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「人望」という人事評価の基準は見直すべき [仕事についてのエトセトラ]


「あの人は人望がある」
という人物評価の基準があります。

あるテレビ番組を見ていて「やっぱり『人望』という基準は見直したほうがいい」とあらためて思ってしまいました。


大人の言葉遣いをすれば「清濁併せ呑む」ような頭領が「人望がある」ということで一目置かれるというシーンを見ていて気になりました
かねてより「人望」という極めてご都合主義的なもので人事評価が決まるようであれば企業や組織は強くならないと思っていたところですが「やっぱりな」と思ってしまいました。


・2012年~2020年という長きにわたって日本の首相であった
・自民党の最大派閥のトップ
という安倍元首相のポジションを語るなら「人望があった」そのものでしょう。

しかし、
・「モリ、カケ、サクラ」と言った胡散臭さを抱えたまま
・アベノミクスの成否もよくわからない
・功績がよくわからない
という実情に向き合うとこの人は「首相(総理大臣)」として優秀であった(日本に有益であった)と語ることが適切なのでしょうか?


参議院選挙の投票日直前に凶弾に倒れた安倍元首相はその日からマスコミによって「日本の英雄」になってしまわれました。
しかし、今、なんだか胡散臭い話が登場してきました。


彼には「人望」があったかもしれない、しかしそれでこんなに胡散臭いことが頻発するのはなぜ?
と思わざるを得ません。

企業内、地域内での人物評価も同様ではないでしょうか?
「人望」で評価していたら思わぬ沼にはまり込んでしまうようなことがあるかもしれません。

「人望がない」的な評判で優秀な(役に立つ)人材が排斥されてきたのかもしれません。


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