「仕事ぶりのトロさ」も考えよう [仕事についてのエトセトラ]
「職業に貴賤なし」と言われます。
その通りでしょう。
しかし「それぞれの仕事の中にはやり方のトロさ」というのは現にあります。
例えば、
●同業他社との比較
●他業種との比較
●同僚間での比較
と言った観点で見ると「その仕事トロくないですか?」と問いかけてみたいこともしばしばあります。
昨日のことでした。
作業服を着た一団が我が家の近所を歩いていました。
仕事をする体で。。。。
「何しているのですか?」と訪ねてみると、「東京都水道局の職員」の皆さんだということがわかりました。
「そうか、台風もやってきそうだし点検のために動いているんだな」と思ったら、
①この近所で「地下」「半地下」のある家はありますか?
②実はそういうお宅から電話を頂きその家を探している
と言うことでした。
不思議な話です。
「電話で苦情なり相談なりされてきている」のなら「そのお宅は特定できる」はずです。
このアバウト感は何でしょう。
しかも、3人組です。
おじさん1人、おばさん2人の計3人です。
車でいらしていました。
ところが数軒の入口の「共有私有地」の真ん中に止めていらっしゃいました。
ここでトラブルが。。。。
この住宅地の1軒のお宅の車が返ってきたのです。
散々叱られています。
「ここが私有地だとわからないのか」的に。
「まぁまぁ勘弁してあげなよ」と仲裁をしましたが、このお役人さんたちの仕事ぶりは一事が万事です。
はっきり言って「トロい」。
自宅に帰れば(プライベートでは)「いいおじさん、おばさん」なのでしょうけど、看板を背負っている本業でのトロさにはさすがに閉口してしまいます。
「競争がない仕事」というのはこんなものかもしれません。
はっきり言って「3人でこの仕事ですか?」状態です。
民間企業なら「1人または2人で済ますことができる」レベルです。
SNSなどで同僚の仕事ぶりを詰るような発言も多いようですがわかる気がします。
民間企業なら仕事の質も人事評価・賞与考課で評価され配置転換・降格等の処遇も予定されています。
公務員さん(あるいは業績の悪い企業)に特徴的なのは「仕事ぶりのトロさ」の比較評価が十分にできていないこと。