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「種は撒くけど花が咲いたのを見たことがない」という言葉の遊び政治 [少し政治的な話を。。。。]

「種を撒くけど花が咲いたのを見たことがない」
この言葉は地方にお住いの方から聞きました。
まさに言い得て妙です。

彼が住んでいる地域の知事はマスコミにはタレント然としてよくマスコミに出て「言葉の遊びのような話」をよくしているが、その政策が成功したということを見たことも聞いたこともない。しかも町長はもっとひどく地元紙とNHKローカルを呼んではいろいろあれこれ話すが、これも成功したためしがない。
住民は新聞やテレビで取り上げられることを「あの人は優秀だ」「あの人はよくやっている」的に評価してしまっている。
これでは一向に住民の暮らしはよくならない。

ということのようです。


似たような話は国のレベルでもあるようです。

たとえば、

1.「アベノミクス」

規制緩和的な話や経済発展の話が多いようですが、結果うまくいっているのかどうかがさっぱりわかりません。
今では、「二の矢」「三の矢」などという言葉すら姿を消してしまいました。
国民がどこまで信頼や期待していたかよくわかりませんが、途中経過や結果はどうなのでしょう。

プロセスの中では「桜」とか「忖度」と言った流行語大賞にでも匹敵するような言葉が見え隠れします。


2.「地方創生」

毎度おなじみの「地方創生」ですが、ゴールはどこにあるのでしょう?
言い出しっぺの人すらなんのことだったのか具体的に言い表せないのではない状況にあるのではと思ってしまいます。
地域に疲弊感が伝わってくるところほど「地方創生」というわけのわからない補助金のバラマキネタが点滴注射のように注入されているのかもしれません。

どなたかゴールを語れますか?


3.「その声を真摯に受け止めて反省している」

ご存じ小泉環境相の発言です。
「危機管理の重要会議を欠席し後援会主催の行事にご出席された」時のお言葉です。
つまり「批判されたことを反省」されているのであり「危機管理会議と後援会行事の優先順位が間違っていた」ということは考えていらっしゃらないかのような発言ぶりです。

1昨年のこと、ある地方を訪ねた時、地元のおばあちゃんが「小泉さんも来たけど、あの人はテレビカメラの方ばかりを向いてパフォーマンスをしていた」と。。。。

もし彼が、「今回の新型コロナウイルスの政府対応について批判なさる」ようなことがあるとしたらあの時の会議に出てその場で言っときなよと言いたくなってしまいます。


ネットを中心にマスコミの報道ぶりを批判なさる方も数多くいらっしゃいますが、結局はテレビや新聞で伝わって来る姿を通じて評価なさったり批判されているようなことが多く感じられます。

特に政策もないのに「人柄」を彷彿させるように伝える番組もあります。
ある意味「嫌われる政治家」になってほしいものです。

なぜならそういう彼らは政策として結果を残していないからです。


最近の「国の行政」「地方の行政」の特徴はトップばかりが目立って役人を使いこなしていない(逆に言えば、役人が忖度ばかりしている)ように見えてしまいます。

マスコミ受けする政治家にはしばらくノーと言いましょう。




先日、宮崎で農業をなさっている方のお話しを聞きました。
「知事が変わってよくなった」とおっしゃっていました。
実態はよくわかりませんがそんなものです。


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