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「文春砲」と「韓流時代劇」 [どう受け止めたらいいのか]

昨日はテレビ出演の多い人気タレントの「不倫」話で世の中はにぎわっていたようです。
本日(2020.06.11)発売の「週刊文春」に掲載されるということでお祭りは始まったようです。

ここでよく考えなければいけないのは、
●「不倫」は当事者間の問題であり社会的に個別の不倫話を取りざたすることはなんだか不思議。
●「不倫」には相手もあり、一人が一方的に悪いというわけでもない
●多数のテレビラジオの番組に出演中とのことであるが、(私は関心のない番組ばかりのせいか)番組制作側の問題であり、それを社会悪のように突然言い出すのも不思議
●おそらく関係者間ではわかっていた話
ということ。


私は、「韓流時代劇」のファンで原則NHKが放映するものは欠かさず見るようにしています。
(深い理由はありませんが、キリがないので)

これらの「韓流時代劇」の特徴は、
●両班(やんばん)と民衆の身分格差が明らかなことを
●両班(やんばん)であっても庶子であれば軽んじられること
●科挙に合格することが出世の条件であり不正が後を絶たないこと
●王族と言えども正統性がよくわからず、「明日は我が身」のような政争の世界である
●この王族を裏で操るものがいる
●妾、再婚は一般的であること
●そこへ「正義の味方の若い王子が王様になっていく」こと
と言ったようなことがあります。



いわゆる「文春砲」に代表される週刊誌的なものの伝え方の多くが、なんだかこういう「韓流時代劇」が伝えるような取り上げ方になっている気がします。
つまり、物事の本質を外していること。


最近の週刊誌記事の見出しを見る限りでは「学歴」とか「出自」を疑うようなものが散見されます。
これは書き手の側に「学歴コンプ」(学歴コンプレックス)への異常な執着が窺われます。
おそらく著名(だとご自身がお思い)な学歴を持っているが社会がそれほど評価してくれない方の逆恨みとでも言いたくなるような伝え方です。
私から見れば「どうでもいいじゃないか。些細なことでしょ」という風に見えてしまいます。


安倍首相になって「森友」「加計」「桜」「アベノマスク」「持続化給付金」等々首相ご自身の言動が問題を倍加させているようですが、
●そもそも日本の首相としては稚拙すぎる動き
[ぴかぴか(新しい)]とでも思えるようなこと
に大別されます。


昭和の時代なら、「森友」「加計」「桜」クラスの出来事で「内閣総辞職」が起きていたかもしれません。
ただ、残念なのは、
●「辞職」しても「あの人なら」と言う後継が思い浮かびません
「小選挙区制」である限り、選挙での復活がとても高いようです


SNSやマスコミがいろいろな局面に関心高く盛り上がっていますが、「巨悪」を追い込むには至っていません。

「法務官僚」の定年延長問題にしても都合よく「自爆」があったおかげで沙汰やみになってしまいましたが、必要なことやあるべき姿の議論は先送りされたままです。


1日は24時間と言うのは昔から変わっていませんが、「ニュース」のような課題を取り上げるテレビ番組はずいぶん増えました。

気になるのは、
●本気でやっているのか?
●ゴールはどこにあるのか?
●事態の軽重はどうか?
と言うのがさっぱり見えてきません。


こういうニュース遊びが続くと、国民生活の立ち遅れが進むだけです。
「地方」がなかなか活性化しないのも「地方」と言う言葉が免罪符になり「東京のニュース屋」が物事の本質や課題に正面から向き合わないからです。



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