「コロナ」と「ご商売」 [どう受け止めたらいいのか]
コロナの感染が拡大してからと言うもの「経済がたいへん」的な話はよく聞きますが「商売がたいへん」という言葉は聞きません。
マクロとミクロのアプローチの違いなのかもしれませんが、皆さんの本当の心配事は「商売はどうなるのだろうか?」ということのはず。
私の行動で言えば、
●外食をしなくなった
●不要なものは買わなくなった
●混雑しているお店には行かなくなった
ということが顕著になりました。
正直なところ「コロナで明日の生活が不安」という経済状態にはありませんが、自分なりに少しバブっていた部分が地道な消費行動に戻ったということに。
コロナで商売がたいへんという皆さんはこの現実をどう受け止めていらっしゃるのでしょうか?
コロナの感染者が大幅に減ったら「昔に戻る」と楽観的な経営スタンスの方はいらっしゃるのでしょうか?
マスコミくらいかも。。。。
商売は、
①世の中に必要とされるものを作る
②世の中に必要とされるサービスを提供する
③世の中に必要なものを売る
④世の中に「必要だと誤解させる」ムードを作る
そして、消費者の究極の消費行動は「必要なものを買い求める」ということでしょう。
コロナでステイホームが続いているうちにこういうことを思いだした消費者も多いことでしょう。
「コロナの感染者が減ればお客が戻って来る」というのはやはり甘いのかも。
私事で言えば、
●鮨屋に行かなくても「スーパーの持ち帰りのお鮨」で十分満足できるようになりました
●感染防止対策が甘いお店には行かなくなりました
●マナーの悪いお客さんが多いお店には行かなくなりました
●不要不急でないものは敢えて買わなくなりました
思い当たる節が多くの消費者の皆さんにはおありのはずです。
「消費はレジャー」の側面もあります。
コロナに向きあう方向性がまだまだ見極められない以上「消費はレジャー」というところまで行っていません。
今岸田首相は「新しい資本主義」を唱えていらっしゃいます。
おそらくおっしゃっている岸田首相本人もよくわからないようなものかもしれませんが、アベノミクスのような実態がよくわからない「経済政策もどき」に騙され続けていた安倍・菅の9年からの脱却という意味なのでしょう。
ご商売をなさっている皆さんに申しあげたいのは、
①基本は変わらない
②アベノミクスという経済政策はない
③世の中に必要でない商売は立ち直りが遅い
ということ。