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「不祥事」を起こす社員の見つけ方 [仕事についてのエトセトラ]

業績順調な企業や公務員さんの不祥事(お金の使い込み)のニュースが今でも時々あります。
いくら企業が学習してもこういう社員さんや公務員さんはいるものなのでしょう。

銀行ではこういった「お金の使い込み」はとても嫌い
当事者は懲戒免職
上司は管理責任を問われた懲戒処分
と言うのが一般的です。
「お金が商品」の金融機関では「信用失墜の一丁目一番地」であり、当事者だけではなく、同僚、企業内の社員、その家族にまで類を及ぼしてしまうからです。


銀行は一日中お金に関する職場が多いのですが、
A:銀行内部のお金に手を付けること
B:お客様(お取引先)のお金に手を付けること
の2種類があります。
しかし「内部だから」とか「お客様(お取引先)」だからと言う区別は一切ありません。


さて、こういう社員の見つけ方ですが、大きくは二つの種類があります。
ただ「あの人が。。。。」と言う点は共通です。

X:よくできる(優秀)だと思われているタイプの犯罪

周囲からよく仕事ができると評判の犯罪者にありがちなことは
どこかに奇妙な違和感がある」ことがあります

髪型(パーマ、カラリーング(茶髪)等
携帯電話に異常に電話・メールが着信する
中には個人所有のモノと使い分けている
話が派手
アフター5の行動が派手(特に常連の飲食店
~ 連れて行ってもらうとすぐわかります 後輩などが何気に噂していたりします
私服、自家用車が派手
お金の下ろし方が一般的でない(小刻み過ぎる)
お客(お取引先)様と妙に仲が良い
~ 不祥事を隠すためいい話しか伝えないから

Y:おとなしく真面目で実直な仕事ぶりが評価されるタイプの犯罪
このタイプの方は勤務態度が目立たず、相応に優秀なだけに信頼を置きやすいことがあります
ところが、職場を離れた言動に違和感があります

深入りする趣味
休日の行動が大胆
職場仲間との交流が少ない

と言うことがよくあります。
上司も飲食に誘うことも少なく、仕事に関係ないと不参加と言うことも多いようです。
そういう時には職位による比例按分会費あるいは最低参加料会費で誘うのも一つの手です。
しかも話は仕事ぶりは避け、仕事の改善提案や趣味の話のような目立たない社員が主役になるような話題にすることです。
小言を言われる飲食に時間外に来たいと思う社員は少ないはずですから。


ところがこの2タイプには共通点が相応にあります。

相応に仕事ができるということで任されてい
上司が同行することもない
③複数での検証がない
同一職場、同一担当が長い
私生活の情報が少ない
と言うことです。

つまり職場の管理体制の穴をうまく拾いながら仕事をやている人たちなのです。

動態観察をやっていない
~ ルールに則らない自分都合の仕事ぶりが見つかるはずです
応援体制、急な休暇等の代替要員を育てず、任せっきり
~ 転職時代の急な転職やコロナの時代の急な休暇を考えればありがちなのに不思議です
人事異動サイクルがとても長い
~ せめて3年サイクルです

と言うありがちな特徴も見え隠れします。

要は管理者の注意不足から防止できなかった犯罪の側面は否定できません
いい上司とは「愛想や人柄がいい上司」のことではありません






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