「消費税」減税のこと [どう受け止めたらいいのか]
世の中や人生には「そんなにうまくいくの?」ということが間々あります。
最近では「消費税の減税」のことなどもそうでしょう。
いわゆる識者という方々、あるいはSNSでは「消費税の引下げ」「消費税の撤廃」の話をよく聞きます。
・消費税が生活に重くのしかかっている
・消費税があるから消費が活性化しない
・消費税の増税分が法人税の引下げ財源になっている
・消費税でとらなくても国債を発行すればよい
等々がその主な根拠になっているようです。
「うーん」です。
・税金は安いに越したことはない
と思う反面、
・どこかでその負担が周り回ってくる
・消費税を財源とする政策・制度はどうなるのか?
・「入るを量りて出ずるを為す」と言うものの財政支出(税金の無駄遣い)の検証はしないのか?
・所得の捕捉はちゃんと行われているのか?
・税金の滞納状況はどうなのか?
・法人も消費税を納めている
・地方消費税部分もある
・低所得の人には「生活保護」などがある
・生活保護の制度や使い勝手を見直すという話をする人がいない
等々を把握し議論することも必要です。
「税金を下げる」という言葉は耳にやさしいのですが、消費税はどのくらい払っているのでしょう?
ザックリと把握する方法は、年収分をすべて買い物に使い税率はすべて10%と考えれば、
年収1000万円の人なら100万円
年収 240万円の人なら 24万円
年収 0万円の人なら・・・使った分だけ課税
となります。
※実際には
・所得税や健康保険料などの負担もある
・軽減税率もある
・非課税のものもある
・預金を取り崩して消費することもある
一番不思議なのは「消費税が引き下げられればその分消費に向けるのか」ということ。
こと私についていえば、
●明らかに所得は減っており、増える予定はない
●「節約は美徳」という考え方であり、コロナ禍で節約癖がついた
●他の税金や社会保険料が上がるのは嫌だ
●アリさんからではなくキリギリスさんから税金は取ってくれ
と思っています。
消費税減税の議論をするのならもう少し「詰めた議論」をしていただきたいものです。
「言うは易く行うは難し」と言われます。
誰がどうやっていくのか。。。。「甘い言葉にご用心」です。
なお、参考までに数字的なものも
1.消費税率
①標準税率 10%
消費税 7.8%
地方消費税 2.2%
②軽減税率 8%
消費税 6.24%
地方消費税 1.76%
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6303.htm
2.税収構成比
・資産課税等 14.4% (15.8%)
・消費課税 36.9% (17.7%)
・法人所得課税 16.7% (34.3%)
・個人所得課税 32.0% (32.2%)
※令和3年度予算、( )内は昭和63年度決算額
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a03.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page03.htm#:~:text=%E6%AD%B3%E5%85%A5%20%E3%81%AE%20%E5%86%85%E8%A8%B3,%E5%80%9F%E9%87%91%20%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
3.租税滞納状況(令和元年度末)
・全税目 6,186億円
・所得税 2,768億円
・法人税 539億円
・相続税 355億円
・消費税 1,891億円
・その他 633億円
https://www.nta.go.jp/about/organization/okinawa/release/r02/sozei_tainou/index.htm
4.消費税の使い道
・全て社会保障財源
・現在の社会保障制度を次世代に引き継ぐためには、安定的な財源の確保
●令和元年10月1日:消費税引き上げ(8%⇒10%)分の使い道
・待機児童の解消
・幼児教育・保育の無償化
・高等教育の無償化
・介護職員の処遇改善
・所得の低い高齢者の介護保険料軽減
・年金生活者支援給付金の支給
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/d05.htm
https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei0110/05.htm#:~:text=%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E%E3%81%AF%E3%80%81%E6%B6%88%E8%B2%BB%E4%B8%80%E8%88%AC%E3%81%AB,%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E8%AA%B2%E7%A8%8E%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%AB%E8%AA%B2%E3%81%95%E3%82%8C,%E3%81%8C%E4%BA%88%E5%AE%9A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
最近では「消費税の減税」のことなどもそうでしょう。
いわゆる識者という方々、あるいはSNSでは「消費税の引下げ」「消費税の撤廃」の話をよく聞きます。
・消費税が生活に重くのしかかっている
・消費税があるから消費が活性化しない
・消費税の増税分が法人税の引下げ財源になっている
・消費税でとらなくても国債を発行すればよい
等々がその主な根拠になっているようです。
「うーん」です。
・税金は安いに越したことはない
と思う反面、
・どこかでその負担が周り回ってくる
・消費税を財源とする政策・制度はどうなるのか?
