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「新型コロナ対応」の不思議 [新型コロナ]

緊急事態宣言が発令されました。
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県が対象ですが。

昨日夕方の近所のスーパー2軒を覗いてみました。
「もの」も十分あるし、レジに並ぶお客様も混雑していません。
お米の値段で見る限りでは今までと同じ値段です。
ただ、このところ「〇ポイントデー」がなく、また「新聞のチラシ」も明らかに減りました。

東京に限って言えば「自粛」はそれなりに浸透していて、住宅地に限って言えばバタバタした感じはありません。


そんな中で、昼間のテレビ番組の象徴である「モーニングショー」や「ワイドショー」の類を見ると「テクニカルな批判のオンパレード」で番組によっては見るに堪えないものもあります。
出演者も同じような人が各番組に出演していることもあり目新しさに欠けます。

そういう中で不思議なこともたくさんあります。

例えば、

1.進行役の中には「飛沫感染」や「濃厚接触」の方がいる。

コメンテーターの座席間隔を話したところまではよかったのですが、進行役の方に力が入りすぎて「飛沫」飛びまくりの常態です。
こういう番組は、結局、何が言いたいのかよくわからないかき混ぜ番組になりがちです。


2.マスコミ はなぜ啓もう・啓発活動をしないのだろう?

結局、煽りと批判だけに終始、混乱を拡散しているだけ。
何様なのかと思ってしまいます。
「人命」ありきで、「不要不急の外出抑制」がすべてのはず。
昼間の番組を見る人と言うのは、私のような暇人か、ビジネスの現場にいないニュースソースはテレビだけという人たちです。
もう少し「建設的な」番組にしていただきたいものです。


3.なぜマスコミは小池都知事 の取り組みや言葉尻を批判・非難するのか?

とにかく小池知事批判が多いのが昼間の番組です。
私の感じでは「小池都知事はよくやっている」し、「メッセージもわかりやすい」というのが本音です。
ところがテレビ番組では、言葉の使い方が悪いとか、意味が伝わらないとか、先走っているとか散々です。
この伝え方は本当に不思議です。
まるで安倍内閣の対応のまずさを小池都知事の話題にすり替えているような感じもします。
地方の人には「間違った情報」が伝わってしまいます。

ネットのコメントを見ると、私同様小池都知事の取り組みを評価する声の方が多いので救われます。


●政府の対応をストレートに批判したくない
●マスコミ自身が今までアバウトな話しかしてこなかった
ため、結果として小池都知事がスケープゴートになっているような感じです。


4.小池都知事 は3月の3連休前にアナウンスをしていた。

マスコミは小池都知事が3連休前に何も言わなかった的なことを指摘しますが、「花見は宴会をしないように」と明確におっしゃっていました。しかしマスコミは積極的に取り上げませんでした。

花見をしたのは昭恵さんだけではありません。
写真は3月22日の代々木公園です。
明らかに若い人が多い印象がありました。

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小池都知事が「言葉を選びながら」アナウンスしたのが届かなかったようです。


5.「東日本大震災」の時はACジャパンの広告が流れていた。

なぜ新型コロナではそういう広告を流さないのだろう?と思ってしまいます。
マスコミの方から要請してもいいはずです。


6.マスコミでは志村けんさんの追悼文言でいっぱい。

彼こそ典型的な新型コロナウィルス感染の重篤患者に違いないはず。
深酒、飲食店での濃厚接触、喫煙経験、既往症 等々がなければと思わざるを得ません。
今は彼の死を美化するだけではいけないのではないかと思う。


7.もし火葬場でウィルス感染が顕在化したらどうなるのだろう?

志村けんさんの話で「そんなこともあるんだ」と思ったのは「火葬」のこと。
もし火葬場スタッフの中で新型コロナが発生したらその火葬場は閉鎖かも。
その時の遺体の処理はどうするのだろう?
他の地方公共団体で受けてもらえるのだろうか?
等々考えてしまいます。


8.大災害の時のような各地方自治体からの応援に来る公務員さんはいないのか?

今回の新型コロナウィルス対応では医療従事者の不足、保健所職員をはじめ対応窓口のオーバーワークが伝えられています。
「東日本大震災」をはじめ最近の大災害では地方自治体間の応援も一般化していたはずです。
「医師団 は?」「保健所スタッフは?」どうでしょう?
応援チームが地方から東京に来ているという話しは聞かないです。


9.緊急経済対策の財源の議論をする人は少ない。

新年度予算は新型コロナ以前の税収を前提にできているはずです。
歳入不足 がそのうち露見したらどうなるのでしょう。
税収増が即効でやってくるとは思えませんから。

「地方創生」策や「ふるさと納税」の見直しもやらないと無駄のたれ流しになってしまいます。
国政にも「選択と集中」が求められるはずです。


10.消費税を引き下げに実益なし

一時期「消費税引き下げ論」が見え隠れしましたが、今は姿を消しました。
おそらく、
●外出自粛要請の中に買い物客が増えると困る
●結果、ネットシフトが進むと配送を含めパニックが広がる
●モノ不足に拍車をかける
●日本の税体系を歪めてしまい消費税が想定している財源がなくなる。
などが原因でしょう。

「即時現金給付」「消費税引き下げ」をしたところで「外出自粛」措置が取られている中、「お店で買い物しなさい」というのも変な話です。


11.緊急経済対策 がなかなか決められない

おそらく、
●反社会的勢力のフロント企業対応
●過去の不況(円高不況、繊維不況、構造不況、バブル崩壊、リーマンショック等)との区別
●二の矢、三の矢が決まらない
●足元で困っている人が少ない
などがありそう。


12.休業は自分で決めろ

緊急事態宣言があろうがなかろうが、店や事務所を休むかどうかは「自分で考えろ!」と言いたくなってしまいます。
その程度のご商売なのですから。
まず、「外出自粛ありき」をどう受け止めるかです。


この「新型コロナ」対応が一服すると「社会システム」が大きく変わる方向に歩を進める可能性があります。

例えば、(「医療体制」とか「教育体制」を除くと)、
●ご商売は内部留保(自己資金)を厚くすること
●社会保険のない「非正規」は避ける
●マイナンバーカードの普及(マイナンバーが徹底されれば現金給付もやりやすいはず)
●「働き方改革」の見直し
●国会議員、地方議会議員の役割の見直し
●「地方の役割」(「東京一極集中」の代替)の評価と見直し
●「モノづくり」の国産化(国内回帰)と「備蓄」の見直し
等々。

「医療体制」については相当程度の見直しも必要でしょう。
今回のような時は「危険手当」などの支給も必要でしょう。


この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば
と古人は詠んでいたようです。

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