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元旦の「朝まで生テレビ」 [みんなうすうす気づいている]

元旦の未明には久々に「朝まで生テレビ」を見ました。
https://www.tv-asahi.co.jp/asanama/contents/theme/0169/

とても新鮮というかおもしろかったです。
話している議論そのものがおもしろいというのではなく、この人たちは「この程度のことしか考えていないのか?」と思いながら見ていると頭の中をいろいろと思いが巡ってきます

雰囲気で言うと「おニャン子クラブ」や「AKB」の主要メンバーがそっくり入れ替わったようななじめなさに似ているかもしれません。

少し感想を。

進行役の田原総一朗さんがずいぶん年取った
・滑舌が悪く、言葉が上手く伝わってこないようなところもありました
・今まで以上に「人の話を聞かない」「話を遮る」様子が顕著でした
・「進行役」としてはそろそろ限界にきているのかも

三浦瑠璃さんがずいぶん大人になった
・一言で言うと「大人になったな」という感じです
・ある意味よく勉強なさっていて、整理が的確です
・田原さんの後継はこの人でもいいかもと思うくらいです
・理屈だけでなく「現場」の状況を誰よりもよくご存じです
・田原さんに注意(「ちゃんと聞きなさい」的なこと)できたのも彼女だけ

若手の議員の世間(現場)知らずぶりが顕著
・総論はカタカナ混じりでカッコいいけど、各論は現場を知らなさすぎる
・霞が関の官僚ご出身の方も、あまりにも「霞が関の官僚」の持つ「ばかばかしい働き方への不満や不平」についてあまりにも知らなさすぎ
官僚OBなら「霞が関官僚の働き方」に切り込まないと優秀な人が国家公務員を敬遠する事態になってしまうということを知らないのか?と思ってしまいました
・「地方公務員」を評価するような話が場の雰囲気にありましたが、本来の仕事をしない多数の「地方公務員」は人口減少社会では重荷になってしまうことをご存じない
・相変わらず「税金を使う話」ばかりが前提となっている

安倍首相の話題が少なくレームダック化している様子

「ポスト安倍」については具体的なイメージがない様子

●「消費を伸ばすことが必要」と金科玉条のようにおっしゃる議員がいましたが、「消費」「消費構造」あるいは「お金を使うこと」がすべてではないということがわかっていない

●「子育て」「男性の育児休業」の話題の中で、今までの「桃太郎」文化を覆すための具体的な議論があまりにも少ないのも目につきます
男が炊事や洗濯などの家事をもっとやるような具体的な意識づけが必要という発想がなさすぎです

※「桃太郎文化」~「おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川で洗濯」という言葉に代表されるように「男は〇〇をしなければいけない」「女は〇〇をしなければいけない」と決めてしまっている価値観のこと

「働き方改革」の影で「日本の若者が働かなくなった」という指摘はすばらしい
いちばん血や肉になる時期に働かなくていいのか!」ということはよく考えるべきです。


●田原さんが整理した議論の中でおもしろかったこと

「小選挙区制」は失敗だったと言い切ったこと
~若手議員は従来の選挙制度(「中選挙区制」)を知らない世代でありピンとこなかったようです

「選挙に金がかかる」ことの対策には触れず
~中選挙区制の出発点が「選挙に金がかかる」ことだったようだけど、ネットが発達した現在では「お金をかけない選挙」があってしかるべきだと提言すべきだった

・日本は中小企業の数が多すぎると指摘したこと
~「後継者がいない」「人手不足」という世情、中小企業はまとまるとかくっつくことで体力をつけることが必要だと

・日本は小さな農家が多すぎると指摘したこと
~「後継者不足」「人手不足」の原因は零細すぎることだと結論づけていた

中小企業も農家も政治家の大票田の一つのため若手議員の皆さんには伝わっていなかった様子

かつてのように「熱く語る」「もっともらしい」議論が減った感は否めませんが、タブーに切り込んでいく切り口があったようでとても面白かったです。




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