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「経済政策」ではなく「産業政策」 [少し政治的な話を。。。。]


東京のクーラーのよく聞いた部屋のデスクで考えるのが経済政策です。
現場で働いている人の姿、作っている製品、売っている商品のことを考えるのが産業政策です。


どんなに「賃上げ」を求めても「儲からなければ」賃上げはできません。
もし利益水準が同じであるならば更なる「経費節減」をしなければ賃上げ原資は生まれません。

特に問題なのは「生業的」な「ご商売」や「ものづくり」をなさっている経営形態でしょう。

例えば、
●農業
●林業
●水産業
●中小企業
●飲食業
●観光業
などにその特徴が色濃く見受けられます。

大きく括れば「産業の礎」なのですが、「お得でない=安くなければ必要ない」という図式が生まれてしまうこともありがちです。


儲かればいろんな企業が参入し、また後継者も自ずと出てくるでしょう。
経済安保、食糧安保と言いながら「儲からないビジネス」「儲からない経営形態」ではうまく行かないでしょう。


「経済政策」などと言うのはネクタイをしたエコノミストの評価に任せておけばいいこと。
日本の地盤沈下が進んだのは「産業としての経営」「産業政策」をどうするのかという議論があまりにも少ない所に起因するところ大です。


・あなたのお仕事「今の日本に必要ですか?」「なかったら困りますか?」
・あなたのお仕事は「儲かっていますか?」
こういう議論なくして「賃上げが」「物価が」と叫んでみてもいい方向には向かないでしょう。


・外国製品を仕入れて低収益のまま低価格で販売する。
・インバウンドに薄利多売をする。
・こういう状況で儲けるにはどうしましょうか?
「賃上げ分の利益を出す売上」を上げるという自信があるのなら別ですが。



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