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「議論」していますか? [どう受け止めたらいいのか]

若いご夫婦と長話をしました。

とある地方で移住なさったご夫婦です。
「なぜそこに移住したのか?」という話は野暮なので聞かなかったのですが、移住して思うことを聞いてみました。


ご主人がおっしゃるには、

●とにかくこの地域の人は議論されない

●だから「えっ、こんなこと」がというようなことが簡単に決まって進められてしまう

マスコミによく取り上げられる移住者の人に言いたいのは「自分のカネでやれ」ということです。
※ややもすると「補助金」まみれで成功した移住者のような発言をする方がいる。

●移住仲間の中には「食べていけない」ので移って行く人も多い。

●自分たちは何とかやって行こうと思っているが、「終の棲家」とする自信はない

等々。

奥様も近所付き合いの難しさ等を話していらっしゃいました。


移住の決断をなさった方ですから、いろいろお考えになりながら暮らしていらっしゃるはずです。

特に行政ぶりのアバウトさ(たとえば、優先順位やプロセスのわからない行政執行)の違和感が身近に感じられるのが不愉快・これでいいのかと思ってしまう様子です。

私がこのブログで書き留めているようなことを裏付けるかのようなお話が目立ちました。


短い様で長い人生」です。
もっと議論して自問自答して納得したいじゃないですか。。。


外国人受け入れ法案(出入国管理法(入管法)改正案)」の国会審議を伝え聞いていてつくづく思うのは、国家の一大事であるのならもう少し身近でわかりやすい議論をしたらいかがでしょうか

マスコミも「したり顔」の取り上げ方をするのではなく、もっと国民生活への影響や効果がわかりやすくなる切り口を提言するような番組を作っていただきたいものです。


かつて「加計問題」というのがありました。
「不正」という切り口に光が当たりすぎてしまいましたが、「獣医師不足」という出発点はもう置き去りになってしまっています。

「本当に獣医師は不足していたのか?」
「もし獣医師不足なら『加計学園』を作っただけで終わりなのか?」
「なぜ『愛媛県』だったのか?」

確認・検証しなければいけないことがたくさんあるような気がします。


このご夫婦のいいのは「退路を断って移住した」わけではないようです。

「会議は踊る」などと揶揄しながら会議を嫌がる風潮もあるかもしれませんが、いい企業というのはトコトン議論して納得しながら前に進むことが多いようです。


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夜の高速のPA・SAの今・・・・何とかしないと [どう受け止めたらいいのか]


「夜の高速道路」のSAやPAがどんなことになっているのかご存じでしょうか?

むかしはどうだったのか知らないので軽々とは言えないところもありますが、今のSA、PAそしてインターの合流部には停車するトラックでいっぱいです。

景気がよくなって長距離トラックが増えた

トラック運転手の労働基準法順守が徹底され始めた

ということかもしれませんが、この違和感を語る言葉がありません。


ひょっとしたら「乗用車」や「自家用車」は夜の高速道路は走ってはいけないのではないか?
とも思ってしまいます。


このトラックの長さも相当のものです。
タイヤもたくさんついています。


「人手不足」社会、「働き方改革」社会を考えるとこのような状況には「なにか変ではないか?」

と思わざるをえません。
トラックヤドカリの長期出張あるいは短期単身赴任状態にも思えてきます。



かつても提案しましたが、

200kmくらいで運転手さんが乗り継ぐ

昼間の高速料金割引を導入する

鉄道輸送を見なおす

等々、日本人が暮らす生活基盤を丁寧に検証したうえで構造変化への対策を練って行かないととんでもないことが起きてしまいそうです。


おそらく、どこかなにかおかしいはずです。




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「排ガス」をまき散らすトラックは誰だ [どう受け止めたらいいのか]


私のそばを排ガスをまき散らすトラックが通り過ぎて行きました。
急な坂道だからなのかものすごい排気ガスです。
青い排気ガスでした。


車体に書かれたネームを見るとテレビCMでもおなじみの企業の名前です。
下請けさんかもしれませんがボディに書かれたネームはテレビCMと同じはずです。


最近では珍しいですが、「排気ガス」「騒音」「運転振り」などに課題のある有名ネームの企業もあるようです。


今一度「現場」のチェックが必要ではないでしょうか。。。。。


「人手不足時代」と呼ばれています。
現場に課題があるところから「人手は足りなくなる」のではないでしょうか!



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「派手」な経営、「地味」な経営 [仕事についてのエトセトラ]

知人が「破産」したと知らせがありました。

やはり。。。。

というのが私の率直な感想です。


その事業所を訪ねたことはありませんが、伝え聞いていた限りでは「派手」「きっと儲かっていないだろう」と感じていました。

プライベートでも「なぜそこまで派手にするの?」ということもありました。

明らかに「身の丈」を越えた感じです。

※実は、かつて彼の奥さんと話したことがありました。
「あなたはどうしてご主人のお仕事を手伝わないのですか?」と聞いたところ、「だって失敗のリスクがあり、リスク分散をしておかないといけない」と答えてくれました。
その彼女も破産を待つことなく早々と離婚していました。



この手の話は「素人にはすばらしいこと」のように映っていたはずです。
商売を大きくしている」と。
「破産」が判明してからもその意味がわかる人も少ないようです。

ある知人からは、彼から「税金を払わなければいけないので◎◎万円貸してほしい」と電話があったとのこと。
おそらく「裏金融筋」の督促に対応するもののようです。
「破産」した後まで請求が来ることは表の世界ではないはずです。


「絶対に貸してはいけない」と友人・知人に伝えておいてほしいと頼んだところ、知人から連絡がありました。

ある知人の奥さんにも念を押したら「うちのお父さんは断れないタイプ」

だと心配しているとのこと。



私のようにキツイ(厳しい)考え方のものにはそういう手の「頼みごと」電話はかかってきませんが、当時ちやほやしていた人たちの中にはスキをつかれている人もいるようです



私が師と仰いでいた経営者(故人)はいつもおっしゃっていました。

そんな晴れがましいことは

と。

彼は、一代で年商100億円の企業を作った人です。
あえて上場はせず、地味ながらも国際的にも存在感のある企業です。
周囲からは「キツイ」「厳しい」と言われた人でしたが、私にはいろいろな話をしてくださいました。
経営論、人生論、ゴルフ論等々。
後継者にも恵まれ、今でも地域を代表する超優良企業です。


日本は石油が出るわけでもなく「アラブの王様」のような生き方は無理です。
どんなにマスコミがちやほやしたとして「身の丈」にあった「経営ぶり」「経営ピッチ」が求められているはずです。


地方行政然り、学校経営然り、もちろん企業経営然り、家庭経営然りです。

「派手」にふるまうのもご自由ですが、「経営」は地味、地道こそ基本なのです。




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「美味しかった」とお礼を言っていますか? [みんなうすうす気づいている]

お世話になった先輩の「訃報」をいただきました。

この季節、「喪中」の「年賀欠礼」のお便りがよく届きます。
かつては親御さんに関わるものばかりでしたが、最近はご本人の「訃報」を奥様がご案内されるケースも出てきました。

お供えを送らなければ
とここ数日悩みました。

しかし、「送らない」ことに決めました。
なぜかというと、こういう方は必ず「返礼品」を送っていらっしゃるのが常だからです。
ご家族様を存じ上げないにもかかわらず「煩わせてしまう」ということになってしまいます。


そういえば、この季節はいただき物も多い時期です。
中には機械的に送ってこられる方も多いのでしょうが、先方は相応にお考えになったはずです。

もし「食べ物」なら「美味しかった」と完了形でお返事をなさっていますか?


