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「マイナンバーカード」を自分で登録しない人たち [どう受け止めたらいいのか]


なんだかんだと評判の悪いマイナンバーカード。

評判の悪い理由は、

1.マスコミ、野党、それに連なるコメンテーターが将来像を考えない批判

2.平井・河野と言う担当大臣が「ビジョンもない」「優先順位もわからない」「工程も不明」と言う説明をしてしまったこと

3.自分で登録もできない人が多すぎる

と言うことに尽きます。

この三つが複合要因になって反対の大合唱が起きていると言っても過言ではありません。


それではなぜ「マイナンバーカード」なるものが生まれたのでしょう。

答えは一つです。

「少子高齢化社会」(もっと言えば高齢者が多い社会)の行政サービスをスリム化するため

です。

そこがわかっていないのでおかしな話になってしまうのです。


一連の批判の中で、「おかしいな」と思うのは、

1.一部の野党系の(あるいはデジタル化に追い付けない)医者グループがおかしな例示をしていること

例えば「マイナンバーカードが不具合なら医療費を全額払わされた」的な。
医者にかかったことのある人ならわかると思いますが、現在の「健康保険証」を忘れたらどういう対応が待っているのか?と言うこと。

日本は皆保険であり「調べればわかる」ことが全否定されるのも不思議な話です。
また「時間の許容」と言うのもあるはずです。

また「停電したら使えない」などと言うのも素人の議論です。
今の健康保険証でも停電すれば基幹システムは動かないはずです。


2.マイナンバーカードの入力不具合は「共済組合」で多数起きているということ

「共済組合」と言うと公務員の健康保険組合です。
公務員さんと言えば現役バリバリでスマホやパソコンが使えるのも一般的です。
そういう公務員さんたちが「マイナンバーカードの登録」を共済組合にやってもらったというのも不思議です。

「なぜ自分でやらなかったのですか?」
と聞いてみたくなります。

自分でマイナンバーカードの登録もできない公務員さんってどんな仕事ぶりなのでしょう?

●ひょっとしたら「共済組合」が入力手数料でももらっているのでしょうか?


マイナンバーカードの本題から外れるかもしれませんが「デジタル社会」に向き合う不思議がこんなところにあります。
●人手不足
●業務の効率化
を計らざるを得ない組織の皆さんが一番わかっていないのはなぜでしょう?


確かに「すでに高齢者」の方にはハードルの高い仕組みかもしれません。
そこは激変緩和措置を導入すればいいだけのことです。

人は毎日「老化」していきます。
一刻も早く「デジタルに慣れる」ことが必要です。

おそらくマイナンバーカードに反対の方あるいは不安を持っている方の多くは「デジタル機器に習熟していない」と言うことも原因でしょう。

私の例で言えば、

マイナンバーカードで漏れる情報はわずか(マイナンバーはすでにあるのですから)

紐付けた預金口座の情報を見られたとしてもさほど大きな問題はない(不正入出金はない)

と言うことです。

マイナンバーがゆくゆくは「所得の把握」に使われるということを心配される(所得の申告を適正になさっていない)御仁はマイナンバーカードの利用利便を今すぐにでも止めておきたいのでしょう。


さらにいただけないのは河野太郎大臣
●運転免許証
●クレジットカード
などまで取り込むなどと先走ってしまうなどバカの限りです。
ビジョンも優先順位もわからないまま大風呂敷を公言してしまったら「国民」も「現場」も混乱してしまうということがわからない素人だったのが残念です。

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