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「補助金」は銀行経由に [銀行(員)と付き合う法]

「大手銀の行員・OBを1000人規模で地銀に派遣へ…政府が新制度」
と言う記事が昨日(2020.12.02)の読売新聞朝刊に載っていました。

銀行員の仕事について久しぶりに見る新聞記事です。
大手銀行のリストラか地方銀行の人材補強なのか? いろいろな見方もあるでしょう。
いわゆる「ふるさと人事」のようなものであったり、「移住」狙いもあったりと興味深い記事ではありました。

しかしながら銀行の仕事はずいぶん減りました。
機械で置き換わった部分もあります。
補助金やクラウドファンディングなどで銀行の役割も減りました。


もし、銀行の持つ力を政府が活かしたいと思うのなら、

補助金は銀行経由で交付する

と言う方策が絶対必要です。
今の補助金の交付制度については、

必要額の妥当性の検証がない
補助金の有意義な使われ方がなされているかの検証がない
補助金受領者の生活や企業力が向上したかの検証がない

と、いわゆる垂れ流しなのです。
これでは「税金を水のように砂の上に撒く」ような結果になってしまいがちです。

機械で置き換わるような仕事を人手に戻すような愚を繰り返すわけにはいきません。

銀行の本来の仕事の一つは「経営のパートナー」としての役目です。
いわば「経営コンサルタント」と「社外監査役」のような役割もあります。

銀行員の持つ本来の力を活かさない手はありません。
若いときは大都会の銀行で、そして「ふるさとに帰る」と言う働き方もあるでしょう。

銀行員がどんな仕事をやっているのかご存じない方も多いと思います。
「活かせ!銀行員」と言うことでしょうか。

実は「ゆうちょ銀行」にも派遣すれば金融機関の敷居がもっと低くなるかもしれません。


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