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「獣医師不足」問題はどうなった? [どう受け止めたらいいのか]

「森友」「加計」そして「桜」。
安倍さんの言動にはこの固有名詞が後を引いてしまいます。

なんか「よくないこと」だったようだけど、結局、そもそも論はどうなったのでしょう?

①「森友」

あの「すばらしいはずの小学校」はスタートしませんでしたが、だからと言って「困っていらっしゃる」親子さんはいらっしゃるのでしょうか?

もしその程度のものならなぜ昭恵さんは入れ込んでしまわれたのでしょう。


②「桜」

今なお問題視され、政治家のコンプライアンス、常識を試されています。
今年は天皇誕生日の「一般参賀」までもが中止される事態になるそうですから、「桜」は早めに中止にしておいてよかったですね。


③「加計」

胡散臭さが残るものの、「獣医師」は余っているのか?足りないのか?結局伝わってきません。
たしか、あの石破さんも「獣医師は余っている派」だったような記憶もありますが、お説はどうなったのでしょう。



ところで「獣医師」問題はもう少し整理が必要です。

小動物獣医師 (いわゆるペット向け)
~人気がありペットブームと裏腹の関係があります。相応に確保されているようです。

公務員獣医師 が不足し自治体で取り合っている
~「公衆衛生」や「野生動物の保護・管理」と言ったお仕事です。
「鳥インフル」「BSE」などの防疫面での多忙さと「公務員」という枠組みの中では所得面に限界があるのかもしれません。

産業獣医師 (農協などに所属している畜産などのための獣医師)
~「畜産」「酪農」と言った「食を支える重要なお仕事」です。充足しているとは言えないようです。

研究職
~ 製薬、検査という重要なお仕事のようです。慢性的に不足していると言われているようです。



「加計学園」問題が起きた時、
なぜ既存の獣医学部・学科の定員を増やさないんだろう?
農学部のある地方の国立大学に「獣医学科」を新設しないんだろう?
と思いました。

一から大学を作らなくても既存の大学を活用したほうが何かと得策と思ったからです。



地元の若者の進学・就職の受け皿づくりの一環に資する。

獣医師養成の大学は全国的には少ないことから特徴のある大学に各地から若者が集まる。

「獣医師」の受け皿組織をつくり、全国の自治体や農協に派遣することでサラリーマン獣医師の待遇を改善させていけばいい。
~おそらく公務員の給与体系では納得されない獣医師さんも多いはずですから「業務委託」「人材派遣」というビジネスも成立するはずです。

等々、相応の効果はあるはずです。


なぜ地方の既存の国立大学の農学部を盛り上げないのか不思議になってしまいます。
東京一極集中の緩和」「地方創生」の方策の一つのはずなのにです。




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