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「右側通行」か「左側通行」か [どう受け止めたらいいのか]

「人は右、車は左」

これは私が子供の頃(小学校の頃)最初に教わった交通ルールでした。

さて、今はどうなのでしょう?


道路はと言えば、左側を歩く人がずいぶん増えました。
小学校の下校の時間などを見ていても、子どもたちも「左側」「右側」の区別なく帰途を急いでいるようです。

大人も誰も注意したりと言う野暮なことはしません。


たしかに、
・総じて交通事故が減った
歩道や歩行帯が整備され、右側か左側かの区別をしなくても比較的安全に歩けるようになった
と言うこともあるのでしょう。


特に目立って変わったのは、「駅」の階段や大きな「病院」の廊下なども「左側通行」を義務付けているところも増えました

ここで「右側通行」が推奨されなかったのは不思議と言えば不思議ですが。


ところが、そのアナウンスは、
通行人の目に留まらないところの表示
時々の拡声器を使ったアナウンス
が中心です。
本当に徹底したいのかどうかと思ってしまいます。


東京の駅のようにどちらかに決めないと人が多すぎて通行ができなくなってしまう(ぶつかる)ようなところでは通行人も一定の規則性を持って歩くのが定着してきたようです。

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しかし、表示が控えめなところでは混乱も見られたり、あるいは「大人の対応」でうまく言っているところがたくさんあります。

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ただ、「高齢者」の増加、「車いす」「杖」「ヘルプマーク」の人も増えてきました。
また腰痛に悩まされる私のような「隠れ障碍者」や「妊婦さん」もおそらく多いことでしょう。
また、インバウンドの方には日本文化がわからないということもあるかもしれません。
とにもかくにも「ぶつかるリスク」が隠れています。

さらには、電動アシスト自転車のように今まで想定しなかったものも生まれかつ一般化しています。

   
最近の世のなかでよくわからないのは「ルールがあるのかないのか?」「ルールを守らなくてもうまくいくのか?」と言うこと。


日本が国際的にも「マナーのいい国」になってきた背景にはこのルールを徹底するということが大きく貢献したのではないでしょうか。


今、いろいろなことで「ルールはどうなっているんだ」「本当はこういうルールなんだよ」と言うことが増えてきたような気がします。

まぁそんなに堅苦しいことを言うなよ
と言うには、違和感があるような気がしてならない今日この頃です。


「規制緩和」「改善」と言う政治スタイルがもてはやされていますが、
何事も原理原則がある
今まで想定しなかった新しいリスクが生まれている
と言うことを忘れてはいけません。





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