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意見を言うのなら「主語」を明確に [仕事についてのエトセトラ]


最近はツイッターを見ることにハマっています。

「つぶやき」と言いつつ、面白いもの、鋭いもの等々140字以内でうまくまとめてあります
しかし、中には、
難解なもの
時間的に「お仕事は大丈夫ですか?」と思うもの
等々もありますが、読んでいてわかりにくいものもあります。

例えば

主語のないもの
~読み終わった後に見当違いの話だったことが分かる

短い文章に複数のテーマがあるもの
~せっかくの鋭いご意見が別のテーマにまぶされて希薄になってしまう

と言うものです。


こんな風に考えていると、「会議」での発言の仕方の巧拙が浮かび上がってきました。
例えば、身近な仲間の打ち合わせでは空気感で伝わることも、他流試合のような会議では「主語」や「述語」あるいは「5W1H」が不分明だと伝わりにくいのではないかと。

大人社会では「親しき中にも礼儀あり」という言葉もあります。
つまり「わかっているようでも」論理的に話さないと伝わらないことも多いということです。

逆に、「鉾先を曖昧にする」「責任逃れ」には「主語を言わないこと」も役に立つようです。
ただ、そういう話し方が信頼を維持できるかどうかは別物です。

政治家にもこの手の話はよくあります。
主語を明確に話すために批判されやすいタイプ
~よくあるのが「あんたに言われたくない」的な批判です
主語が不明なため批判は柔らかいものの信頼もされないタイプ
~発言者の立場(地位)はわかるが内容はよくわからないものです。

コロナ対応の政治家の言動を見るとそういうことも浮かび上がってきます。


菅首相が今までよく使っていた「私が決める」発言は「お前なんかに決められないだろ」的な批判を生みました。
知識も見識もないに等しい者が「私が」を言うとバカにされるだけです。

最近は「私が決める」とおっしゃらず「専門家と相談して」を多用されるようです。
主語も5W1Hも曖昧になってしまいました。
「後手」に代表されるように、批判が倍加したのは言うまでもありません。

自信がある時は「主語」「5W1H」を明確にすることも必要なのです。


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