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「不正はベテラン」がきな臭い [裏づけのない経営学]


企業や公務員様の不祥事(多くは不正ですが)はいつになっても絶えません

ところでこういう時の犯人像を確認したことがありますか?
多くのケースが「ベテラン」社員(職員)です

長く同じ仕事をしていれば「手の内」「手抜き箇所」も見えてきます
だから不正も起きやすいのです

新人は「育てる」という大義名分がありますので監視やチェックの毎日です
ではベテランさんにはどうでしょう?
「任せたから」という言葉が免罪符になっていませんか?

銀行員は人事異動や配置転換が頻繁です
やはり怖いのが癒着
そして「適・不適」「向き・不向き」の見極めのチャンス
なのです

「異動が多いから」と言われてしまったら「あなたは『信用が置けない』『チャンスを与えても無駄』」ということになってしまいます


銀行時代の特徴を言えば
不祥事はベテランが起こす
お客本位でのコンプライアンス違反は担当期間が長い者が起こす
「自分がいなければうまく行かない」風を装う
支店長に「会わそう」「見せよう」という発想がない(問題を隠したい)
ということに違和感がありました
その違和感は不正・不祥事につながっていました

誰しも人間ですが「人情」重視も考え物です
「みんなから嫌われている」と言われたら「なぜ?」をチェックしてみることです
そこに「仕事ができる人と仕事ができない人」の差が浮かび上がってきます

「チームワーク」とか「リーダーシップ」を強調するものほど仕事ができないこともありがちです
多くの仕事は「仕組み」でできています
「仕組み」の中には「応援体制」などと言うのもあります

今一度一人一人の仕事ぶりを確かめてみましょう
マスコミは「仕事ぶり」の確認もしないで「いい人悪い人」を決めすぎです
そういうマスコミの「仕事ぶり」こそ問題視しないといけませんが




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