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「日本の自衛・軍拡」をセットで語るな [少し政治的な話を。。。。]

ロシアの「ウクライナ侵攻」に合わせて「日本の防衛力強化」を結び付けて話す人がいます


うーん
どう受け止めたらいいのでしょう。

私は戦争の悲惨さや無意味さを親の世代から教わり、原爆投下の日や終戦記念日を子ども心に真摯に受け止めてきたものです。


ロシア、北朝鮮、中国など日本人の平和感とは趣を異にする国々と国境を接している日本です。
そういう意味では自衛力の強化も必要かもしれませんが、それは隣国の警戒心を高め、よもやの時は被害をさらに大きくする可能性を秘めています。


・人的被害
・物的被害
に加え、
・経済が立ちいかなくなる大きな可能性もあります。

だからと言ってこの機会に軍拡をしていいというものではありません。


日本は古くから資源のない国です。
今まさに燃料高に困惑と不安が襲っています
また国際分業体制なのかどうかはよくわかりませんが、日本独自で工業製品を作ることができない国になってしまっているようです。


主権や人権や平和の侵害は許せませんが、日本が進んで敵を呼び込むような行動は考えものです。
「軍事力が弱いからロシアが攻め込んだのだ」という印象操作をしながら、日本の軍備の在り方はこれでいいのかと煽るような意見も出てきています。
「核兵器を持つことを異論すべき」という大胆な意見まで出てきています。

それは危険極まりない発想です。


おそらく「対ロ経済制裁」に日本が参加した以上は北方領土周辺での「漁船拿捕」の事案も増えてくるでしょう。
そういうことがきっかけで戦闘にもなりかねません。
尖閣然りです。


日本の微妙な地政学リスクは今まで以上に高まってしまいました
例えば「台湾有事」の時にはどう対応するのでしょう。

こういう不安があったとしても、ここは慎重に受け止めなければいけません。



「国際政治秩序の枠組みの岐路」だという今回のウクライナ情勢です。
日本有事の時にヨーロッパ諸国が支援してくれるのでしょうか?
アメリカが参戦したとしても戦場は日本そのものになってしまいます。

慎重に、慎重にこそ日本が歩むべき道ではないでしょうか。
突き進むような議論は避けなければいけません

多くの日本人は「わが子を戦場にやらない」「平和で暮らしたい」と思っているはずです。
少なくとも私はそうです。




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