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「夢が現実に」なった時代と「まさかが悪夢に」なる時代 [どう受け止めたらいいのか]


私の場合は「20世紀の後半から21世紀の前半」が人生の壮年期でした。

20世紀の後半というのは子供の頃の手塚治虫さんや藤子不二雄さんの漫画などを通じて夢みたことが現実になった時代でもありました。

ロケットが月に行き、ロボットも現実味を帯びてきた時代でした。
確かに「いやなこと」もたくさんありましたが、それらを凌ぐいい意味で「へー」という出来事が次から次へとやってきました


ところが21世紀になってからというもの「へー」よりも「えっ」というショッキングな出来事に驚く時代になってしまいました。

例えば、

アメリカ同時多発テロ(2001.9.11)
「うそだろ」
まさか飛行機が高層ビルに突っ込むなんて。

東日本大震災(2011.3.11)
テレビの画面を通じてみた津波が押し寄せる様には「まさか」ということしか声が出ませんでした。

コロナ禍(2020~)
「疫病」「伝染病」「パンデミック」という言葉がこんなに身近になるなんて思っても見ませんでした。
「まさか」です。

ロシアのウクライナ侵攻(2022.2.24)
クーデターでもなく民族自決でもなく、「まさか」の隣国ロシアによるウクライナ侵攻(侵略)が起きてしまいました。
しかも「核兵器の使用」が現実味を帯びてしまいました。

8月6日、8月9日、8月15日を実体験したわけではありませんが、子供の頃は夏の高校野球とともに「あれから〇年」という刷り込みを受けてきました。


21世紀の大きな事件・事故・災害はリアルタイムを映像で見てしまうという体験を伴ってしまいましたから記憶も鮮明です。


ロシアのウクライナ侵攻もテレビの映像で見るだけで私自身が「何かをした」「何かができる」ということでもありませんが「まさか」の大きさは比べるものがありません。

「核兵器の使用」「核兵器の議論」が目の前にあるなんて思っても見なかった事態です。


夢が行きついた先は「チャラい」時代でした。
「チャラいなぁ」と笑っていた先に「まさか」の時代が来てしまいました。


日常生活のリスクを今一度再点検しなければということかもしれません。

また3月11日がやってきます。




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