SSブログ

「地方創生」の目的 ~ 地域住民の豊かな暮らし [鈍感日本人への警鐘]


「新型コロナ」でいろいろなことに思いを馳せた方が多いはず。

例えば、

●「経営」
●「所得」
●「働き方」
●「都会暮らし」「田舎暮らし」
●「家族」
●「子育て」
●「介護」
等々、生活のいろいろな切り口の中の「悲喜こもごも」は今まで以上だったのではないでしょうか?


昨夜のNHKテレビ:プロフェッショナル「革命は、地方から起こす~編集者・岩佐十良~」と言う番組をみてまた思ってしまいました。
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-06-09&ch=21&eid=21570&f=284


たしかに「がんばっている人はいる」が、「住んでいる住民の皆さんの暮らしが豊かになったという話しが伝わってこない」と。


ここ数年、日本各地を訪ねて思うのは、日本中の各所で、
●移住者
●補助金
●広報活動
●「いいね!」「いいところですね!」
●観光
●言葉の遊び
●東京
●マスコミ
が目に付きます。


しかし住民の方たちとお話しすると、
「遊びに来るにはいいところだけど、住むには大変だよ」
「子どもたちは街で暮らしている」
「年寄りばかりだよ」
という話しが返ってきます。


特に冬の厳しい日本海側の地域ではより切実な声が聞こえてきます。


そんなある地域にお住まいの方から、最近相次いで電話をいただきました。

・「移住者の集団」と「公務員」にお金を食いつぶされている
・マスコミがチヤホヤするほどうまくいっていない
・補助金は上限も補助率も明確でなく、うまくいっていない事業につぎ込み放題
・行政にも議会にも「おかしい」と言う人がいない
・選挙する住民の責任は大きい
などなど。


こういう愚痴の所在は明確です。
・暮らしが一向によくならない
・近代化した生活様式はお金がかかるが、所得は増えない
・子どもたちに「ここに居ろ」と言うのは忍びない


地方創生」のポイントは、

●地域住民の所得を増やすこと
●地域住民がたくさん「所得税」を払うこと
●人口が減ることを憂うのではなく、「豊かな暮らし」がそこにはあること
●高まる知的欲求をその地で解決できること
安定した「産業」があること

「補助金をばら撒き」、「税金を払う人が減っていく」地域は魅力が眠ってしまうばかりです。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事