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吉村知事と「うがい薬」 [裏づけのない経営学]

昨日の唐突な出来事には驚きました。

大阪府の吉村知事が「新型コロナにうがい薬が効果がある」的な発表をされたことです。
真偽のほどはよくわかりませんが、第一印象で言えば「畑違い」なことをして「大丈夫か?」ということ。


私のライフワークである「成功した企業トップの15か条」(成功の秘訣15か条)に照らしても立場上やるべきではなかったと思ってしまいました。
それが真理なのかどうかは別として。まして「命」に関わることにはより慎重でなければいけません。


どこがダメなのか?
と言うと、(下の箇条書きでチェックしてください)

『細かい』こと (緻密)

・なぜ知事が門外漢のことを説明されたのか?
・セカンドオピニオンのチェックはされなかったのか?
・サンプルが少ない中で断定するかのような説明が適切であったかどうか
・薬屋さんから「うがい薬が消えた」現象が起きたようです


『せっかち』であること (クイックレスポンス・素早い対応)

・素早い対応は評価されますが、それは「今日できることは明日まで延ばすな」ということであり、「おっちょこちょい」とか「拙速」ということではありません。
・専門家でもない者がなぜ唐突に発表されたのかという素朴な疑問が湧いてきます。
・つまり、クイックレスポンスでも素早い対応などと評価できるようなものでもありません。


しかも知事は「弁護士」でもあります。
「弁護士」さんというのはもう少し論理的です。

昨日の吉村知事の「うがい薬」の話は、時々企業経営者が取りつかされてしまう「ある種の宗教」に酔ったような行動に私は見えてしまいました。


このところマスコミで評価が高かった(チヤホヤされた)知事の立場を越えた言動だったような気がします。

うがい薬が新型コロナに効くので「うがい薬仕入れ資金」を融資(貸して)ください」という申し出があったら皆さんは融資をなさいますか?
それなりに「裏取り」をなさるはずです。
「命」に係わることのリスクはあまりにも大きいので銀行なら慎重のうえにも慎重というスタンスで臨みます。


もし「小池都知事」が同じ行動をとられたら、おそらくマスコミはこぞって批判していたでしょう。
今後、どういう評価が下されるのか少し楽しみです。



~「成功した企業トップの15か条」(成功の秘訣15か条)~

成功した方には必ず共通することがあります

①『情熱家』であること   (一生懸命・一所懸命)

②『こだわり』を持っていること   (目標は明確なれど方法論は柔軟)

③『せっかち』であること (クイックレスポンス・素早い対応)

④『マーケットの向こう側から見る』こと  (現場主義)

⑤『負けず嫌い』であること  (なにくそ)

⑥『教育』の大切さを知っていること (人材の育成)

⑦『自らがやる』こと  (率先垂範・まめ)

⑧『細かい』こと (緻密)

⑨『くどい』こと  (凡事徹底)

⑩『声が大きくおしゃべり』なこと (やかましい)

⑪『ケチ』であること  (数字に明るい・節約)

⑫『工夫屋』であること (創意)

⑬『貪欲』であること (根気強い・粘り強い・チャレンジ精神)

⑭『好奇心』旺盛であること (高い関心)

⑮『ストイック』であること (精進・禁欲的・自らに厳しい)


成功することはたいへんです。
成功を持続することはもっとたいへんかもしれません。
成功にはゴールはないのですから。  

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