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「年上部下」との接し方 [仕事についてのエトセトラ]


いろいろな働き方が広まってきました。
例えば、
●成果主義
●雇用延長
●職位定年
●転職
●中途採用
等々雇用の状態も従来とは大きく変わってきました。


その結果、「かつての上司が部下になる」「年長者が部下になる」「同期が部下になる」ということも一般化してきました。

特に「かつての上司」「同期」を部下に持つとその関係にはかなり気を使います
今まで当たり前のように語られていた「ほうれんそう」などにもワークしがたいことも増えてしまいます。
中には「妬み」のようなものも生まれやすくなってしまいます。

かつては「学歴」や「学校歴」で仕方がない的に受け止められていたこともあったかもしれませんが、今の企業文化ではもはやそういう基準はなきに等しくなっています。

自らやらない
パソコンが使えない
AIが理解できない
宴会やアフターファイブの飲み会が好き
お金にルーズ
などと言った人は置いてけぼりを食う時代なのです。


さてさてどうしましょう。

上に立つ人なら「言葉遣いを丁寧にする」「報告を待つのではなく『あれはどうなったのか』聞いてみる」「明らかに見劣りするということを認識させる」と言ったことが今まで以上に重要になってくるでしょうし、先輩の持つ「過去の経験」や「知恵」を時折聞いてみるなどということも有効かも知れません。
特に経験に恥じないような「名刺上の肩書」にも配慮が必要です。

特に「賞与考課」「人事考課」のフィードバックをきちんとできるように日ごろから準備しておかなければいけません。


では「後輩の部下になってしまう」人の場合はどうしましょう。

「制度の壁」ということで割り切ることしかありません。
そういう組織で働いてきたのですし「自分の番が来た」と考えるしかありません。
住宅ローンが残っていたり養育費がまだ必要な場合はうかつに転職もできないはずです。

言えることは、
・パソコンは普通に使えるようにしておくこと
・得意分野を磨いておくこと
・「昔はこうだった」とぼやかないこと
があるでしょう。


一番関係がぎくしゃくするのは「同期」との上下関係です。
人事配置に余裕があるのならなるべく同一部署にしないというが必要です。
「もはやそういう時代じゃないんですよ」と言ったところでなかなか割り切れないものです。

「釣りバカ日誌」の浜ちゃんのような無頓着な方はいないと考えた方がいいでしょう。


誰しも仕事を離れれば「一人の個人」「お父さん、お母さん」の立場になります。
職制にかかわらず「人としての尊重」だけは忘れてはいけないでしょう。

災害の時や困った時など私を助けていただいたのは年長部下の皆さんでした。


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