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「現場が遠く」なっているのではないのか? [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

それなりの企業の不祥事がニュース番組を賑わせています。

最近では、

・神戸製鋼

・日産

・富士重工

・商工中金

・教育現場

等々。

このクラスの企業組織が「不正」という言葉で報道されるのも意外な感じがします。

おそらく各企業とも「コンプライアンス(法令順守)の徹底」という言葉が座右の銘のように社内を駆け巡っていたはずです。

にもかかわらずなぜか?


報道ぶりから想像する限りでは、担当A、Bなどと不正行為者を特定できるような種類のものではなく、「組織を挙げて」というのが特徴的です。


「ネットが発達し気軽に告発しやすくなった」という側面もあるのかもしれませんが、何か、どこか「経営ぶり」に異変が生じている可能性があります。


おそらく「カッコいい言葉」を発信する「本部エリート層と現場の距離が遠くなっている」のではないのか?
もっと言えば、「本部エリート層の軽さ」あるいは「本部エリート層への信頼の欠如」が企業内部で起きているのではないでしょうか。。。。


今回の「不正」事案がいずれも昨日今日と言った最近のものではなく、何年もの長きにわたっているという現実を考えると、大手企業と言えども「隘路の解決に弱い」という経営ぶりが浮き彫りにされてきていると言えるでしょう。


くどい」「こまかい」が日本の企業経営の合言葉だったはずですが、「そういう言葉を嫌がる雰囲気」が企業の中に蔓延している証左なのかもしれません。


ルールは守る
「ルール」は仕事の仕組みの中に浸透させる
守れないルールは見直す

今一度考えてみる必要があるでしょう。

でなければ、企業として生き残っていけなくなる可能性があります。

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