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「旦那の実家にお嫁さんが近寄りたがらない」 [どう受け止めたらいいのか]

お盆の帰省シーズンが終わり伝わって来るのは、「お嫁さんがご主人の実家に近寄りたがらない」という話です。

お子さん(お孫さん)が小さなご家族では、「ジィジの家」「ばぁばの家」ということで帰省を双方が心待ちになさっていらっしゃるのではないかと思います。

ところが、キーマンであるお子さん(お孫さん)が大きくなると「お嫁さんが来なくなる」ということも珍しくないようです。


反対に「女性の実家にお婿さんが立ち寄りたがらない」という話もあるようです。
「もっとゆっくりしていけばいいんじゃない」
と言うと、「仕事がある」的な返事が返って来るそうです。


なぜそれぞれの実家に立ち寄りたがらないのかと聞くと、
「家が古い」とか「暗い」とか「虫がいる」などがどうやら常套句になっているようです。

ほんとうでしょうか・・・・・?


私が思うのは、
●やはり舅さんや姑さんに気を遣う
●歴史を刻んでこなかったために愛着がわかない
●居場所がない

というのが本音ではないのかと。
「生まれ育った」者には何でもないことでも、その場所で育ってこなかった者には、その家が持つ「歴史」「文化」「習慣」「決めごと」そして「におい」にはなかなかなじめないものです。


かつては、「家付き、カー付き、ババア抜き」と言われたものですが、老親が亡くなった後でも寄り着こうとなさらないようです。
この「歴史」を共有できない問題が色濃く影を落としているようです。


対策、対応策は何かと考えてみると、
●歴史やにおいが詰まった家を建て替えること
●設計にはお嫁さんの意見を取り入れること
ではないかと思います。


ただ、「建て替える」などと言うのはなかなか現実的ではありませんから、「リフォーム」でいいのではないかと思います。
リフォームの優先順位は

●トイレ
●お風呂
●台所

という水回りではないかと思います。

そして、
●リビング
●寝泊まりする居室

その家が持つ「におい」を変えることがお嫁さんへのプレゼントかもしれません。


これは、田舎に限らず都会でも起きていることです。
私の家のご近所でも、「息子さんは来るけどお嫁さんは来ない」「娘さんは来るけどお婿さんは来ない」というお宅はかなりあります。

ところが、お嫁さんの意見を入れてご自宅を立て直したお宅にはお嫁さんも戻ってこられました。


ある方から聞いたことがあります。
実家は地方都市の旧家だそうですが、「私だけがばぁさんの家に泊り、妻と子供はホテルに泊まる」と。

お嫁さんやお婿さんに実家に来てもらうには、
●「歴史」や「におい」をお嫁さんにも共有してもらいやすいようにすること
●お嫁さんやお婿さんが知らない文化や伝統を当たり前視しないこと
が必要なのかもしれません。


あたらずとも遠からず。。。。

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