私も時々値段の張らない食べ物を送ることがありますが、果たして「評価はどうだったのか?」時になることもあります。
特に「返礼」いりませんが、何かの機会に「美味しかった」「美味しくなかった」と感想を聞かせていただければ幸いです。


食べてもいないのにお礼をおっしゃる方も多いですが、その際は少しエピソードを添えたお礼もいいものです。

「この時期は楽しみにしていた」
「いつか食べたいと思っていたものだった」
「初めて食べるものなのでうれしい」
「今度の週末孫がやって来るので一緒に食べる」
等々。

まぁ、お礼を強要するのもいかがなものかと思いますが、こういうやり取りも楽しいものです。









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「島崎藤村」って知っていますか? [どう受け止めたらいいのか]


みなさんは「差別」と言うと何を思い浮かべられますか?

人種差別、民族差別、男女などの性差別等々いろいろな状況で「差別」という言葉は使われているようです。


今月(11月)はいくつかの大学の学園祭(文化祭)を訪ねてみました。
飲食ブースは別として「教室」などでの「研究発表」のようなものや「講演会」に興味があったからです。


まぁ、「堅い話」というやつですが、そういうのは本当に少なくなっています。
・・・・自分が学生の頃はどうだったのか少し忘れてしまったこともありますが、もう少し「堅い」部分が多かったような気がします。


そんな中である教室に立ち寄った時の話です。
「ゼミ」で「差別」を取り扱っているということでした。


掲示には「部落差別」というのもありました。

そばで案内してくれた学生さんたちに「島崎藤村」って読んだことがありますか?
と聞くと、なんだか空気が止まってしまいました。

じゃぁ、「橋のない川」は。。。。
同じような雰囲気です。

読んだことがないのか?質問に答えるのが嫌なのか。。。
歯ごたえがありません。


そういえば「読書週間」というのがあったような。
ネットが得意な大学生さんたちですが、アナログな話のは弱いのかもしれません。

「まぁいいか」というには少し淋しくなってしまいました。

救いはと言えば、時々ですが、「大人の人にじっくり話が聞きたい」という学生さんが何人かいたことです。





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「パワハラ」って使わないで [仕事についてのエトセトラ]

ここ10年くらいの仕事場の特徴について聞かれたらなんと答えますか?

緩い職場が増えたなぁ

というのが私の感想です。


●私の好きな言葉の一つに「質実剛健」というのがありますが少しかけ離れていきつつあるのではないか?
●「言葉の遊び」とか「見た目」が優先されているのではないか?
●たいしたことでもないのにオーバープレゼンスされているのではないか?

等々が伝わって来ることがよくあります。


先日、長距離バスの運転手さんとお話したら、

●観光客も増えそれなりに忙しい
●やはり人手不足
●若い人は長続きしない
●給料が安いし
●一日に450kmくらい走る
●社会保険はある

などとお話しされていました。

たしかに運転には気を使われるのでしょうが、キュウキュウとした職場のような感じはしません。


そういえば、
最近気になる「職場」の言葉に、

パワハラ

というのがあります。


たしかに印象でいえば深刻な問題かもしれませんが、テレビや新聞で伝わって来る限りでは、

●それは「暴行」と呼ばないのですか?
●それを「傷害」と呼ばないのですか?
●それは「名誉棄損」とか「侮蔑」ではないのですか?
●それは「行き過ぎた指導」と言わないのですか?

などと思ってしまいます。

「パワハラ」とひとくくりにしてしまうと「程度」の問題もよくわかりません。
「コミュニケーションを取らない」という職場の雰囲気が生まれてしまいそうです。

あるいは「コンプライアンス命」的な勘違い人による「後に引けない」空気感が生まれてしまいそうです。


こんな職場になってしまうと「人はおそらく育たない」あるいは「長続きしない」職場になってしまいそうです。


「パワハラ」という前に職場の現状をもう少し考えてみることも必要ではないでしょうか。。。





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潮風のいたずら [一人合点の「いい加減な話」]


最近は映画をよく見ます。
「潮風のいたずら」という映画を見ました。


劇中、じゃじゃ馬だったお嬢様の執事が
こんなことを言いました

 ・・・・・・

人間は与えられた環境に甘んじ視野を狭めがちですが
あなたは運がいい

人生を別の視点から眺める機会を得られたのです
それをどう生かすかはご自身次第ですが



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ふるさと納税:「返礼品のテレビCM」の意味は? [どう受け止めたらいいのか]


ここのところふるさと納税の「返礼品」チョイスのようなテレビCMがよく流れています。

本当に知らせなければいけないのは、

寄付を受ける「自治体」の状況

「ふるさと納税」の使い道

のはずです。


これらのCMの狙いは

「返礼品チョイス」は私どもをご利用ください

的なもののように見えてしまいます。


このCMの費用も私たちの税金が使われているはずです。
どうも本末転倒というか趣旨違いのような気がしてきます。
「ふるさと納税」のブローカーさんたちの儲け話のような気がしてきます。

ネット通販のサイトに誘導するのと同じでしょう。

「税金を集めるために税金を使って宣伝をする」ってどこかおかしいです。
「ふるさと納税」は見直しが急務です。





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作られた観光地は退屈 [旅紀行・県民性の謎]


この2か月、ずいぶん車で走りました。
5,000kmくらいになります。
日常的にはあまり車には乗りませんから、ほとんどが「旅」というやつです。


今の世の中どこに行っても「観光」づくりに懸命のようです。

ただ、私の行動で言えば、

●行政主導の「観光づくり」の場所は興奮しない
●SNSで話題のところも興味がわかない
●SNSで話題の食はまず食べない
●「お土産」も買わない

という状況です。


「何が楽しいの?」と笑われそうですが、

●歴史的、伝統的ないわば熟成された場所や食べ物は興味があります
●かつて訪ねそびれたところや学校時代の教科書に出ていたようなところをゆっくり訪ねることは興奮します
●気がつくと「国立公園」や「国定公園」や「老舗」だったりします
●何よりも自然体のその地の暮らしに根付いたものは面白いです

そんなこんなで旅程も決めずに旅するのも楽しいものです。
そして休日の混雑を避けて平日に旅するのもいいものです。

昨日は旅先の地元の人に「美味しいよ」と教えてもらった「新ソバ」を食べてきました。


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日産:ゴーン会長の逮捕と郵便局 [裏づけのない経営学]

昨日(18.11.19)は夕方になってとても大きなニュースが飛び込んできました。
日産のカルロス・ゴーン会長に逮捕状」という経済事案のニュースです。
一般消費者を騙したような詐欺事案と違いプロの組織の中で起きた事件のようです。
しかもかの有名なゴーン会長が主人公です。


ただこの事案の伝え方について少し不思議だったのは、

「金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)」でなぜ「会長」個人なのだろう?
→普通は「法人」そのもの、または「財務担当役員」が取り調べを受けるはずです。

●日産のホームページ上のニュースリリースでは、
内部調査によって判明した重大な不正行為は、明らかに両名の取締役としての善管注意義務に違反するもの」
と説明されています。
「善管注意義務違反」レベルの話で「逮捕」という疑問が湧きます。

私が思ったのは、ゴーン会長による「特別背任」とか「横領」事案の様相のようです。


私も「有価証券報告書」の作成に関係したことがありますが

●「経理」「会計」「財務」セクションが連携しながら作成していくのでこれほどまでの数字ならどこかで不自然さが発見されやすいこと
●上場企業クラスになると「経理・財務担当」役員以下チームで作業を行うので単独では不正はできないこと
●監査法人の監査もあること
●海外送金などを伴う場合は税務当局の関心事でもあり、監査法人にも相談しながら処理をするものであること
●「役員報酬」は経営管理項目としては照合しやすいこと

等々「決算書」や「有価証券報告書」の作成に関与したことのある方なら上記の話の違和感にお気づきになることと思います。

まぁ、「超」がつくほどの国際的な大企業ですから「知ったかぶり」人には想像を超えるところもあるのでしょう。


昨日は少し大きな郵便局に早朝から行きました。
午前9時過ぎですがそれなりの数のお客様です。

待っている間に気づいたことなのですが、

店内が汚い(雑然としている)
「年賀はがき」や「切手」の案内は仕方がないとしても、いろいろな「グッズ」や「物販」案内が所狭しと並んでいます。
少なくとも私が待っている間にそういうものに触れたお客様は皆無でした。

