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「感染経路」を潰し込め [新型コロナ]

「東京の空気に触れると新型コロナに感染する」
「東京の人が傍にいると新型コロナに感染する」
「見知らぬ人が傍にいると新型コロナに感染する」
などと思っていらっしゃる方も中にはいらっしゃると思います。

「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染騒ぎがあった当時、「東京・神奈川の人は来るな」と騒いでいた地方もあります。
まぁ、気持ちはわかりますが、その延長線が「都市のロックダウン」話になってしまい、これでは国が持ちません。


私は医者でも医学者でも医療関係者でもありませんから、偏見的素人判断になりますが、新型コロナの感染原因は、

「感染者の体液の付着」が一番大きいのではないかと思います。
例えば、飛沫精液血液唾液便尿などが典型ではないかと思います。

となると、
●人と人の近距離接触
●性行為
●性風俗の利用
などが一番感染しやすいではないかと。。。
おそらくこういうのを「濃厚接触」と言うのでしょう。

だからこそ「三密(密閉、密集、密接)しない」なる標語が生まれたのだろうと思います。
「三密」を徹底するために「外出自粛」「営業自粛」「学校休校」と言う施策も取られたのでしょう。
また、「マスク」「手洗い」「手指消毒」「うがい」「入浴」「着替え」「洗濯」等々がいつも以上に重要になってくるのだと思います。


ところで新型コロナ感染者の「感染経路」がわからない人が多いようです。

増える『感染経路不明』 調査協力しない人も
(京都新聞 2020年4月4日)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/209987

にそのあたりの事情が書いてあります。
「府や市は疫学調査で、本人から行動歴や接触者、どのような会合に参加したか聴き取っているが、
高齢でほとんど外出しておらず見当がつかない場合
不特定多数を相手に仕事をしているケース
感染が判明して精神的なショックを受け、聴き取りが進まない
もいるという。」
という記事は1か月前のものとは言え興味深いものがあります。


また、最近「愛知県が新型コロナウイルスの感染者延べ495人の非公開情報を県のウェブサイトに誤って掲載した」(朝日新聞 2020年5月8日)
https://www.asahi.com/articles/ASN583DWJN58OIPE001.html

記事によれば、「感染者の職業や会社名に加え、感染者のつながりについて家族や同僚のほか『愛人?』などと書き込んだメモも含まれていた」とのことですから、実は言いたくない事情も見え隠れします。

感染経路がわからない以上、どんなに感染者が減ろうが、どんなに陽性率が下がろうが、新型コロナがいつ再爆発するかわかりません。
戦争に例えて言えば、
戦争は終わったようだけど、地雷がどこにあるのかよくわからない
ということになります。

戦争は「降伏宣言」や「和平条約」が結ばれますが、新型コロナには「今日で終わり」がわかりにくいという特徴があります。

「出口戦略」とか「数値目標」にこだわる方がいらっしゃいますが、どの数字により意味があるのかをよく吟味しないといけません。


PCR検査をたくさんやっても死者が多い国もたくさんあります。

日本においては「新型コロナ」による死者だけでなく「肺炎」による死者総数も把握しておく必要があります。
「新型コロナ」による死者が少なくても「肺炎」による死者が増えていたら意味がありませんから。
※「死亡診断書」には死亡原因が必ず書いてありますから数値の把握は可能です。


少なくとも通常のインフルエンザや結核との距離間程度に新型コロナが終息してほしいものです。

  死因別死者数(2018).png
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