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「都議選」についてのマスコミ報道の不思議 [少し政治的な話を。。。。]

都議選の最中です。
しかしマスコミ報道には違和感を覚えてしまいます。

「衆議院選挙の前哨戦」「国政を占う」
と言われても、
●自民党の重鎮は地方を選挙区とする者が多く小選挙区の下ではまず当選なさるでしょう
●都民としては「都民の暮らしがどうなる」が最優先です

日本の民主主義はマスコミがないがしろにしているといっても過言ではないかもしれません。

コロナ対応を振り返って見ても
●昨年の7月
・パンデミックなのに「東京の問題」と小ばかにした菅官房長官
・「GoToトラベルを前倒ししたのは自分だ」と自慢した菅官房長官
●昨年の12月末
・テレビ番組で「危機意識を持ったのは12月末」と話した菅首相

政府・自民党はしっかりしたコロナ対応をしてこなかったことを物語っています。
このおかしさを批判せずして都議選を論じるのも不思議以上に都民に失礼です。


小池都知事のコロナのメッセージや日々の発言がなければコロナの感染もどうなっていたことやら。
豊かだった東京都の財政基金(都の余裕資金)もコロナ対策でほぼなくなりました。
国の交付金に頼らざるを得ない状況です。
にもかかわらず国特に菅首相は「都民の命の安全と政治的駆け引き」を混在した取り組みぶりです。

オリンピックがどうのこうのという以前に「菅首相のプライドを傷つけない」ことを踏まえた報道ぶりにはうんざりです。


国民あっての総理大臣であり国会議員です。
都民あっての都知事であり都会議員なのです。

どの党が勝つか負けるかではなく、
東京都の先行きをどうするのか
安心できる都民の暮らしにはどういう政策が必要なのか
都民生活の向上には今何が必要なのか
と言った政策論争が必要なはずです。


かつてのようにベクトルが上を向いていた時代は時が解決してくれることも多かったでしょう。
しかし今のように低成長時代には緻密に練った政策を優先順位をつけて実行していくことが必要なのです。

マスコミの報道姿勢には違和感がいっぱいでかつ危険なような気がします。

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