郵便窓口の担当者3人は半袖シャツ
一人の人に「半袖なのですね」と言うと「よく動きますから」と返事が返ってきました。
私が見る限りでは、「動線」が悪いような気がします。動きを遮ったり、遠くまで持って行ったりの繰り返しです。

私も金融の現場で働いていましたので、郵便局と銀行の店舗を比べてしまいます。


雑然としていて整理整頓がなされていないオフィス」は金融機関が一番嫌うことです。

モノがなくなりやすい
※お客様がお持ちになった「現金」や「通帳」や「印鑑」などが紛れ込みやすいということです。

「現金その場限り」の現場では一度にたくさんの業務を扱うのは危険
※中途半端な取り組みでは対応できません

「本業は何?」という点が曖昧になってしまいます。特に従業員に。


また「異装」も金融機関ではチェックポイントです。

なぜあんな格好なのだろうか?」と普通は考えます。
●暑いのはなぜか?
●なぜ彼らだけが?
ということから「仕事のやり方の見直し」を毎日やっています。

なにせ「お金を扱う」商売ですし、「人によって特別なことはやっていない」からです。
※私の経験では「異装」と「トラブル」は少し関連があるような気がします。


店舗の管理者ともなるとこういうことに敏感になるのが習慣になっています。



今回のゴーン会長の逮捕劇はおそらく「特別なことが企業の中で起きていた」と考えるべきです。
そういう「特別なことが起きないようにする」こともガバナンスの一つではないでしょうか。


今回の日産のニュースはとても興味深く見ました。
「経営」についての教科書の1ページになるような気がするからです。




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「外国人労働者の受入れ」と「労働力不足」と「働き方」 [みんなうすうす気づいている]


週末の家電量販店の店頭にはいつものように「携帯電話のアンケート」をする人が待っていました。
男性が二人、女性が一人のチームです。
くじ」と「アンケート」の組合せです。

私は「もの好き」なのと「ティッシュが欲しい」ので時々話を聞いてあげることにしています。
いろいろ話していると「自分はこのキャリア(電話会社)の携帯ではない」「自分でもつまらない仕事をしている」「自分は国立大学を卒業した」などと話をしてくれました。
そして「自分らは『死ぬまで働け』の時代になる」とまでやるせなさを話してくれました。

私が話している間も、その場を離れて遠くから見ている間も「私以外にくじを引く」人はいません。
そのうち女性の方が通りかかるお客さんにティッシュを渡し始めました。
どうせ渡すものですから「とりあえず渡す方が先」ということでしょう。

携帯電話の普及も一巡した感があるので、他社のお客さんを横取りすることが一番の売り上げ増なのでしょう。「他社から乗り換えると今なら機種代金は実質無料です」販売です。

大変失礼な言い方ですが「こんなお仕事が必要なの」でしょうか?
お気づきの方も多いと思いますが、街角にあった携帯電話ショップの数もずいぶん減りました

「労働力不足」と世の中では言われていますが、こういうお仕事の人たちがリバランスなさったらいわゆる「労働力不足」も理屈的にはもう少し緩和されるはずです。


ところで「人手不足」緩和のためなのか「外国人労働者」の受入れ拡大(入管法改正案)が今国会で議論されているようです。

それには「業種指定」があって、
①介護
②ビルクリーニング
③素形材産業
④産業機械製造
⑤電気・電子情報関連産業
⑥建設
⑦造船・舶用工業
⑧自動車整備
⑨航空
⑩宿泊
⑪農業
⑫漁業
⑬飲食料品製造
⑭外食
だそうです。

・ネクタイをしない(スーツを着ない)
・交代勤務がある
・事務所ではないところでのお仕事
・どちらかと言えば「力仕事」

と言った特徴が垣間見えるようです。

あんたならその仕事やりますか?」と聞かれたらどう答えましょう。
というか私ならできそうな仕事もあります。

「仕事もないのに移住」というケースも世の中にはあります。
「転職」を繰り返す方もあります。
「AI」や「ロボット」も開発されつつあります。
「女性の活用」も広がってきています。
「高齢者」と言われる「退職後」の方も増えています。

人が足りないから「外国人労働者」と言う前にもっと議論してもいいことがあるのではないでしょうか?

そういえば、携帯電話のティッシュを配っていた彼は大卒の方でした。



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「赤信号を守らないのは女性」「無灯火なのは男性」が多いのかも~感覚的街角論 [一人合点の「いい加減な話」]


東京の街中を歩き回っていますと、重箱の隅をつつくような皆さんの暮らしぶりが見えてきます。

データを取ったわけでも論理的に検証したわけでもありませんが、なんとなく感覚的に「へー」とか「傾向的にはこうかも」ということによく遭遇します。


例えば交通ルールの順守の状況についていえば、

●赤信号を守らない
●自転車で右側走行をする
というのは女性に多いような気がします。

また、
●無灯火の自転車走行
男性に多いようです。

あくまでも感覚的ですが、傾向としてそういうケースによく遭遇したということです。

歩きながら考えるに、「自動車を日常的に運転しない」人は、「赤信号無視」「自転車の右側走行」が多いのではと思ったりします。

男性の「自転車無灯火走行」は基準が明確ではないため「これぐらい」ということがあるのかもしれません。
また女性の方の多くは「電動アシスト自転車」やいわゆる「ママチャリ」に乗っていらっしゃるので「自動で前照灯がつく」ということがあるのかもしれません。


これらは「それがどうした?」「それで事故が増えたの?」「それが事故の原因になったの?」と言われそうですが、まぁ「ルールを守る」「より危険なことはやめましょう」ということなのでしょう。


ちなみに「歩きスマホ」は明らかに女性の方のほうが多いようです。
それどころか「車を運転中でも信号で止まるたびにスマホ」と言うのも女性の方が多いような気がします。


もし、世の中が「あれやめよう」「それは禁止」と言うのなら、こういうことも視野に入れた取り組みが必要ではないでしょうか?

ただ、「可罰的違法性」の程度によっては一から十まで目くじらを立てるとやはり嫌われてしまいそうですね。


そういえば、過日の台風や災害の時、「外国の人にもわかりやすい誘導や案内が必要」というような話がありましたが、「そもそも赤信号でも平気で横断する」ようなお国柄もあるようです。

先日も歩きスマホ状態で赤信号なのに車道を渡ろうとしていたのは中国語を話す若い方でした。
車にクラクションを鳴らされた彼女は慌てて引き返していましたが、「災害」の時だけではなく、日常的に「外国の方(訪日客)に日本のルールを知ってもらう工夫や努力も必要ではないでしょうか。


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NHK連続テレビ小説「まんぷく」を若い人たちにみてもらいたい [無駄の効用かやっぱり無駄か]


NHK連続テレビ小説「まんぷく」がおもしろい
「インスタントラーメン」「カップラーメン」を世に定着させた安藤百福ご夫妻をモデルにしたものだそうです。

http://www.nhk.or.jp/mampuku/about/


●恋愛のこと
●結婚するということ
●戦争に行くということ
●起業するということ
●「モノづくり」のプロセスのこと
●脇の甘い経営ぶりのこと

等々見どころ満載です。

配役もうまく演技も負担感なく見ることができます。
思わず「あんな奥さん(嫁さん)がいい」と思ってしまいます。
そして、ストーリーの展開がとても早く「イライラ感がない」というのもいいですね。

若い人たちに見てもらいたい

今の日本社会の構造的な問題の答えを垣間見るようなドラマです。


放映時間的にもずいぶん見安くました。
今日は土曜日、一週間分の一挙放映もあります。


放送時間

<NHK総合>
月~土:午前8時~8時15分/午後0時45分~1時(再)

<NHKBSプレミアム>
月~土:午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分(再)
土:午前9時30分~11時[1週間分]


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老舗企業の「ぼんぼん経営」と「原巨人」~巨人が弱くなっていく [裏づけのない経営学]

「老舗企業」とか「ぼんぼん経営」と言うと何を思い浮かべますか?

