SSブログ

「安倍政権」の継承でいいのか? [少し政治的な話を。。。。]

自民党の総裁選挙の候補者が出そろったようです。

言葉使いが正しいとするならまさしく予定調和のような進行ぶりです。
有力候補者の菅官房長官は「安倍政権の継承」だとか。

何とつまらない総裁選挙でしょう。
しかも派閥の長がテレビに向けて会見を開いたり。。。。


安倍首相が急に退陣表明したように見えますが、すべて予定通りであったのではないかと勘繰ってしまいます。
しかも登場人物は自民党の長老たちに都合のいい人選
「自民党の総裁」選挙で止まるのならいいのですが、悲しいかな多数党の自民党の総裁が日本の総理大臣になるのですから、指をくわえてみてるのはなんと腹立たしいことか!


「安倍政権の継承」と言っても、「何か安倍政権は成功したことはありましたか?」と聞いてみたくなります。

雇用が増えた
インバウンドが増えた
の二つは「新型コロナの感染蔓延」ですっかりはげ落ちてしまいました。


「雇用」については「非正規雇用」が中心でしたからはげ落ちるのも簡単なのでしょう。
「インバウンド」という観光政策も利益率の低いサービス業のカンフル剤となっただけで、コロナで悲惨な結果になったのはマスコミが伝える通りです。
しかも非正規雇用の温床となってきたという現実もあるのではないでしょうか。


東京一極集中」もなんだかんだと言いながら緩和しません。
理由としては、

「地方創生」が具体的でなく「気ままな田舎暮らし」をイメージしてしまうような部分が強いからでしょう。脱都会の移住者にはそれでもいいかもしれませんが、地方育ちの若者には夢のあるものと言えません。

●コロナで新宿のホストクラブの姿があぶり出されました。「地方から出てきた若者が寮暮らしをしていた」と。サービス業なら非正規の職がいくらでもあった東京の実像ですアベノミクスはサービス業シフトの産業政策だったのです。

こういう状況を分析・検証することなく「安倍政権の政策継承」と言われれてもちっとも面白味もありません。

結局、
税金のバラマキ
日銀頼りの金融政策
庶民には直接影響のない株価政策
に、世のエコノミストが尻尾を振るだけの話です。


マスコミ的に言えば人気のある石破さんも、具体性がちっとも伝わらない「地方創生」策一本では物足りません
要は批判するだけで具体的な政策がないに等しいのではないでしょうか?

私なら岸田さんを選びます。
マスコミがどんな評価をしようが、所詮日本は「集団指導体制」の国です。
突出した一人のリーダーの力で大きく日本を引っ張って行けるとも思えません。


それなら「白紙」状態の岸田さんのほうが新鮮さという意味でかなり魅力的です。
彼のもとならおそらく新しい人材が次々と出てくる予感がします。


目立たないようで実は可能性が広がる人にこそ日本のトップになっていただきたいものです。
自民党の国会議員の皆さん、さりげなく反乱を起こしてください。
いつまで長老支配を許しておくのですか!


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事