デパートやスーパーは「客の空腹」を満たせ! [無駄の効用かやっぱり無駄か]
デパートやスーパーやホームセンターを覗くのはなかなか楽しいものです。
何も買うものがなくても、買いたいものがあっても。
しかし世の中は節約や断捨離の時代に加え、「物価高」「所得が増えない」時代になってきましたのでむやみに買い物はできません。
消費で経済を回すなど「夢のまた夢」になりつつあります。
ところがネット通販は便利で簡単な上に、サイトを見るのが楽しい・おもしろい・安いかもしれないというのも正直なところで「いらない」「あったらいいな」的な商品をついつい買ってしまいます。
そうはいっても、オールドエコノミーの「デパート」や「スーパー」や「ホームセンター」もご商売ですから、たくさんの客に来てもらい、「必要でもないものまで」お客様に買ってもらわなければ商売になりません。
そのためには「お客様にはできるだけ店内を動き回ってもらうこと」が必要です。
お店と言うのは
●来た客に「ものを売る」「できればたくさんものを売る」と言うことに目が行き過ぎていませんか?
これでは「おなかが空いていないお客はウンザリ」です。
●一番いいのは「おなかを空かしたお客自らが買いたくなる仕掛け」にはまってしまうようなお店作りです。
●おそらく「滞在時間が長いと使うお金も増える」のではないでしょうか。
そこで提案です。
1.階段には段数を明示しましょう。
・1段づつでも、5段づつでも構いません
・数字を書いてください
・絵柄でも構いません
※イヌを5段毎に、ネコを10段毎に、パンダを15段毎にと言った具合に
つまり、何段上ったのかがわかるようにしてほしいのです。
お客様にも高齢者が増えました。
この高齢者の生活テーマの一つが「健康」と「運動」です。
もし階段に段数が書いてあったら、毎日このお店に来て階段上りをします。
そして店内の食事処に立ち寄ったり、お弁当を買ったりします。
毎日の行事にしたいものです。
2.フロアーに距離を書いてください。
メインの玄関や入り口から一回りする途中に10メートル単位くらいで距離数字を書いてください。
※階段と同じ趣旨です。絵柄でも構いません。
それを目安に店内を歩きます。
ただ歩くだけではなく「こんなものがあるんだ」と発見し、「必要でもないのに」買ってしまうかもしれません。
空腹なお客の腹を満たす・・・・そういうお店なら毎日でも行きたいものです。
今のスマホには歩数計がついていますが、スマホを見ながら歩くよりも「数字」や「絵柄」を見て歩く方が「目標」意識は高くなるものです。
結果、お客様は店内のお誘いにはまっていくのです。