老舗企業」と言うと、
たとえば、

●伝統的な企業
●ブランド力あるいは知名度は抜群であり少々のことでは業績は落ちない
●しかしながら「勢い」は徐々に落ちて行っている
●何か改善とか改革をしなければいけないけど「大旦那」様の顔も立てなければいけないし、結局身贔屓な対応しかできない
●「これはたいへん」と「外の血」を入れようとするが、期待された「外の血」も歴史伝統的な経営ぶりになじめず実力が思うように発揮できない

などと私は思い浮かべてしまいました。


では「若旦那(ぼんぼん)」経営と聞けばどんなことを思い浮かべますか?

たとえば、
●伝統に頼ったおぼっちゃま経営
●周りを支えるのはYESマンばかり
●取り巻きの「おだて」に乗りやすい
●新しいことをしなければという思いもあるが「言葉の遊び」「新しい血を入れる気持ち」が先行しがちで、「力のある部下」などのやる気を奪ってしまう
●「場当たり的」で「欲しがり屋」
●姿を見せなくなった「大旦那」の威光のだより

等々と私は思い浮かべてしまってしまいました。


かつてどこかで見た企業経営の風景です。

意外とありがちではないでしょうか。。。。


監督が変わった巨人。
これから地道に戦力を鍛え上げようとしていた矢先、若旦那が帰ってきました
ただし、むかしのように「若い」という年齢でもないようです。


「勝てばいいんだ」という応援者も多いかもしれませんが、今までの彼のやり方は「強さが持続しない」ものが多いようです。
言葉の遊び」の呪術に掛かった若者も日の目を見ないままです。
今年もまた「新しい芽が摘まれ」「若手のやる気がそがれ」ていくのかもしれません。


それでもファンをやめることができないのが「巨人ファン」の所以です。
他チームが「企業力」を着実に蓄えていく中、また新しい一年が始まって行くのです。



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「大臣の資質」の問題ではなく「議員の資質」の問題~あなたはなぜ立候補なさらないのですか? [どう受け止めたらいいのか]

ここのところ安倍内閣の二人の「大臣」について「大臣の資質」という言葉が話題になりました。
一人は「言い間違い」一人は「政治資金」。。。

ニュースを見る限り「大臣だから。。。。」という話でもなさそうです。
「こういう人が」「この程度の人が」という気もします。


多くの「〇〇議員」様というのは、選挙の時は「戦う」「勝つ」「お願いします」などと「果敢」「勇ましい」あるいは「しおらしい」話題が伝わってきますが、実際に議員様になられるとどうなのでしょう?


地方議会議員選挙では「立候補者がいない」「成り手がいない」という話題も多いようで、対策として「報酬増」的な話も出ているようです。


しかししかしよく考えてみましょう。
「報酬が高い」と言うだけで「あなたなら立候補なさいますか?

●ポスターを作り
●政策を語り
●ウグイス嬢を雇い
●選挙カーを用意し
●選挙区中を駆け巡り頭を下げる

等々をしなければいけないのです。

期日前投票の高まりから選挙運動をしてもすでに投票している人が増えている
「政策」ではなく「人柄」や「行事等への顔見世」が投票の要因になってしまう

こういう選挙制度の中で「当選」すればそれなりに見返りもあるのかもしれませんが、「落選」すれば。。。。と考えたら「立候補」の魅力も失せてしまいます


今回「大臣の資質」ということがクローズアップされましたが、そもそもは「議員の資質」の問題でもあり、さらには「選挙に立候補することのハードルの高さ」の問題に他ならないのです。

だから「資質」に課題のある人が議員様になってしまうのです。



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「企業主導型保育所」って?~こういう報じ方でよいのか? [どう受け止めたらいいのか]

最近のニュースの中に、「保育士が一斉退職」と言った見出しのものがありました。

例えば、
企業型保育所×助成支給遅れ 保育士一斉退職 給料に不安?直後休園
(東京新聞 2018年11月7日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110702000159.html

と言った見出しの記事です。
テレビで映像を見たら「記憶」にある場所でした。

ウォーキングの途中で見かけたところだったからです。
なぜ記憶にあるかと言えば、
①かつてはパチンコ屋だった
②「イギリス人スタッフによる英語遊び」なるポスターが貼ってあった
ことから写真まで取っていたからです。
IMG_3722.JPG

写真は今年の5月26日に撮影したものです。
時代の特徴を映しながら社会構造の変化を教えてくれるような気がしたものですから、
●この保育料は高いのか安いのか?
●この保育時間はニーズに合っているのか?
●園児の集まり具合はどうなのか?
などと思いながら撮影したものでした。

テレビのニュース報道を見てからまた訪ねてみました。
あの「イギリス人スタッフ」というポスターはありませんでした。
あれから半年も経っていないのに様子が変わっているのです。

ネットなどの見出しだけを見れば「企業主導型保育所」だから悪いようなニュアンスが伝わるような書きっぷりです。
私が見る限りでは「企業としての経営ぶりに違和感がある」と言うのが実情ではないかと思います。
「まさか、ひょっとしたら、この写真を撮影した日以降に経営母体が変わった」ということはないでしょうか?
あまりの変わりように驚きです。

こういう報道がミスリードを引き起こさないよう祈念するばかりです。



なお、東京新聞によれば、

<企業主導型保育所>
・企業が従業員向けに設けた保育所や、保育事業者が設立して複数の企業が共同利用する保育所などを指す。
・幅広い企業が負担する「事業主拠出金」が財源。
・基準を満たせば開設費用の4分の3相当の助成金があり、運営でも認可保育所並みの助成金を受け取れる。
・都市部で定員20人のモデル例では、助成金額は開設工事だけで1億円強になる。
・3月現在で全国に2597カ所あり、定員は計約6万人。
と。



「企業」云々というのなら運営主体の法人格はどうであったのか?というような議論はあまりされていないような気がします。
いい機会なので「株式会社」化を図り、貸借対照表や損益計算書で財務内容の明示することやコンプライアンス態勢なども明らかにし経営実態を公開することが必要だと思います。

大相撲を巡る諸問題も「〇〇法人」というわかりにくい組織のことも課題とされたはずです。
「地方創生」などの運営主体にも「◇◇法人」などと言う経営実態のよくわからないものがあるようです。



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私の「お気軽ダイエット」 [一人合点の「いい加減な話」]


「ダイエット」を意識なさっていらっしゃる方は多いのではないかと思います。

私の場合は、今までは「あるがまま」「なすがまま」の自然体でいましたが、さすがに、
●健康診断で体脂肪が多いと指摘された
運動不足気味である
●ふくらはぎに「静脈瘤」が出ることがある
●「認知症」や「糖尿病」あるいは「寝たきり」にはなりたくない
等々の事情で昨年の9月からダイエットを始めることにしました。

しかし、
お金は使いたくない
●「ひま」はある

ということで自分なりに選んだ方法が「ウォーキング」です。

以前にも書きましたが、その甲斐あってか、半年で5kgの体重減となりました。
そして今もその5kg減の状態を持続しています。(不思議なことにこれ以上は減りません)

(参照)
「半年で体重が5kg減った」(2018-05-18)
https://beniha.blog.so-net.ne.jp/2018-05-17

健康診断も定期的に受けていますので「病気ではない」ようです。
毎日のウォーキング目安は6,000歩/日に置いておりますが、歩き始めると意外に楽しくて、
11月 @12,762歩/日
10月  @9,504
 9月  @7,156
 8月  @6,746
 7月  @8,601
 6月  @7,762
がここ最近の月別平均一日歩数になっています。