・「入るを量りて出ずるを為す」と言うものの財政支出(税金の無駄遣い)の検証はしないのか?
・所得の捕捉はちゃんと行われているのか?
・税金の滞納状況はどうなのか?
・法人も消費税を納めている
・地方消費税部分もある
・低所得の人には「生活保護」などがある
・生活保護の制度や使い勝手を見直すという話をする人がいない
等々を把握し議論することも必要です。
「税金を下げる」という言葉は耳にやさしいのですが、消費税はどのくらい払っているのでしょう?
ザックリと把握する方法は、年収分をすべて買い物に使い税率はすべて10%と考えれば、
年収1000万円の人なら100万円
年収 240万円の人なら 24万円
年収 0万円の人なら・・・使った分だけ課税
となります。
※実際には
・所得税や健康保険料などの負担もある
・軽減税率もある
・非課税のものもある
・預金を取り崩して消費することもある
一番不思議なのは「消費税が引き下げられればその分消費に向けるのか」ということ。
こと私についていえば、
●明らかに所得は減っており、増える予定はない
●「節約は美徳」という考え方であり、コロナ禍で節約癖がついた
●他の税金や社会保険料が上がるのは嫌だ
●アリさんからではなくキリギリスさんから税金は取ってくれ
と思っています。
消費税減税の議論をするのならもう少し「詰めた議論」をしていただきたいものです。
「言うは易く行うは難し」と言われます。
誰がどうやっていくのか。。。。「甘い言葉にご用心」です。
なお、参考までに数字的なものも
1.消費税率
①標準税率 10%
消費税 7.8%
地方消費税 2.2%
②軽減税率 8%
消費税 6.24%
地方消費税 1.76%
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6303.htm
2.税収構成比
・資産課税等 14.4% (15.8%)
・消費課税 36.9% (17.7%)
・法人所得課税 16.7% (34.3%)
・個人所得課税 32.0% (32.2%)
※令和3年度予算、( )内は昭和63年度決算額
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a03.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page03.htm#:~:text=%E6%AD%B3%E5%85%A5%20%E3%81%AE%20%E5%86%85%E8%A8%B3,%E5%80%9F%E9%87%91%20%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
3.租税滞納状況(令和元年度末)
・全税目 6,186億円
・所得税 2,768億円
・法人税 539億円
・相続税 355億円
・消費税 1,891億円
・その他 633億円
https://www.nta.go.jp/about/organization/okinawa/release/r02/sozei_tainou/index.htm
4.消費税の使い道
・全て社会保障財源
・現在の社会保障制度を次世代に引き継ぐためには、安定的な財源の確保
●令和元年10月1日:消費税引き上げ(8%⇒10%)分の使い道
・待機児童の解消
・幼児教育・保育の無償化
・高等教育の無償化
・介護職員の処遇改善
・所得の低い高齢者の介護保険料軽減
・年金生活者支援給付金の支給
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/d05.htm
https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei0110/05.htm#:~:text=%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E%E3%81%AF%E3%80%81%E6%B6%88%E8%B2%BB%E4%B8%80%E8%88%AC%E3%81%AB,%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E8%AA%B2%E7%A8%8E%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%AB%E8%AA%B2%E3%81%95%E3%82%8C,%E3%81%8C%E4%BA%88%E5%AE%9A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82