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「見える化」は誰のため? [ご商売の無駄話(beni色のessay)]


お仕事をなさる人なら最近は一般的になった「見える化」と言う言葉。


ところで
誰のために
誰の目線に入るために
見える化」をなさるのでしょうか?

この誰の視線の先に「見えるものがあるのか?」などと考えたことはありますか?
難しい定義論は別として、
例えば、
廊下は左側通行」と言う案内や標語が
誰も見ないところに貼ってあったりしませんか?
●本来なら「右側通行をする人の視線(目線)」の先にあるのが正解でしょう。
●あるいは「右側と左側の色を廊下の中央で分ける」等のやり方もあります。

注意喚起をなさる方にはあまりにも当たり前すぎることであっても、要領を得ない(わからない)人にはその注意そのものが新鮮なのです。

にも拘わらず「本来見るべき人の視線の先にはその注意喚起がない」と言うのはよくあることです。


退出時には消灯のこと」と言う注意喚起が電気のスイッチのところに貼ってあったりするものです。
電気を消さない人はスイッチなど見ません
やはり「ドアの目の高さのところ」に注意喚起の紙を張り付けておかなければ浸透はしません。


世の中には「私はちゃんと工夫しました」と言う人でも「誰の目線の先に入る」ように貼ってあるかどうかはアバウトなことも多いものです。



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