「忙しくて」とおっしゃる方ならきっとたくさん歩いていらっしゃるはずです。
「部屋でじっとしているので」とおっしゃる方ならなおさら歩かないといけません。


続けるための方策として、
毎日の歩数を書き留めています。
●「体重」も「体脂肪」も毎日測りますが、これは記憶に留めておきます。
※記録することが多いと続きません。正確な数字は「健康診断」のデータを使うことにしています。


ダイエットの補足」としては、
歯磨きを丁寧にする(お口の中がキレイだとおやつを食べなくなります)
寝る前の食事はしない
ご飯は一膳/食に留める
ことは守っています。

ウォーキングの補足」としては、
●時間や行き先などのルールは決めない
お金は極力使わない(食べ物屋さんなど誘惑は多いです)
●傘、タオル、万歩計、携帯電話、カメラ、御朱印帳、PASMOを携行する
※スマホの万歩計は使いません。万歩計は起床とともにポケットに入れ就寝前に机の上に置きます。

ないようでそれなりにルールはありますが、それほど難しいルールではありません。
これくらいできないのならどんなダイエット策も成就しないはずでしょう。


もし「ダイエットを始めよう」とか「ダイエット策が続かない」とお思いの方がいらっしゃるのなら、「太ってしまう原因」を抜き出してみましょう。それを潰し込むのがいいと思います。

私の場合は
運動不足
大食
という原因がありました。

「ゼィゼィ」言いながらランニングをなさっている人たちとすれ違う度に「そんなに苦しまなくてもいいのに」と思ってしまいます。


※11月10日の土曜日は30,000歩以上歩きました。
ランニングしている人がマラソン大会に出るようなものです。
友人に話したら「クレージー」だと。。。

なお、私の場合は「1歩≒70cm」と仮定して、歩数×0.7mで距離を概算しています。

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「ふるさと納税」の返礼品提供企業は自立できているのか? [どう受け止めたらいいのか]

世の中に定着した感のある「ふるさと納税」。
平成28年度では、1,271万件、1,270億円に上るのだとか。
※出典:総務省「ふるさと納税ポータルサイト」
平成29年度ふるさと納税に関する現況調査について」(2017年07月04日)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/topics/20170704.html


「返礼率や返礼品の見直し」が政府より指導されているようですが、少し気になることがあったので「ふるさと納税」についてのレポートをいくつか読んでみました。
多くのレポートが「ふるさと納税」歓迎基調ながらも課題を記してあるという状況です。

少し整理しておかなければいけないのは、

1.「ふるさと納税」とは

●自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です(一定の上限はあります。)。
※出典:総務省「ふるさと納税ポータルサイト」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/about.html
http://www.soumu.go.jp/main_content/000254924.pdf
ということで、そもそも実態は「皆さんが納める税金の一部」なのです。


2.企業の収益構造は

売上ー費用(コスト)=損益

という図式になっています。

費用(コスト)の主なものは、「人件費」「原材料費」「光熱費」等があります。
もし、返礼品提供企業(事業)の売上の大半が「ふるさと納税用返礼品」の納品だとすれば、皆さんの税金がこの企業(事業)の売上の大半になっているということです。

さらには、皆さんの税金がこの企業の従業員さんの給料や社会保険料や税金にも変わっているということを意味します。
なぜなら事業の経費(コスト)は売上によって賄われているからです。

もっと言うなら、その際発生する消費税も皆さんの税金で支払われている(税金で税金を支払っている)のです。

もっともっと言うなら、窓口となっている自治体の職員さんの給料や社会保険料や退職金も皆さんが納めた税金で賄われているのです。


3.「人手不足社会」にわざわざ「税金」を施すようなことまでして「ふるさと納税返礼品」を作る必要があるのか?という素朴な疑問が湧いてきます。

「都会と地方は違う」という議論は確かにありますが、統計調査的には日本全国で人手不足が生じており、その人手不足を埋めずして「税金でビジネス(事業)を行う」必要があるのか!と考えたくもなってしまいます。



つまり、ワークシェアリング(仕事の分担・分かち合い)を考えずに光を当てるようなことばかりしていたら、そのうち行き詰ってしまわないか!ということを私は言いたいのです。

私は必ずしも「ふるさと納税」に反対するものではありませんが、

①「地方・地域の活性化」という耳にやさしい言葉を使って「税金頼りのビジネス」が水膨れになったままにしておいて、「税収が足りない」「税率を上げる」という理屈がよくわからないのです。

②「地方活性化」のための産業振興、雇用拡大のための助走期間と言うにはあまりにも迎合的すぎるのではないかと思うのです。



「ふるさと納税」制度を続けるとするのなら、
●「返礼品」を廃止する
●返礼品提供企業の連続採用を制限する
●返礼品提供企業の売上に占める返礼品売上比率の上限を設ける
等を併せて行わないと、「税金」頼りのビジネス(事業)が続くことになり、企業として自立できないままになってしまう懸念があります。





(参考)
〇「ふるさと納税による地方の事業者育成支援効果」(神戸大学保田隆明准教授)
・・・国民経済雑誌 第 216 巻 第 6 号 抜刷 平 成 29 年 12 月

● その市場規模は拡大している
●返礼品経済圏は地方経済を下支えする存在となりつつある
●地域の社会福祉活動との連携や, 産官金連携を通じた, 地域の経済力の強化につながるきっかけにもなりつつある

● 数多くある返礼品の中から 選ばれる存在となるよう企業努力をしている。 商品のラベリング, 梱包, 出荷の現場では, 地元の子育て世代の主婦が10名程度働いており, 地域での柔軟な働き方での雇用の創出につながっている

●日本全国の返礼品を提供している企業の, いわば 「ふるさと納税特需売上」 の総額となる。 その大部分は, おそらくはふるさと納税がなければ発生しなかった売上であり, 官製需要と言える
● もし返礼品経 済圏を官製需要と呼ぶならば, その結果として, 地域内にどの程度の売上や消費が発生し得たかという数値であり, もしふるさと納税の制度が終了した場合には消滅する数値とも言える

● 地域の事業者のビジネス力やスキルの向上という事業者の成長や発展がなければ, ふるさと納税は単なる税金の地域間移転によるモノの買い上げ, すなわち, 一時的なバラマキとなんら変わらない
● 今後はまさに企業努力のもと創意工夫を凝らした事業者のみが, 健全な競争のもと返礼品市場において選ばれる存在となっていく。 その流れがうまく形成されれば, ふるさと納税は各地域の事業者の育成道場の役割を果たしうる

● 宣伝広告や顧客からの注文受付業務は自治体が行ってくれるため, 通常の通販に比べると事業者側の負担は少ない。 中には, 商品の梱包, 発送業務も自治体が担ってくれるところもある


〇「産業振興策として捉えるふるさと納税」(大和総研 金融調査部 鈴木文彦主任研究員) 
・・・日経グローカル No.329 2017. 12.4
https://www.dir.co.jp/publicity/magazine/gdp1m8000003l0op-att/17121802.pdf

●キャッシュの流れに着目すると、ふるさと納税は、ふるさと納税と称する寄付金を財源に、自治体が地元企業に返礼品を発注するシステムだ。形を変えた公共事業、補助金とも言え る。


〇本当に「ふるさと納税」は地域のためになっている?【さとふる社調査】(2018/02/16 ECのミカタ編集部 )
・・・ECのみかた
https://ecnomikata.com/ecnews/17912/

●多くの寄付者が「ふるさと納税は地域のためになっている」と考えているのとは裏腹に、ふるさと納税制度に対する制度そのものへの批判や疑義を含む議論が活発化している
●公金たる寄付金を地方の産品を提供する事業体に送り込む形になり、事業者が寄付金だよりになって、補助金に頼り農業が国際競争力を失ったように、かえって地方の力を衰えさせているとの指摘もある
●各自治体が返礼品競争に追い立てられる中で、返礼品に関する事務など事務経費がかさみ、結局、各自治体の手元に残り、有効に使える寄付金はごくわずかだという点を問題視する議論も多い



