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「いだてん」と「麒麟がくる」と「観光」のキラーコンテンツ [一人合点の「いい加減な話」]

珍しくNHKの大河ドラマ(日曜午後8時)を見ています。

前回の「いだてん」は全然見ませんでした。
今回の「麒麟がくる」は予告編の時から楽しみにしていて毎回見ています。

大きな違いはどこにあるのかと言うと、

大河ドラマとしてのキラーコンテンツの違い

ということでしょうか?
「キラーコンテンツ」と言う言葉に違和感があるとおっしゃるのなら「興味を引き付けるもの」とでも言い直しましょう。


NHKの大河ドラマ級のドラマなら「演技力」を論じる必要もないでしょうから、あとは「何に興味をそそるのか」にかかってきます。


やはり「戦国武将の力関係」とか「なぜ徳川家康が最後に勝利したか」そして「現地に旅したくなるか」と言った「切り口のそそり度」に寄るのかなと思います。


ところでイントロが長くなりました。
今回の新型コロナウィルスは「アベノミクス」とか「地方創生」のメインでもある「観光」産業にどうやら大きな影響を与えそうです。

「韓国とこ関係がこじれ」そして「中国人観光客の入国抑制」状態ではインバウンド戦略もおそらく躓きが起きていることでしょう。


しかしよく考えましょう。
日本各地の地方自治体のホームページを見ると「観光」と言うアイコンのない自治体の方が少ないという状況です。


「アベノミクス」とか「地方創生」という名のもとに、行政が税金で施設を整備し、税金で報酬をもらう公務員が汗を流し、税金を使ったパンフレットやWEBサイトや出張により作られた観光地にキラーコンテンツはあったのでしょうか?


「新型コロナウィルスで景気、経済がたいへんそうだ」という話しはよく聞きますが、一番打撃を受けているのはこういう「観光ビジネス」ではないでしょうか?

新型コロナウィルスが終息した時に残っているあるいは再び盛り上がる観光ビジネスがどのくらいあるのでしょうか?
まさしくキラーコンテンツというかコアコンピタンスの優劣で分かれてくるような気がします。


今回の新型コロナウィルスの影響は
①中国からの輸入物資(部品、消費財、食糧)のストップの影響によるもの
②各国の「日本人出入り禁止」によるビジネスマンの行き来ができなくなること
③日本製品の輸出(相手国から見れば輸入)制限がかかりかねないこと
と言った観光以外のビジネスにも色濃く影を落とすはずです。
そういうリスク戦略は立ててあったのでしょうか?


こういう事態になって「アベノミクス」、「地方創生」戦略を省みると
●花粉症患者の必需品である「マスク」や食事の友である「割りばし」くらいは日本で作ってもよかったのではないか?
食料の国内生産ウエイトは高められないのか
医療体制の整備をもっとしておけばよかったのではないか?
などと素朴に思ってしまいます。

「採算が合わない」と言うのなら得意の「補助金」と言うのがありそうです。
「おもてなし」に代表される「サービス産業」傾斜でいいのか?と言う点も日本の社会システムを考えるうえで重要になってくるような気がします。



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