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「お歳暮」を贈りますか? [みんなうすうす気づいている]

「お歳暮」の季節です。

と言っても、私の生活の中では「お歳暮を贈る」という歳時記はありません。
歴史的に見ても、「仲人に数回贈った」だけのような気がします。
※(頼まれ)仲人からは「贈らなくてもいい」と言われたので素直に従っています。


お世話になった人に感謝をこめて贈る
と言われても、「お世話になった都度贈っている」ので盆暮れに特別なことをすることはありません。
したがって「熨斗」も「お礼」と書くことはあっても、「中元」とか「歳暮」と書くことはまずありません。
妻の親にも「盆暮れだから贈る」ということもありません。
お菓子や季節の果物などをころ合いを見て贈ることにしていますし。。。。


貰うほうはどうなのか?
と言うと、(頼まれ)仲人をしたことはありますが、彼らには「そういうのいらないから」と先人の例に習って伝えているためもらう習慣がありません。

特に「銀行員」だったことから「倫理規定」意識が定着しており「他人様からものをもらう」ことにはとても慎重です。
お取引の関係がある方から「ものをもらおう」ものなら「倫理規定に照らして」という重たい気持ちになってしまいます
調子よく受け取っていると「内部告発」されてしまいます。

頂き物は返す
というのが徹底された職場だったこともあり、お客様からは「私がものをあげると困るのか?」と率直に聞いてこられた社長さんもいらっしゃいました。
そういう時には、倫理規定の内容を説明しはっきりと「困るんです」「もらってはいけないことになっています」と申し上げていました。
倫理規定」という言葉を使えば「そういう時代だからな」と皆さん理解していただきました。


ただ、お取引先が取り扱っていらっしゃる商品の場合はいただいていました。
こういう時は(味気ないかもしれませんが)「サンプルとしていただく」という言葉を必ず添え、「食べた感想」「使った感想」を担当者を通じて伝えるようにしておきました。

銀行の取引先の製品・商品には「梅干し」「海苔」「明太子」「お茶」「お酒」等々「お歳暮」コーナーに並んでいるものがたくさんあります。
こういうものはいただかざるを得ません。
お取引先の商品を確かめなければいけないからです。
「サンプルとしていただく」
「みんなでいただきます」
「実費をお支払いします」
「社内販売に協力します」
「記念品やゴルフ会などの賞品として買い上げます」
と「倫理規定」ぎりぎりのところで受け取っていました。


消費が振るわない」「デパートの売上が低迷している」陰には、こういう贈答習慣の縮小・変化というのもあるのではないでしょうか。


先ごろ、関西電力や福井県庁の職員の方々の原発マネー関連の贈答が話題になりました。
その受けとめ方はいかがなものだったのでしょうか?


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