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好天に誘われて30,000歩 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

みなさんは毎日どのくらい歩いていらっしゃいますか?
私は、「きっと健康にいいはずだ」の信念の下、暇を見つけては歩くことにしています。
しかも毎日の目標は6,000歩
朝起きたら即、ポケットに「万歩計」を入れることにしています。

昨日(18.11.10)は暖かな秋の日でした。
好天に誘われたこともあり「明治神宮」に歩いて行こうかと家を出ました。
IMG_5285-01.JPG
「代々木公園」「明治神宮」「原宿」をぶらぶらふらふらと。。。。

今までなら「車で」「電車で」、最近は「自転車で」行っていたコースですが、今回は「徒歩」で。


歩いているといろいろな発見があったり、いろいろなことが走馬灯のように浮かんでくるものです。
例えば、
「代々木」と言う木があったんだ。。。。
IMG_5280-01.JPGIMG_5287-01.JPG
「七五三」と「結婚式」は外国人観光客の方にも人気のようです。

IMG_5274-01.JPG
「五輪橋」(ごりんばし)という橋は初めて気づきました。
代々木公園と原宿を結ぶ橋です。

原宿に足を踏み込むとたくさんの人出です。
IMG_5298-01.JPG
漫才のネタのように「今日はお祭りですか?」とでも言ってみたくなるような様子です。

「表参道」では、
IMG_5306-01.JPG

 IMG_5307-01.JPG

外国人観光客には相変わらず人気のようです。
IMG_5305-01.JPG
カメラを向けるとVサインも。。。。

そして、さすが原宿、
IMG_5312②.jpg
こんな車がさりげなく停車しています。


そんなこんなで「30,863歩」。
毎日の歩数を書き留めるようになって(昨年の9月)以来初めての大記録です。

IMG_5314-01.JPG


昔々大昔、「彼女とデート」という言葉が辞書にあった時代のことですが、あの頃は「いったいどのくらい歩いていたんだろう?」と笑ってしまいました。


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本当に「人手不足」なのだろうか?~「外国人労働者」問題を考える前に。。。 [どう受け止めたらいいのか]

おそらく世の中は「人手不足」なのだと思いますが、少し不思議な気もします。

たしかに、
●高齢者人口の高止まりを伴う少子高齢化
●進学率の高まり
●休日が増えた
●労働基準法の順守に伴う総労働時間の減少
●キツイ、キタナイ、キケンと言われる3K職場の忌避
による現場労働者の不足というのはありそうです。


しかしながら、
●大企業の工場を中心に海外移転が進んだ
●大企業の工場を中心に省力化(省人化)が進んだ
●女性の社会進出が進んだ
等々の労働環境を伴う社会構造の変化は大きいはずです。


こういう話を丁寧に分析しておかないと、「人が足りないから外国人労働者」というのではどうも不思議な気がします。


日本の産業社会が得意とする
●工夫
●機械化
等では対応できないほどの社会現象が起きているのでしょうか?


あるいは「公務員」の数はどうなのでしょう?
もう少し「自治体の合併」や「行政の共同化」を進めることで人材を生み出すことはできないものでしょうか?


たしかにどこかの労働市場では労働力は足りないのではないかと思います。
例えば、介護、ドライバー、保育、土木工事等々。
「働き方改革」が叫ばれる昨今、業種ごとの働き方の改革は進んでいるのでしょうか?

あるいは「この現場にこんなに人がいるのだろうか?」という作業現場もあるのかもしれません。

そこら当たりの状況がどうもよくわかりません。


もう少しすると「後継者のいない企業」「儲からない生業的な労働現場」の廃業も進むのではないかと思います。
こういうことも想定しながら労働人材の投入を考えていかなければいけないのではないでしょうか!



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その商店街は必要ですか? [どう受け止めたらいいのか]


各地の商店街が「シャッター通り」などと呼ばれ始めてからずいぶん経ちました。


ある街で
「シャッター通り」となった商店街を何とかしなければ。。。
という議論が起きそうになった時、議論しようとしたメンバーは誰もその商店街を利用しない人たちばかりだった。
ということもありました。

「心配しているあなたこそ利用したらいかがですか?」
と言ってあげたくなるような話ばかりでした。


先日、都内のある駅に続く商店街の会長さんとお話ししました。
やはり会長さんのお店も毎月赤字が続いているようです。

住宅街を控え女子高に続く通りにある店の前はそれなりに人通りはあります。
しかしながら私がいた間に立ち寄ったお客様はゼロでした。


会長曰く、
●大手のショッピングセンターやスーパーに客を取られている
●めぼしい後継者もいない
※中には就職した子どもさんが帰ってきていらっしゃるお宅もあるようですがどこもパッとしないようです。
●かなりのお店がマンション(その多くはワンルーム)に変わっている
と。。。。

古い在来型の店構えのお店が多く、おそらく「多くの借金もない」と思います。
かつて儲けた資金的な余裕や不動産賃貸などの副収入あるいは年金などで経済的に困窮されていらっしゃる様子は窺えません。


話していて私が思ったのは、

こういう商店街を活性化する必要があるのだろうか?
・商店街の中にはコンビニもありますのでそれなりに通り行く皆さんのニーズには答えてくれます。
・かつての「生業」的なお店の多くは「ここで買わなくても」「なくても誰も困らない」状態に見えてしまいます。
・女子高生などは見向きもしないようなお店ばかりのようです。

人生の晩年を迎えてしまった経営者の皆さんに多くを期待するのは難しく見えてきます。
・「どういうお店にしたいのか?」「消費者のニーズはどこにあるのか?」というお考えを口になさることもありません。
・挑戦なさるには高齢すぎて、無駄を作ってしまいそうです。

「補助金」などを使って再生するにしてもこの営みでは延命の時間が伸びるだけのようです。


もし、「再生」とか「活性化」するのだとしたら、

経営(運営)と資本を別にすること
・・・つまり意欲的な人たちに「店を貸す」ことが大前提です。

日常生活の買い回り品を売るお店である必要はない
・・・近くには、駅ビルや生鮮・生活品中心のスーパーや100円ショップやホームセンターも飲食店も揃っています。

「駅への近さ」という利便と「人通り」は活かす
・・「生鮮・生活品中心のスーパー」にはないお店群にすることが求められます。
例えば、「麺屋通り」「パン屋通り」「ソフトクリーム屋通り」等々。
ただし、ソフトクリームなら100円くらいの単価で出せることが必要です。

※「深大寺参道のそば屋街」「喜多方のラーメン屋街」等々のように集積メリットを狙う作戦です。

特に、都会の商店街は「いろいろな種類の店が集まる」「社会の教科書に出てくる」ような必要はないでしょう。
欲しいのは「特徴」です。


長寿者多数社会」「労働力不足社会」ということを考えれば、大きな店で売上を増やすのではなく、「小さな店で儲ける」ということが必要ではないでしょうか。



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「歯みがき」なのか?「歯ぐきみがき」なのか? [無駄の効用かやっぱり無駄か]


最近は時間に余裕があるので歯医者に行く頻度が増えました。

「歯ぐき」の点検です。
「歯周病」チェックです。


そのため「歯科医」の先生よりも「歯科衛生士」の方と会話する時間も増えました。

先日は例により「歯ブラシと歯間ブラシを持ってきてください」と。
歯みがきは丁寧にやっているつもりなのですが、「歯ブラシ」と「歯間ブラシ」を変えてからなのか、最近は「歯ぐき」が弱っているようです。


歯科衛生士さん曰く、

歯がある限り「虫歯」は治せますが、「歯周病」はそういうわけにはいきません。

「歯周病」は糖尿病、認知症、心臓系の病気などの原因にもなると言われています。

と。。。。


今回遅まきながらわかったことは、

●歯を磨くのではなく歯ぐきを磨くこと
●歯ぐきみがきは「歯ブラシを歯に垂直に当てる」のではなく「歯に水平に当てる」ことのようです
●特に、歯と歯ぐきの境目あたりの歯垢を落とすこと
●そのために「歯間ブラシ」で歯と歯ぐきの間を20回はこすること

