「インバウンド」のいない日本が好き [無駄の効用かやっぱり無駄か]
コロナ禍の東京では相変わらず「電車は混み」「繁華街の人手は多い」「車も多い」というのが実情です。
しかしコロナ前とは何かが違います。
「インバウンドがいない」ということです。
私がよく行く明治神宮もすっかり訪問客が減りました。
コロナ前は「インバウンド客の方が多い」という印象さえありました。
絵馬を見ても日本語よりも中国語、アジア諸国の言語(たぶん)、英語の方が多いような気がしたものです。
今の東京の方が私は好きです。
なんだか上品さが戻ってきました。
大声を発してよくしゃべるかの国の方々もめっきり減りました。
静寂な明治神宮の佇まいを台無しにしてしまいそうでしたから。
経済的にはインバウンドも必要なのでしょう。
ただし、
・アベノミクスに基づくインバウンド政策が急すぎました
・コロナは急激な日本の変化のスピード調整をしている側面もあります
儲からないご商売に退場を迫るいいチャンスです。
儲からないから賃金も増えないのです。
もしインバウンドで儲かっていたとしたのなら「非正規雇用」の皆さんの給料ももう少し高くなっていたでしょう。
コロナの間に
①なぜ儲からないかを考えること
②儲かるビジネスにシフトすること
③儲かる経営に変わること
④「起業、起業」と甘やかさないこと
が必要です。
「給付金バブル」ともいわれるようにそもそも儲かっていないご商売が給付金で潤うというのも変な話です。