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「好き嫌い」で仕事をしてはいけない(新入社員に捧ぐ) [仕事についてのエトセトラ]

「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。

辞書的には、
楽しんでやることによってうまくなるものであるということ
②あることに熟達するには、それを楽しめるようになることが肝要であるということ
人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ
などと微妙に解釈に差があるようですが、一言いいたいのは、「最初から楽しい仕事はない」ということです。


仕事の多くは「しんどい」し「おもしろくない」し「退屈」だったりします。
だからこそ「工夫」や「努力」や「合理化」によってそのマイナス方向の立ち位置をプラス方向に変えてきたのです。

あなたが「おもしろくない」「しんどい」が長く続くようなら早めの転職をなさった方がよろしいようです。
少なくともその企業やご商売で働いている方がいらっしゃる限りはそれなりに「やりがい」はあるのでしょうが「あなたはそのやりがいを見つけられない」「あなたはそのやりがいがわかるまで時間がかかる」のなら仕事への見切りも必要です。


私事で言えば「銀行員は好き嫌いで仕事をしたら失格」ということ。
・特に融資部門は「好き嫌い」で判断することはあってはなりませんし「いいか悪いか」のみが判断の基準です。
・また人事評価(考課)に好き嫌いが入ってしまうとそれはそれで問題です。
平たく言えば「おもしろくない」ことをやることの方が多かったかもしれません。


そういえば「多面的評価」などと言って「部下から見た上司の評価」を取って人事評価をするようなことをやっていた企業もありました。
この評価方法の問題点は
・「好き嫌い」が前面に出てしまう傾向があること
・スタンドプレーヤーや当たり障りのない人が評価されてしまう傾向があること
・結果、YESマンが集まりやすいこと
などがあげられます。
こういう企業がどうなったかと言えば。。。。。


仕事に向き合う時、
「おもしろい仕事がしたい」
「楽しい仕事がしたい」
「好きな仕事をしたい」
「自由に仕事がしたい」
などと考えていたら、多くの人は「おもしろい」「楽しい」仕事にはありつけないでしょう。
・仕事の質
・仕事の量
・人間関係
・仕事への評価
等々「おもしろくない」「楽しくない」ことが現実にはたくさんあります


仕事に最初から「楽な仕事」も「おもしろい仕事」もありません
苦労の末「いつも間にか」楽な仕事、おもしろい仕事になっているのです。
ポイントは「どのように面白い仕事、楽しい仕事に変えていくか」ということ。


私の知る限りでは最初から「ちやほやされる」ような仕事は成功した試しがありません

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