と。

私が理解していなかったのは、「歯間ブラシ」の使い方です。
「歯と歯の間につまった汚れを取る」ものと思っていました。
そうではなく「歯の付け根の歯ぐきの部分の汚れをかき出す」ということだったのです。

例の「歯と歯ぐきがピンク色に染まる」薬を塗りつけて解説してもらいました。

2週間後に「再点検」です。


なお、
●歯ブラシは歯医者さんの受付にあるものに取り替えました
●歯医者さんの受付にあるものは「歯科用」で高額です。同じメーカーのものがドラッグストアに売ってありましたので、それも買い込んでおきました

みなさんはいかがでしょうか?
歳をとると今までやっていなかったこともやるようになります。



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「マジメ」な人には見えないこともある [どう受け止めたらいいのか]

ここ最近は企業不祥事・企業不正のニュースがとても多いようです。
「ニュースになることが多い」ということかもしれませんが。。。。


こういう企業の経営陣からは「まさか」という声が聞こえてきそうです。
「経営トップ」自らが「不正」を指示したとは思えません。
「経営トップ」になるくらいの人はおそらく「マジメ」な方が多いのではないでしょうか?



最近の私と言えば、「ひま」で、「健康」のために運動が必要で、「お金」は使いたくなくて、そして「横着」を解消したくて、時間があれば「街を歩く」ことにしています。
「車」や「電車」の車窓からしか見えなかった景色のそばまで行って楽しんでいます。


そういう中で目にしたこういう光景もあります。

IMG_5262②.jpg

お店の人に聞いたら「今は経営者が変わっていますので」と自分たちは関係ないんだと。。。
「韓国では家庭料理はどこのお肉を使っているのだろう?」と思ってしまいました。


IMG_5265②.jpg

IMG_5264②.jpg

豊かな時代」になったものだと。
各地で「健康診断の受診率を上げよう」と工夫なさっている皆さんに教えてあげたくなりました。
まさか「自分の健康診断に行かない」人が「ペットの健康診断」を優先なさるとは思えません


IMG_5261②.jpg

この企業は本当にマジメな社風なのだと思います。
社内向けなら「だれが責任者なのか?」ということもあるのかもしれませんが、広く一般向けのご案内にここまで詳しい表示が必要なのかどうか。。。

「あたり前」と思っていることでも「受け止め方」にはいろいろあるだろうと思います。
「経営トップ」「経営責任者」になれば「まさか」「そこまで私が考えることなのか?」「それくらい」と思ってしまうようなことが実は「命取り」になっているという現実があるのかもしれません。

たしかに「トップ」や「責任者」がすべてをカバーするわけにはいきません。
ピラミッドの頂点を支える柱や礎の役目を果たす人たちが「あたり前」「まさか」「そこまでするのか」になってしまうと「思いもよらない」「なんで?」が起きてしまうのかもしれません。


こんなことを思い浮かべながら歩くのも楽しいものです。




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安田さんの「本」を読みたいですか? [どう受け止めたらいいのか]


昨日(18.11.5)のお昼のテレビ番組では「シリアで人質になっていた安田純平さん」の話題を取り上げていました。

私自身は彼の記者会見も見ていないし、テレビ・ラジオ・新聞などの報道ぶりもほとんど確認していないので軽々とコメントできる立場にはないのですが、

①この「安田さんをジャーナリストと呼ぶのだろうか?

②そもそも「ジャーナリストってどんな人のことだろうか?

③安田さんは3年4か月という長期の監禁(拘束)生活の直後だけに解放されたという高揚感が強すぎる記者会見・インタビューになってしまっている

④テレビ・ラジオ局は「自局に出演してもらわないといけない」し、出版社は「出版物を担当したい」という思惑があるのでしょうから、取り上げぶりにバイアスがかかっているようにも見えてしまう

⑤会見・インタビューでの安田さんのお話を聞くにつけては「そういえばこの人は何をしにシリアに行ったのだろうか?

⑥私は赤信号で停止中に後ろから来た猛スピードの車に追突をされ、「車は全損」「私自身はよく死ななかったですね」とディーラーの担当者や医者の友人からも言われるような危険な目に遭いましたが、シリアで拘束された人の命の重さと、突然交通事故に巻き込まれてしまった私のようなものの命の重さと何が違うのだろう?

などと思いながら昨日のテレビ番組を垣間見てしまいました。(丁寧に見ませんでした)


「自己責任論」という話があったり「英雄のような」話があったりする中で、

●メジャーリーガーのダルビッシュ選手は、

「誰かがいかないと内情がわからないわけじゃないですか。そういう人たちがいるから無関係な市民が殺されるのを大分防いでいると思います」

「日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう? 」

などとツィートされているようです。


●ビートたけしさんは、テレビ番組の中で、

「登山家や冒険家は成功すれば富と名声が得られて、失敗して救助要請等したらその費用は全額自己負担。結局この人って失敗したんでしょ?フリージャーナリストだけ政府の責任っておかしくない?」

「仕事の為に危険を冒して行くのはリスク。冒険家が山に登って遭難してヘリを呼んで救助隊に助けてもらった時に、成功してればいい写真と名誉とかあるけど失敗した場合に救助隊にお金を払うでしょ。この人は失敗したんじゃないの?単独だと無理があると思う」

などとおっしゃっていたようです。


●エジプト人のコメンテーターのフィフィさんは、安田さんの

「機材も全部奪われたんですね。機材があれば自らまた入り直してでも、彼らの正体を暴くか、もしくは、つながるものを見つけて帰りたいと思っていたので、それができない形での解放だった」

という発言にも憤っていらっしゃったようです。



彼の言動や体験に対する評価については私もよくわかりませんが、「命あっての物種」という言葉がふと浮かんでしまいました。


日時が経って落ちついてこられたら、ジャーナリストだという安田さんは「本」を世に出されるのでしょうが、記者会見などの話を聞く限りでは「私は読まない」だろうなと思ってしまいました。

素晴らしい「映画の脚本」のような「本」になるのではないでしょうか。。。。

ただ、「シリアでは結局何が起きているのかよくわからない

彼が伝えたかった話も「安田さんが主役の話」に変わってしまったようです。


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イノベーション(技術革新)の感動を知っていますか?(大学の学園祭で感じたこと) [どう受け止めたらいいのか]


この週末は二つの大学の学園祭に行ってきました。
いわゆる「模擬店」にはほとんど興味もなく、入ったことのない校舎を覗いてみました。

中には「ゼミ」のことを紹介する部屋もありました。
私が訪ねた部屋には3年生を中心とした学生さんばかり。
彼らの話題というか関心事はどうやら来年の「就活」のことのようでした。

「部屋」の展示とか掲示物を見ると、良く言えば「淡白」キツク言えば「単調」あるいは「稚拙」という印象でした。
だらだらした文章が多く「今どき」という言葉が似あいません。
ネットがここまで発達したというのに、ビジュアルも見劣りします。

掲示物には「個性的」なものあるいは「深堀した」ものは見当たらず、中には2年前に先輩が作ったものをそのまま使っているというような話もありました。

ゼミ担当の先生のお名前も登場していましたが、とても「手が入っている」とは言えないような代物ばかりです。


ふと思ってしまいました。
私のように「昭和の時代」から「イノベーション」(技術革新)に感動を覚えて育ってきた世代とは明らかに違うんだろうな。。。。
と。


彼らには生まれた時から「カラー写真」「カラービデオ」「ハンディカメラ」「携帯電話」があったのですから。

「一つ一つの事象の成り立ちを確認しながら説明しなさい」とは言いませんが、今の「科学技術」や「社会構造」が「所与のもの」つまり「あたり前」として育ち、今を生きているのですからそれは仕方がないことと思うしかありません。



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お二人は「腕組み」派ですか?「手つなぎ」派ですか?それとも「手放し」派 [一人合点の「いい加減な話」]


子どもの頃(思春期の頃)、私には「大人」への憧憬のようなものがありました。

大人になったら彼女と腕を組んで歩きたい!

