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「働き方」改革なのか?「働かせ方」改革なのか? [一人合点の「いい加減な話」]


名は体を表す」ということわざがあるようです。


私は「言葉の遊び」は好きではありませんが、今の安倍内閣のアドバルーンを見るとどうも不愉快になってきます。

その典型は、

〇「働き方改革

一人でパフォーマンスをなさっている方なら「働き方改革」という言葉もなじむのかもしれませんが、多くの勤め人の場合は「一人合点」の「働き方」が許されるはずもありません。

それを言うのなら「働かせ改革」、つまり従業員や部下にどのように働いてもらうかという改革のほうがぴったり来ます。


〇「一億総活躍社会

・⼥性も男性も、お年寄りも若者も、⼀度失敗を経験した⽅も、障害や難病のある⽅も、家庭で、職場で、地域で、 あらゆる場で、誰もが活躍できる、いわば全員参加型の⼀億総活躍社会を実現

と首相官邸の資料にはあります。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ichiokusoukatsuyaku/pdf/gaiyou2.pdf


そんなに「活躍」しなければいけないのでしょうか?
「わくわく」「希望や期待のある」人生や生活でいいではありませんか。


〇「地方創生

わかったようなわからない言葉です。
でも、「何となくいいことのような」「反対できない」施策であるようです。

多くの皆さんの身近に「地方創生事例」があるのではないかと思いますが、「それって本当に必要ですか?」


等々。。。。


働き方改革」の話に戻りましょう。

私は「昭和」の生れですが、「平成」の時代に働いてきた時間のほうが長いようです。

私が就職した当初は、やはり「休暇を取って休むのがなんだか悪いこと」のような気がした時代だったかもしれません。

でも、入社当時は「土曜日は半ドン(14時まで)」で「日曜祝日は休み」そのほかに休暇とは別に「平日1日と土曜日1日は交代で自由に休む」ことができました。
私の会社ではこの休みを「週休」と呼んでいました。

その後「隔週土曜日が週休に固定」され、そして「毎週土曜日が休み」=「完全週休二日制」になりました。


残業時間も「サービス残業」も「風呂敷残業」も当たり前の時代から、「残業命令のない残業は厳禁」「22時以降の残業は厳禁」「オフィスのセキュリティセット時間で残業を管理」「早出もサービスはなし」「パソコンのオンオフ時間で管理」「休暇を取らないやつの管理」等々、「働かせ方」のルールは厳格になっていきました。


「働き方改革」がどういうことを意味しているのかよくわかりませんが、「宮仕え人」にとっては「使用者側がルールを変えてくれる」ことが一番の「働き方改革」でした

「そんな受け身ではダメだ」とお叱りをいただくかもしれませんが、自己主張強く創造的な働き方ができるのならこういうブログなど書いていません



「世論調査」や「アンケート」では時々「安倍総理は信用できない」というような回答が目立つことがあります。

おそらく、

①「言葉の遊び」が多いこと

②「言い切ってしまう」話し方が多いこと

が原因ではないかと思います。


もし、今度総選挙があるのだとしたら、「言葉の遊び」合戦にならないことを望むばかりです。










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