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#ちむどんどん反省会 [どう受け止めたらいいのか]

NHKの朝ドラ「ちむどんどん」の評判をご存じの方も多いと思います。
はっきり言って「おもしろくない」というのが本音です。
・出演者は普通
・脚本の出来が悪すぎる
というのが「おもしろくない」最大の理由のようです。
おもしろくないなら見ない」というのが本来なら取るべき行動ですが、
しかし、私をはじめ見続けている方も多いのが実情です。

「見続ける」理由は、

NHKの戦略(物理的要因)があります。

地上波のNHK総合のほか、BSプレミアム(BS2)に加えNHKプラスと何度でも見ることができます。
さらには、毎週土曜日には月曜から金曜までのダイジェスト放送もあります。
放送チャンネルがここまで多いと見てしまいます。

②何よりも、
#ちむどんどん反省会」というツイートタグと番組がシンクロして書き込みが行われていることが
最大の理由のようです。
つまりツイートするためにドラマを見るということ。
新しいテレビドラマの楽しみ方です。

今回のドラマは、
①実績豊かな脚本家の作品
②沖縄本土復帰50周年を記念する沖縄関連のドラマ
③出演者もまずまずの人選(下手くそはいない)
④成功物語
という視聴者には楽しめるドラマのはずでした


ところが、おもしろくないのです。
原因は「脚本・演出のまずさ」にあります。

①主役がだれかわからないほどの話題の拡散
展開ぶりが中途半端
③いつも他力本願で問題解決
④終戦直後から現在までのストーリーなのに
時代考証がアバウト
・現時点の年代が不明
・その都度都度の社会風俗が合わない
⑤料理ドラマなのに料理に時間が割かれていない
朝からチンピラや反社会的勢力やねずみ講のような詐欺がよく出てくる
⑦当時のお金感覚がよくわからない
・東京~沖縄を昼間に気軽に電話
・東京~沖縄を頻繁に移動
イタリア料理のレストランで修業した主人公が突然沖縄料理の店を開く
経営ノウハウもない杜撰さで数か月後には休業
「危篤」と聞き、ベテラン俳優は数珠を持って病院に駆け付ける
~もはや吉本新喜劇並みの構成です

とにかく脚本や演出がひどく出演者のまずい演技も目立ちません


今までの「朝ドラ」なら「下手な演技」はあってもそれなりに話題になったものですが、
今の「ちむどんどん」に至っては「演技」以前に盛り上がりを欠いたままの毎日です。


ただただ面白いのはツイッターとのシンクロ
SNSを使う人がここまで増えたのか
と驚くばかりです。

しかも、代表的な視聴者層であろう「団塊の世代」「定年直後の60歳代」は同時代の記憶が十分な方々ばかりです。
脚本家グループがどういう年代の方なのかよくわかりませんが昨今のアバウトな生活様式を代表するような年齢層なのかもしれません。

「あまりにもひどい内容」なら、ツイッター民も今後は許してくれないでしょう。
とりあえず9月末の最終回まで見ようという人たちがきっと多いはずです。


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