と。


今、街を行くカップルの多くは「手つなぎ」派またはそれなり組が多いような気がします。


私が憧れた「腕組み」派には「距離の近さ」というか「関係の深さ」を語るような「大人感」が伝わってくるものです。


最近は腕を組んで歩くカップルがずいぶん減ったなぁ!と思いながら歩いていると、大人の雰囲気が伝わるカップルとすれ違いました。

「いるじゃん」

です。


なぜ私が「手つなぎ」派が嫌いかと言うと、
●私が子どもの頃には「手をつなぐ」カップルはいなかった
●「手つなぎ」シルバーの洗剤のCMを思い出してしまう

そんなことでしょうか。。。。
よく考えるとそれほど深い意味はありません。

ただ、寡黙な男の腕に寄り添うように女性が腕を入れる光景は大好きです。
これから寒くなります。
女性がさりげなく腕に手を通すのを男は待っているのですよ。。。。
男の方からおねだりするのは主義じゃないというのが男の本音なのです。


仲のよさそうなカップルを見かけるとうらやましくなってしまいます。
うちはずいぶん前から「手放し」派でした。




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「学園祭」に行く~「大学は意外と『横社会』」かも [一人合点の「いい加減な話」]

気がつけば「学園祭」の季節になっていました。
昨日は、たまたまある大学の近くまで行ったら「大学祭」の案内があったので立ち寄ってみることに。
セキュリティチェックなく校舎内に立ち入ることができるいい機会かもしれません。
母校でもないので初めて入るキャンパスです。


どこの学園祭にもあるような「模擬店」の光景が受付から続きます。
特に買い求めるようなものもありません。
学内にあったコンビニの看板に思わず誘われてしまいそうになりました。

モノ売りの店員さんと少しやり取りをするとあまりにも商品知識がありません。
「買ってください」的な声が聞こえてきます。
店員の学生さんに学年を聞くと3年生が多いようでした。


ネット全盛で情報も溢れているご時世ですから、もう少しビジュアルとか映像があってもいいような気がします。
今の若者は「スマホで自分が見る」ことが多くて「人に見せる」という習慣がないのかもしれません。


校舎の中では、意外にも「〇〇研究室」という展示室もありました。
私自身が関心の高いことの研究室だったので楽しみにして入ってみました。
どうやらスタンプラリーのようなことをやっているようで「受付」で案内冊子にスタンプを押してもらいました。
お母さんに連れられた坊やはずいぶんたくさんのスタンプを押してもらっていました。


展示を見ると、なんとなくレベルの低さが伝わってきます。
今はネットでも調べることができることが増えましたので、かなり高い質感が求められるはずです。

●使ってある「言葉」の定義がどうも的を得ていないというか実状に比べると座りが悪い感じがします。

●コーナーごとに担当が分かれているようでしたが「質問に答えられる」人がいません。
私だけでなく「戦中生まれ」というおじさんの質問にも誰も答えられません。

●「ところで皆さんの展示のゴールは何ですか?」と学生さんに聞いてみても「ゴールって何ですか?」と聞き返されてしまいました。
「この展示で何を言いたいのかということですよ」と聞き直すと「僕たちがやっている勉強を皆さんに見てもらうのが目的」だと。

●なんだかんだと話していると「教授」先生がやってこられて「あの言葉は国際的に使っている」と説明を受けました。
「う~ん」と言いたくなりました。
日本語の訳がどうも違うような。。。。。
現場ではそういういい方はしないはずです。

※後で調べたらその先生はそれなりの研究者の方でようでしたが、学生の展示と先生の研究の距離がどうも埋まっていないようです。


先ほどの「模擬店」といいこの「展示」といいふと思ったのは「大学は『横社会』なのではないのか?」ということです。

自由な発想で研究・議論なさるには上下関係のない仕組みがいいのでしょうが、今までの体験とか反省を織り込んだ運営とか「基本」の徹底に乏しいところがあるようです。

「理論」「理屈」も甘く「現場」「実学」との距離を感じてしまいます。


おそらく来年も新しい人材が「一から」やられるのではないでしょうか?
今の主役3年生は「就活」と「論文」でそういう余裕はないとか。

自分が学生の頃は考えてみたこともないことですが「いつか来た道」だったのかどうか。。。。

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「金持ちはわんさかいる」というフェラーリのおじさん [どう受け止めたらいいのか]


よく行くお店で見かけるフェラーリのおじさんに声をかけてみました。

「いったいこのフェラーリはいくらするのですか?」

3,400万円だよ

「今までは何に乗っていたのですか?」

この前もフェラーリで、その前がジャガーで、その前がベンツ

「高速とか走りやすいでしょう」

ベンツもいいけど、やっぱりフェラーリが一番いいね。今のはエンジンが改良されてすごくよくなった

「でもここの駐車場は出し入れが難しいから大変ですね」

そうなんだよね。特にバックが難しい。前のフェラーリはここでこすったし
※同伴なさっている奥様が手で合図しながら誘導されています。


「時計もすごいですね」
※手首にはロレックスが光っています。

600万円だよ。でも家にあるピアジェは2,000万円台だよ

「これ以上聞くと後をつけて行きそうになってしまいますよ。」

金持ちなんかわんさかいるよ


「どんなお仕事をなさっているのですか?」

ファンドと賃貸だよ

「ファンドは管理が難しいんじゃないですか?」

安全なやつに投資している


こんなやり取りでした。

私がよく行く店でご一緒になるのですから、お金持ちは普通にいらっしゃるようです。


質感の高い普段着を着こなしたご夫婦はおそらく「アラ’70」団塊世代だとは思いますが。。。。。









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「読書週間」だとか。。(なにかもの足りない) [どう受け止めたらいいのか]

10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)は「読書週間」だとか。
そして10月27日が「文字・活字文化の日」だそうな。



新聞の社説にも
「活字文化の日 良書と出会う機会を大切に」(読売新聞 2018.10.26)
「読書週間スタート 本がある豊かさ感じたい」(毎日新聞2018.10.28)
などと取り上げられています。
この時期の「定番」なのでしょう。

私は「本を読む習慣がない」ので特に関心もありませんが、毎日「新聞を読み」またそれなりに「文字や活字に接して」います。

「いかに本を読むか」ではなく「人の意見や考え方に触れ吟味する」習慣をつけることの方を優先した方がいいような気がします。
「読書」を否定するつもりはありませんが「吟味」する力を養うことも大切です。


何年か前に都会から山村に移住している若者と話しをしたことがあります。
「あなたは本を読んでいないからあなたと話しても無駄」
と言われてしまいました。

彼が読んでいたのは「その種の本」です。
ある意味「宗教」のようにも感じられてきます。
「それではうまく行かないよ」
「その本を書いた人は講演をしたりあなたのような読者を増やすことで生計を立てているのですよ」
と言ってあげたくなりました。


それから数年。
彼を知る人から話を聞きました。
「あれこれやっているようだけどどれもうまく行っていない。仕事を紹介しようとしたが断られた」と。。。。


彼の「やる気」パワーやエネルギーをもってすればちょっとしたことでうまく行くはずですが「本かぶれ」ではうまく行かないのは目に見えています。


「読書」「良書に出会う」という言葉は耳にやさしいようですが、「本を読むことが必要になる」動機づくりの方がもっと必要なような気がします。

「うまく行かない時」頼りになることの一つは「他人様の言葉」であったり「他人様の行動」だったりします
それは「活字」であったり「映像」であったり「言葉」であったり「動き方」であったりします。

そして消化不良にならないように吟味していくことも大切ということです。


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