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予定しない「死」の無念~「コロナ」と「交通事故」 [新型コロナ]

新型コロナにより思いがけない「死」を迎えた方がいらっしゃいます。
志村けんさんや岡江久美子さんと言った著名人も犠牲になりました。
予定しない死」だったはずです。

NHKの調べによると「死者は、国内で感染した人が413人で、横浜のクルーズ船の乗船者13人を合わせると426人」(2020年4月28日現在)だとか。

なお、厚生労働省の人口動態統計で主な死者数を見ると次のような結果になるようです。

死因別死者数(2018).png


近年その数が大きく減ったとはいえ「交通事故」も「予定しない死」の典型の一つではないでしょうか。
いつもと同じように家を出た家族が帰らぬ人となってしまうなど誰が予想したでしょうか。。。


この写真をご覧になってください。
街中ではありがちな光景です。

IMG_3330②.jpg


たしか「横断歩道、自転車横断帯とその側端から前後に5メートル以内の部分」は「駐停車禁止の場所」(道路交通法第44条)に定めてあったはずです。

「まぁ、そんな堅苦しいことを言うなよ」
とおっしゃる方もあるかと思いますが、この横断歩道の脇に、こんな看板が立っていたらどう思われますでしょうか?

IMG_3332②.jpg


2か月ほど前になりますでしょうか(まだ花が供えてあります)。
この横断歩道を自転車で横断していたおばあちゃんが車にはねられてその場に倒れ、加害者もその場に停止し、倒れたおばあちゃんを助けるために「車を動かされた」そうです。
おそらく被害者の方が車の下に入り込んでしまわれたのでしょう。
ところがあろうことか「この加害者の車がギアを入れ間違えて前進し、倒れたおばあちゃんを轢いてしまった」という痛ましい事故です。
事故当時この横断歩道付近にはこの写真のように車が止まっていたそうです。
いわゆる「車の影から人(自転車)が出て来た」状態のようです。
(経緯は警察の人から聞きました)

散歩していた私はたまたま事故処理が終わった後にこの場所を通りかかりました。
すでに事故車両などは片付いて救急車の姿もありませんでしたが、現場検証中でした。
比較的幅広の道路は通行止めとなり、かなりの数の警察車両が止まっていました。
しかも横道にも警察官が配備されるという物々しさでしたから相応に大事故だったのでしょう。


この横断歩道の前に路面店があるわけでもありません。
駅に近いことやお子さんが通うような施設があったりすることもあり、運転手さんが乗ったままハザードランプをつけて停車している車が今でも後を絶ちません
「外出自粛」の今でもです。


先日は「高級車」が止まっていました。
最初は横断歩道の後ろに止まっていました。
私が「窓をたたいて」運転手さんに注意すると、少し車を動かして今度は横断歩道の前方に止めました。
運転手さんに再度注意すると「『ご主人からここに止まって待って置け』と言われたので」と怒り出す始末です。


200mほど先に交番があります。
この時は車両ナンバーと車種を警察に告げておきました。
おまわりさんが見回りに来た時にはすでに立ち去った後でしたが。。。


昨日も窓が開いていたので運転手さんに声をかけました。
「無言」です。

腹も立つのでまた件の交番へ。


交番に行ってびっくり。
ちょうど交代時間帯だったのか若いお巡りさんが6人はいました。
向こうも暇だったのか「なんだなんだ」といった感じで総出で私の話を聞くことに。

私はと言えば、
●おまわりさんには感謝している
●ただ、あそこの横断歩道で死亡事故が起きてからまだ2か月と経っていない
●にもかかわらず相変わらず横断歩道の前後に停車している車をよく見かける
●もし、またあそこで事故が起きたら「署長の首が飛びますよ」
●「常駐しろ」とか「つかまえなさい」とは言わないが、たまには巡回したらどうだ
●おまわりさんの制服姿は「抑止力になる」と警察学校でも習ったはずだ
と申し上げた次第です。


二人のおまわりさんが自転車で現地に赴くことになりましたが、「さすがにもういないでしょう」と付言しておきました。


さてさて、こんなおせっかいに皆さまは何とお思いでしょうか?

よーく写真を見てください。
「交通事故発生場所」と立て看板には書いてありますが、「誰に見せる」ためでしょうか?
歩行者ですか?ドライバーですか?
ドライバーだとしたら進行方向に対し裏側が向けてあります。
花が供えてある傍に止める」運転手さん向けなのでしょうか?


新型コロナで「予定しない死」に関心が集まっていますが、こういう場所での「予定しない死」もあったりするのです

そもそも「ここに横断歩道が必要なのか?」という素朴な疑問もありますが。。。。


最近は気のせいか救急車のサイレンの音が少なくなりました
「新型コロナ」蔓延の病院には行きたくないということもあるのでしょう。
しかしながら「不要不急」の救急外来にも行く必要があるかもしれません
そういう「もう一つの医療崩壊」もあるのです。


「営業自粛」「外出自粛」が叫ばれる中「営業しているパチンコ屋さんに行く人がいる」という姿とダブってしまいました。



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