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「観光」ビジネスで儲かるのは誰? [どう受け止めたらいいのか]

アベノミクスで力の入った「観光」と「インバウンド」。
果たして各企業は儲かっているのでしょうか?

・大手観光代理店でも府政が発覚(コロナがあったからと言うのは不正とは関係ない)
・観光地の若者がそこから流出している(後継者になる魅力がない)

と言うことも言えます。


政治家は「囃し立てたり」「補助金を取ってきたり」とさも仕事をやった感を出していますがその結果はどうなのでしょう。

観光ビジネスを考えるときには

1.「滞在時間の長さ」でお金が落ちる金額が異なる
〜「宿泊」のない観光地の儲けは限定的
土産物屋さんや商店街の閉店時間を見るとよくわかります

2.公共交通を使わないと裾野の広がりはない
~「鉄道」「駅」人気はあっても「マイカーで来て、人気のものやことだけ見たりやったり」ではお金は落ちません

3.「見た」「写真を撮った」「ネットに上げた」は観光ではありません
~趣味の世界です

4.「特徴のない」観光地は飽きられる
~趣味の世界の人には人気でも限定的です
・蘊蓄を語れない(理解できない)観光地は魅力が薄いです
・歴史の胡散臭さに辟易することも多いです
・逆に将来から見た歴史づくりがない観光地的なところは数多くあります

5.非正規の温床になりがち
~どう見ても賃金、福利が充実していない様子です

6.「おもてなし」「接遇」などに注力しているところは危機感を持った方がいい
~「おもてなし」などと口にするのは「職場の裏言葉」をさらすようなもので恥ずかしい限りです
こんなことよりも「クオリティを高める」ことを優先した方がいいでしょう

7.インバウンドは日本に関心を持ってるから来る
〜だからお金が落ちるのです
・「宿泊」付き
・「公共交通」利用
・つまらない土産よりも「付加価値」「日本ならでは」や「日本で発見した感動」重視
・さりげない「接遇」
・特徴(理屈や感動)のないものには不人気
等々

8.「地方空港」の利用ではお金が落ちない
〜本州内の僻地の自治体の知事によくあるのですが、「〇〇国からのチャーター便でインバウンドを呼ぶ」とぶち上げる方がいます。

私なら「成田」「羽田」「千歳」「仙台」「中部」「関西」「福岡」などの大きな空港に来たインバウンド客を横取りする作戦を取ります。
なぜなら大空港からその地域への移動は「鉄道」「バス」などのインフラを利用するからです。

①地元の空港にインバウンドを呼んでも行き先は限定的
②日本人観光もフランスに行くといってもパリだけではないでしょう(あちこち移動されるはず)

〜私は「ドゴール空港」(フランス)で降りパリを満喫し、そこから「ジュネーブ」(スイス)に飛び、バスで保養地「エヴィアン」(フランス)に行き宿泊、「ジュネーブ」(スイス)からTGV(フランスの高速鉄道)の旅を楽しんできたこともあります。

「鉄道」「バス」などのインフラを利用すれば「地元民の生活インフラが向上する」(利用が増えれば整備に予算がつきやすい)


さていかがでしょう。
観光もビジネスなのです。
1行政単位だけで一儲けしようなどと言うのは不可能です。



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