「防災訓練」は誰のため? [どう受け止めたらいいのか]
あれから台風と大雨の惨劇が伝えられる毎日です。
それを伝えるのがマスコミの仕事かもしれませんが、彼らが訴えたいのはどんなことなんだろうと思ってしまう。
「たいへんだ~」とばかり伝えていると、見るほうも飽きてくるというか疲れてしまいます。
今、私たちに何ができるのでしょう?何をすべきなのでしょう?何を学ぶべきなのでしょう?
地震や津波や地滑りに気が向き過ぎていませんでしたか?
今回の被害の多くは堤防の決壊でした。
台風15号による千葉県の被害は暴風でした。
「想定外」というのはもうやめましょう。
毎年、「防災訓練」や「避難訓練」が行われたとマスコミは伝えていました。
あの「訓練」の何が役に立ち、何が役に立たなかったのか?
河川敷にテントを張って、偉い人が訓示をするような訓練の何が役になったのでしょう?
今回の災害に遭遇して、「河川敷のテント」や「偉い人の訓示」は役に立ったのでしょうか?
あのたくさんの「刷り物」は役に立ったのでしょうか?
「車で避難した人の訃報」も伝えられています。
具体的にはどう避難すればよかったのでしょうか?
今は、先日起きた大災害にばかり目が行っていますが、「大地震」や「大火」などは今日・明日また起きるかもしれません。
ここは「土砂崩れ」も「洪水も関係ない」と考えていらっしゃる方でも、「大地震」は避けてはくれません。
「強風の中での大火」にはどう対応すればいいのでしょう。
災害に備えた「逃げ方」はどうなのでしょう?
「他人ごと」と思いたいが「他人ごとではない」と思わなければいけません。