SSブログ

「安倍内閣」「菅内閣」そして「岸田内閣」 [少し政治的な話を。。。。]

近頃のニュースワイドショーを見ていると「岸田内閣批判」あるいは「菅内閣の方がよかった」と露骨に批判するタレントコメンテーターが目につくようになりました。

あくまでも憶測に過ぎませんが、
・今までと違い芸能人のコロナ感染が目立つ
・「職域接種」で早めにワクチン接種をした芸能人様がイラついている
ということが色濃く反映されているような気がしてなりません。

「菅内閣の方がよかった」という立場の皆さんには「もう1年前のことは忘れたの?」と聞いてみたくなります。

・原稿すらその通りに読めない菅首相
・国会答弁や記者会見を嫌っているかのように見えた菅首相

さらにはコロナへの向き合い方をみると、
・ワクチン接種の着手が遅れた菅内閣
・ワクチンがいくらあるのかもわからなかった菅内閣
・都議選後までワクチンの過不足を隠していた菅内閣
等々コロナに関する政策も怪しいものでした。

本当に菅内閣が迅速に筋の通った政策をやっていたのだとすると第5波の混乱はなかったはずです。
ワクチン接種が進んだのも「感染者の増加」と「自治体の取り組みぶり」による部分が大きいはずです。

私個人で言えば今の方がずいぶん落ち着いています。
ワクチンについても、2回目接種をしてからまだ6か月が経過していないものですから、
・まだバタバタ感はないし
・前回接種の後は高熱が続いたこともありました
・ファイザー社からも「オミクロン対応のワクチン」は3月からというような話も聞こえてきます。
そういう風に考えると「感染しない行動」こそ優先という気がします。


ここ3代の「内閣」の特徴を記しておきましょう。

1.安倍内閣

①安倍首相ご自身の「話のすり替え」が随所に見えます。
「妻が」と国会でも答弁なさいましたがあれはどうなったのでしょうか?
アベノマスクの活用についても話のすり替えであり「責任を感じたり反省もありません」。

②「モリ・カケ・サクラ」に代表されるような「一国の総理大臣の言動か」というものが目立ちます。
大手マスコミも突っ込む姿勢が見受けられません。

アベノミクスとはいったい何だったのでしょうか?
コロナ禍の日本において「アベノミクスのおかげ」で経済はうまく回っているというようなことが実感としてありますでしょうか?

大胆な金融政策
機動的な財政政策
民間投資を喚起する成長戦略
といういわゆる「三本の矢」もどこに飛んで行ったのでしょう?

積極的に「おかしい」というエコノミストは少ないようですが、おそらく「おかしい」のでしょう
・株券という紙切れを売り買いする人だけが設けているかもしれません。
・金融政策も物価上昇率に合わせたものであるはずなのに「物価上昇率」そのものが目標になるのも不思議です。
・石油や食料あるいは産業資材・生活用品の末端まで輸入に頼るようになってしまった日本経済は「越すとプッシュインフレ」の影響をより強く受けてしまうようになってしまいました。


2.菅内閣

菅内閣そのものは1年でしたが、安倍首相の時の官房長官だったのは菅首相です。
事実上「安倍・菅内閣の9年」と受け止めた方がよさそうです。

霞が関界隈に棲む友人たちに聞いても、「菅首相は恫喝型」と定評があるようです。
総務省を中心とした拙い行政職員の言動はこういう後ろ盾でなされたもののようです。
そこにNTTや郵便という総務畑が絡んでいるのもお笑いです。

不思議なのはマスコミが「政府批判はしても菅首相批判をしなかった」こと。
やはり総務省畑に睨みがきく菅首相に忖度したものではないかと疑ってしまいます。


3.岸田内閣

安倍・菅の9年間で傷んだ日本を立て直すことからやらなければいけません
新しい資本主義」というわかりにくい言葉も「アベノミクスの否定」という風に理解すればわかりやすかったりします。

SNSなどで批判なさる方のプロフィールを見ると自民党以外の野党支持者からのものが多いようです。
「岸田批判」を真に受けると「政権交代しろ」ということですから自民党内閣としては過去の失政をさりげなく否定しながら柔軟に対応していくしかないでしょう。

「迷走」とか「一転二転」などという言葉を使うマスコミ人に言いたいのは「右に行ったり左に行ったりしているわけではない」「結局、弾力対応に着地している」ということに過ぎないということ。


霞が関界隈に棲む友人たちの言葉から想像すると、マスコミ好きのする政治家各氏も「ハッタリだけ」「勉強しない」「政治タレント」「理解力が弱い」ということが浮かんできます。


岸田内閣で評価できるのは、
「政治主導」と言わない
「地方創生」と言わない
注目されていなかった有能な人材の登用が進んだ
霞が関の役人の知恵が活用され始めた
ということでしょう。


批判の中には「いいか悪いか」という基準と「自分にとって好都合か不都合か」という基準もあります
そこを見極めるのが国民の務めではないでしょうか。









nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事