味覚は年齢や世代ごとに代わるものです
この変化について行かなかったご商売は廃れるのが常です
マスコミがチヤホヤするグルメなるお店もいつまで続くのでしょう〜飽きられるのも早いです

儲かったご商売
「儲けの秘訣」は何ですか?
「景気はどうですか?」などと聞くと
「ボチボチです」とか「それなりです」などとおっしゃる方は相応に生きながらえていらっしゃいます

大企業
「大企業の寿命はものすごく短い」ものなのです
ただ、
・人事異動
・新商品の開発
・商品構成の見直し
などを繰り返しながら生きながらえているのです

・・・・昨今の転職ブームも人事の新陳代謝にはいいのかもしれません

中小企業
「財務・経理を誰がやっているのか?」をよーく見てください
同じ人が長年同じポストで同じ仕事をなさっている場合はありませんか?
そういう場合は
・その方がお辞めになったら回らない
・不正が隠されている
こともありがちです

だからと言って頻繁に変わるのもいかがなものでしょう
→「経営者が財務経理に明るい」あるいは「システム化し誰でもできる」と言ったことがあるのなら別ですが、リスクを考えればある程度の分散も必要です


「財務・経理を一族で固めていらっしゃる」のもよくあることです
よーく見てください
そういう企業は「一族がちょっと来て監視する」のではなく、「通常の勤務時間」で仕事をなさっています
20年を超える企業というのはそういうものなのです


「企業経営も商品寿命も20年程度」だと考えれば「企業戦略」「経営戦略」もわかってくるものです
・急ピッチな多店舗展開
・従業員の急増
は何かのシグナルでしょう
経営者も現場も「後継者不足」と言われる昨今ですが、20年という節目を考えないビジネスは廃れていくものです

経営者の後継者には「子供がいる」からなどと言ったところで「親と子供の年の差は約30年」です
そういうことも考えていくのが経営です


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