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「超高齢者医療」は誰が決める [どう受け止めたらいいのか]


若い人の中には「社会保険(特に公的医療保険)の受益と負担が割に合わない」というご意見が出始めました。

先日お会いした大学病院の病棟勤務の看護師さんに聞くと「80歳を超えた超高齢者の治療を決めるのはご家族」ということのようです。

他人には厳しく、自分の身内には「胃ろう」も辞さないような話です。


これでは、大病院が「治療施設」なのか「介護施設」なのかわからなくなってしまいます。

ただ、こういうことは誰も言えないのも実情です。

私が思うのは、

75歳以上の後期高齢者になったら「延命措置を取るか取らないのか」毎年宣言し文書に残すこと。

治療のための大学病院などの大病院には「要介護の高齢医者は入院させない」こと。

ご家族もある程度割り切ること。

が必要でしょう。


「治療」目的と「介護」目的では「医師」も「看護師」もエネルギーが違います。
よくやって普通、失敗すれば苦情または訴訟というリスクもあります。
もちろん「介護」目的の方の方がそういうリスクが高いようです。


「健康保険」などの「社会保険」制度や負担がどうのこうのという前に「現場の実態」「データによる検証」も必要でしょう。

こういう話をすると「マイナ保険証はイヤ」「紙の保険証で十分」という政治家やマスコミや高齢者が多いのも実情なのでしょう。


だから「データベース」もなく「情緒論」だけでいいの悪いのが跋扈してしまいます。
もう少し将来ビジョンを考えないと「医療」あるいは「健康保険」の制度疲労だけが置いてきぼりを食っている日本なのです。


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