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「上から目線」と「横柄」と「慇懃無礼」と「催眠話法」の区別を [みんなうすうす気づいている]

私は「上から目線」という言葉や話しが好きです。

SNSの発達や教育レベルの向上のせいか、誰かが「正論を吐く」とすぐ言われてしまうのが「上から目線」という評価です。

おそらく「横柄」な言い方だと言いたいのでしょうが、なんでもかんでも「上から目線」と言われてしまうようになると「議論」などできません

言い方の問題ならそれくらい許してあげませんか。。。。



昨日(17.10.16)、ある有名企業の方が突然訪ねてきました。

三行ほど書いてある文書を渡され、「ご質問があれば私に電話してください」とのことでした。

私が即座に質問すると「それは個人情報だから答えられない」
「じゃぁ、どんなことを聞けばいいのか?」と言うと、「ここに書いてあることについてです。」と。
「だからここに書いてあることを、電話先のあなたに質問したのですが、これでは電話をしても同じ回答のはずです。質問のしようがない。」とばかばかしいやり取りをしました。

「うちぐらいの会社になると。。。。」と当然だそうです。
おそらくこういうのは「横柄」というのでしょう。

彼は本質をわかっていないようでした。



また、「CS(顧客満足)」運動の講師としてCA(キャビンアテンダント)の方がご講演をなさることがあります。
「あんなことやっているからあの会社は潰れた」と部下が言ったことがあります。
笑い話です。


物事の本質を突いた「上から目線」の話し方
話している本人も事情がよくわからないような「横柄」「乱暴」な話し方
バカ丁寧が取り柄の「慇懃無礼」な話し方

最近は、こういう切り口とは別に
聞き手の心を惑わすような話術
も増えているようです。

先日のことでした。わが家の菩提寺で行われた講演会がまさにそうでした。
聞き手の皆さんもどうやらお気づきになった様子で、会場はざわつき私語が増えてきました。
中には退席する人も目立ち始めました。
最後まで講師を囲んでお話されていたのは「檀家ではない講師のお仲間の人たち」でした。
翌日、別件で菩提寺に行く用事があったので「お寺でああいう話はやらないでいただきたい。どちらかというと若い副住職による修行の話やお経の話をしていただきたい」と住職の奥様に申し入れておきました。

別途副住職にも話しておきましたので、副住職には笑顔で見送っていただきました。


最近は「耳にやさしい言葉」が増えていますが、「どうも物足りない」あるいは「正確性を欠く」あるいは「どちらかと言えば詐欺師に近い」「言葉を弄ぶ」「催眠話法のような」話しぶりが増えていることも見逃せません。

選挙演説やテレビのコメンテーターのお話を聞き比べてみませんか?

※「国難突破」「北朝鮮の脅威」「北朝鮮への強い圧力」「全世代型の社会保障」等々、耳にやさしいものの具体的によくわからないことの数々。

もっと議論をなさいませんか!
「上から目線」だからと毛嫌いしていたら、言いたいことがあっても言葉を差し控える人が増えてしまうような気がします



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