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お試し「避難宿泊」 [どう受け止めたらいいのか]

「防災訓練」というか「災害時の避難訓練」の話がテレビで取り上げられていました。

●「予告のある訓練」でいいのか?
●「地震の時は机の下に隠れる」のが本当に正しいのか?
等々、素朴な疑問に答え、臨場感ある訓練をした方がいいのではないのか?
と言った話題でした。

「災害」と言ってもいろいろあります。
●水害
●暴風
●土砂崩れ
●火事(大火)
●地震
●雪崩
等々、特に近年はいろいろな災害に見舞われ、そして犠牲者もたくさん出ています。

東京の住宅地の多くは、「暴風」とか「水害」というのはあまりなさそうですが、「地震」「大火」と言うのは「ないことを祈る」と言った楽観的な心配事にとどまっています。


仕事をしていた頃は「職場の避難訓練」は定期的にありましたし、それなりに課題を出し合いながら「こんな感じの方がいいんじゃない」という対策を取ってきました。
しかしながら、
●「98’高知豪雨」(1998年)の時は深夜からオフィスに詰めて結局一夜を明かしました。
●「福岡県西方沖地震」(2005年)の時は、休日で自宅にいたものですから急ぎ職場までかけつけました。
●「東日本大震災」(2011年)の時は職場に泊まりました。段ボール箱を敷きコートをかけて眠りました。

たしかにテレビで報じられる「防災訓練」を見ていると
●「予告」されたもの
●お偉方の訓示あり
●災害時は使えない場所(例えば河原)などでの訓練
●車が走り回る
●臨場感のないマスコミ
等々に気づかされます。

「避難」という言葉もよく言われますが、
●予防のための避難(いつの時も逃げ遅れた人が目立ちます)
●災害が起きてからの避難(避難所での生活が長期に亘ります)
の二つに分かれるのではないかと思います。

「避難場所は〇〇」と言われていてもそういうところには行ったこともありません。

「避難訓練」「防災訓練」と言う時にいつも思うのは、
●自宅に住めなくなるくらいの大きな災害を想定する必要がある
●避難所で実際に生活してみる必要がある
のではないかということです。

例えば、定期的に「避難所」にお試し「お泊り避難」をしてみるということが必要ではないかと思う次第です。

●トイレはどうか?
●眠れるのか?
●食事はどうか?
●プライバシーは保たれるのか?
●洗濯はどうするのか?
●お金は必要か?
●留守宅のセキュリティはどうか?
●飽きてこないか?
等々を考えながら、本当に避難しなければならなくなった時の「不自由」や「隘路」を平時から潰し込んでおく必要があります。

そして、
3か月に一度くらいやったらどうか
学校なども避難を想定した「避難所仕様」に変えていく
一人暮らしの高齢者の「憩いの場」という発想も持つ
等々、「避難することが自然」という形にもっていくことも必要ではないでしょうか!

こんな風に「避難訓練」をやっていけば、「お役所の行事」のような「避難訓練」「防災訓練」のあり方も変わってくるのではないでしょうか!





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