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「小選挙区制」を見直せ [少し政治的な話を。。。。]


「公明党が東京都に限って自民党の候補者を推薦しない」と言うことが起きているようです。
おもしろいことが起きました。
国家政党なのに選挙区ごとに他党の候補者を応援するのも何か変なもの(違和感)があります。
バーターと言う発想が変なのです。

政治家特に衆議院議員については「世襲候補者」が目立つようになったのもこの小選挙区制が導入されたのと時を同じくするようです。

狭い選挙区で手っ取り早く当選するには親族の選挙区を引き継ぐのが一番です。
後援会の皆さんも「みこしに乗る候補者を似たような(コントロールしやすい)候補者に取り換える」だけです。

小選挙区制だから起きることです。
「もっと広い選挙区」なら、あるいは「一つの選挙区から複数人の当選者を選ぶことができる」ならここまで見事に看板だけの世襲は起きないでしょう。

東京などは都会議員の選挙区よりも区会議員の選挙区よりもはるかに狭い選挙区です。
そこで「一人を選ぶ」のです。
有権者の声が国政に届くのでしょうか?

マスコミも政党も有権者も誰一人「小選挙区制の弊害」を論じません。
不思議です。

これで「政治がいいの悪いの」「投票率が高いの低いの」と言ったところで何も変わりません。
企業活動では「改善」は絶えずテーマです。
なぜ「政治の世界」では改善がおこなわれないのでしょう?

選挙にカネがかかる」と言う人がいらっしゃるのなら、「これほどまでに発達したネット社会」なのですから、
街宣車はやめる
ポスターも減らす
等々できることはたくさんあります。

例えば「立会演説会」を増やしてもいいでしょう。
工夫も改善もないのが政治の世界。
こういう人たちが「経済」や「国民の暮らし」を論ずることができるはずがありません。


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