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新型コロナで「万引き」が増えたのか? [どう受け止めたらいいのか]


「SNS」を見ていると「いろいろな考え方があるものだな」と驚くことがあります。

私がそう思う時の特徴は、
論理的でない
データに当たっていない
というようなこと。


先日はこんな投稿が気になりました。
投稿者は小売業の関係者で、
内容は、
最近「万引き」のニュースよく目にする
~実態はどうなのでしょう?
新型コロナの影響で生活苦からの犯行
~それはあるかも
お金を持っているのに万引きする人がいる
~こういうタイプのは以前から聞いていました
万引きがあると小売業は死活問題
~これも理解はできますが、今まではどうだったのでしょう?
だから「一律給付金」が必要
~このオチはどうもよくわかりません

何が言いたいかと言うと、
データ的にはどうなのだろうか?
「万引き」の原因、あるいは小売業の窮状救済のために「一律給付金」という論理建てがよくわからない。
ということ。

もし、「一律給付金」が「10万円」のことだとしたら「それだけで足りるのですか?」と聞いてみたくなります。

コンビニ経営で典型的なように、小売業では「万引き」率はある程度経営コストに織り込んでいるのが一般的です。
「新型コロナ」でどうのこうのということよりも、
・マイバックの影響はないのか?
・ここ数年のトレンドから見てどうなのか?
等々、いろいろな検証も必要です。


先日は、警察庁より令和2年の「自殺」統計の公表があったようです。
昨年の小中高生の自殺、過去最多499人 コロナ影響か」(産経新聞 2021.3.16)
女性の自殺者、過去2番目の伸び率…コロナ禍の生活苦など影響か」(読売新聞 2021.3.16)
などと報じられています。

たしかに「コロナの影響」はあったのでしょうが、直接的な原因は「健康問題」が多いようです。
令和2年は元年と比較して、経済・生活問題が最も大きく減少し、179人の減少となる一方、健康問題が最も大きく増加し、334人の増加となった。
「令和2年中における自殺の状況」警察庁 2021.3.16)
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R03/R02_jisatuno_joukyou.pdf









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